広大生協労組機関紙『団結』No.172
10.3定期大会が成功!新たな飛躍へ新体制発足
09年度方針を確立し新三役を選出
広大生協労組は10月3日、広島大学東福利会館において09年度定期大会を開催しました。全議案を可決し、壹貫田委員長、高木副委員長、中島書記長を三役とする執行体制を新たに発足させました。また、労災根絶スト権の批准投票を行い、83%の賛成でストライキ権を確立しました。
諸悪の根源=大学民営化と闘おう
「名ばかり管理職」として長時間サービス労働を強制する一方で、パート労働者には超低賃金。労災がおきても補償も謝罪もまともにやらない。大学の民営化にともなって、大学の要請(つまりは資本の要請)に応えることが一切の基準となり、私たち生協労働者はますます低賃金・強労働に追い込まれてきました。大学が学生のための大学ではなく資本のための大学になったとき、生協労働者にも同じ民営化攻撃がかけられて来たのです。しかし、昨年来のストライキによって、労働者の団結の力でこうした現状を変えることができるという確信をつかむことができました。職場を労働者の手に取り戻そう!
今こそ闘う労働組合が歴史の前面に
昨年来組合員数が倍増し、闘う労働組合として時代の要請に応えていくときが、いよいよやってきました。8・30総選挙によって自民党支配が終わり、民主党=連合政権が登場しました。その正体は、大恐慌で危機に瀕した資本主義のもとで強行される大失業と戦争にむけた攻撃を、何一つ解決しないだけでなく、逆に一層推進する政権です。連合という労働組合が政権内部に入り、資本家といっしょになって現場労働者の反対を押さえ込もうというのです。労働者の反乱を恐れているからです。
11月労働者集会を成功させよう
国鉄分割民営化以来、民営化と労働組合破壊の嵐が吹き荒れました。しかし、国鉄1047名解雇撤回の闘いは23年たった今も続き、多くの解雇撤回を闘う労働者を勇気づけています。分割民営化に対してストライキで闘い団結を守り抜いた動労千葉が呼びかける11・1全国労働者総決起集会(東京日比谷)は、日本だけでなく世界の労働者を結集させています。資本主義のピンチは、全世界の労働者が一致団結して社会を変える絶好のチャンスです。今こそ闘う労働組合を復権させ、時代の最前線に登場する時です。自民党を倒した怒りを11月集会に結集しよう。
安全無視にはストライキで闘おう
労災根絶スト権を確立
この間の団体交渉で毎回のように労災問題をとりあげてきましたが、理事会の安全衛生軽視の姿勢は全く改善されていません。特に、木坂労災に対する謝罪については許しがたい対応を繰り返しています。理事会のこのような姿勢と対決し、重大事故の発生を許さず労働災害を根絶しよう!以下のストライキ権を83%の賛成で確立しました。実力で安全衛生を闘いとりましょう。
目的:労働災害根絶のため。
形態:労働災害が発生した場合、災害の程度に応じて無期限ストライキを含むあらゆる闘争手段を行使する。