2010/11/23

11・23広島連帯ユニオン、第23回定期大会をかちとる!

 11月23日、まさに朝鮮半島で南北の砲撃戦が開始されたその日の夕方、広島連帯ユニオンは第23回定期大会を歴史的な大会としてかちとりました。
 今回の大会は、準備から青年組合員がけん引して、執行委員会での粘り強い討論の結果、戦争と大失業の時代に、労働者に勝利の展望を指し示すユニオンに飛躍しよう、という決意で闘いとられました。
 6月13日に動労千葉の呼びかけで開始された『国鉄1047名解雇撤回!国鉄闘争の火を消すな!全国運動』を階級的労働運動-闘う労働組合を甦らせる決定的な水路とし、職場闘争と一体で広げていこう、職場・地域で動労千葉を支援する会の組織化を進めよう!という方針が提起され、討論の後に運動方針として決定されました。同時に非正規職に落し込められている青年労働者を組合に組織していくために、青年組合員の活動の場として「青年部」をつくろう!との方針も確認されました。また、単組や地域の職場からの実践的な総括が全体に提起され、活発な討論が行われました。
 大会決議として「星野文昭さんを奪還する決議」とデッチあげ弾圧と闘う「中山崇志組合員を奪還する決議」が満場一致で採択されました。
 さらに、広島でともに闘う動労西日本、高陽第一診療所労組、「8・6処分」撤回を闘う広教組組合員、不当処分撤回裁判闘争に勝利した郵政労働者などからの連帯のあいさつがあり、また関西や全国のユニオンの仲間からメッセージが寄せられました。
 労働運動は、本日(23日)の南北朝鮮の砲撃戦でついに戦時下の労働運動へと突入しました。大恐慌と戦の情勢の下で、労働運動解体の攻撃として国鉄闘争つぶしの4・9反動が資本と菅民主党政権によってかけられてきています。ユニオン草津病院支部への弾圧も「4・9弾圧」と言うべき労働組合根絶の攻撃です。広島連帯ユニオンだけの問題ではありません。広島連帯ユニオンが先頭に立ち、全国のユニオン-闘う労組の総力ではね返していこう!と確認されました。
 鈴木委員長は「最近復刻された『最前線』の70年安保沖縄闘争を闘い抜いた反戦派の青年労働者のように、青年が労働運動の担い手になるようユニオンは青年労働者の組織化を進めよう!」と閉会のあいさつを行いました。その後、全員での力強い”団結ガンバロー”を三唱して大会を終えました。

2010/11/21

11・21広機分会が定期大会を開催

 11月21日、三菱広機分会の2010年度の定期大会が、広島市の分会事務所で開催されました。
 滋賀県栗東市の三菱工機工場で働く仲間と広島で働く仲間が、労働組合に定年はない!と再雇用や出向先で、広島連帯ユニオンと共に、粘り強く闘おう!との方針をガッチリと確認しました。団結してガンバロー!

2010/11/14

11・14APEC粉砕!横浜現地闘争に参加

 11・7集会の息吹を持って、100名を超える動労千葉訪韓団が韓国・ソウル現地でG20粉砕の闘いを打ち抜きました。
 そのソウルの闘いを引き継ぎ、そして連帯して、横浜で開催されているAPECを打ち砕く集会とデモが11月14日にありました。広島連帯ユニオン・広大生協労組からも仲間が参加して、横浜の街(桜木町-関内)をデモしました。厳戒体制に対する労働者の怒り、アジア侵略のために労働者・農民を切り捨てる資本家どもへの憤りが爆発!
 集会では、広大生協労組の仲間が、オバマ政権による核実験-核開発を弾劾し、このオバマと共にアジア侵略を狙う菅民主党政権、原発輸出・核武装を目論む三菱重工をはじめとした日本の資本家どもを労働者の団結でぶっとばそう!と全国の仲間にアピールしました。
 何名もの青年労働者が警察官の列を押し分けてデモ隊と感動的な合流を果たしました。またデモ解散地のJR桜木町駅前はデモ隊と労働者民衆によって「解放区」となりました。目と鼻の先にあるAPEC会場-みなとみらい21に向けてシュプレヒコールをたたき付けました。愉快、痛快なり!

2010/11/07

11・7全国労働者総決起集会に5900人が大結集!

日、韓、米、ドイツ、ブラジル、フィリピンなど全世界の労働者との国際的団結を固める!

国鉄1047名解雇撤回!労働者派遣法-非正規職撤廃!民営化-外注化・非正規職化許すな!

 わが広島連帯ユニオンは、合同・一般労働組合全国協議会の仲間と共に集会をけん引しました。全国から国鉄(JR)、郵政、自治体、教育、医療・福祉をはじめとして多くの青年労働者が集まり、怒りのデモを東京のど真ん中で打ち抜きました。
 この中には各地でユニオンに結集して闘うたくさんの非正規職労働者がいました。その先頭に起ったのが、青年です。青年の中には怒りが渦巻いています。前日6日の国際連帯集会に参加した足で、首都圏のユニオンの仲間や学生と前日の夜まで駅頭のビラ撒きをやりましたが、その中で、翌日のこの集会に何名もの”怒れる若者”が参加しました。すごい情勢です。
 また、韓国の民主労総ソウル地域本部も、その訪日団の先頭には非正規職の労働者が立っていました。動労千葉の闘いの中に、非正規職撤廃の道がある!と言い切るその姿に、私たちも動労千葉を支援する会・広島を大きく広げて、広島の地で闘う労働組合-動労千葉労働運動を組織しよう!と決意を新たにした闘争でした。
 国鉄闘争全国運動の拡大-この道を進めば、勝てる!戦争を止められる!という思いが全体を貫く感動的な集会でした。この方針で、直ちに職場・地域で闘争にとりくもう!(TO)

※集会HPhttp://www.geocities.jp/nov_rally/

※動労千葉HPhttp://www.doro-chiba.org/

※動労千葉を支援する会HPhttp://www.geocities.jp/dorosien28/

2010/11/06

NTTの外注化・非正規職化攻撃=構造改革を粉砕しよう

昨年のNTT派遣切り解雇撤回の闘いの地平を引き継ぎ、広島労組交流センター電通部会の仲間が、NTT構造改革粉砕の闘いに立ち上がっています。10月26日発行のビラに掲載された闘争宣言を以下掲載します。

闘争宣言 〜広島第一分会・植野定雄〜

 怒りをひとつに
構造改革を打ち破ろう! 

 職場には「何のためにここまで痛めつけらるんだ、もう我慢ならん」という怒り、「本当に将来やっ て行けるんだろうか」という不安でいっぱいだ。組合員は評価制度で分断され、50才になったら賃金 25%カットが待っている。非正規の労働者は責任ある仕事をしなが超低賃金、雇用契約は三ヶ月更新、 何時までこの職場で働き続けられるのかという不安を常に強制されている。全て構造改革が作り出した ものだ。しかし構造改革は完全に破綻している。怒りをひとつにしよう! 構造改革を粉砕しよう!

 構造改革当時の社長・宮津は「同じ会社で大幅に賃金を下げると人権問題になる」とマスコミに公言 し、「自主退職」と言う「違法」な形式を取れば構造改革は可能だとNTT労組協力のもと全国で爆発 した職場の怒りを労使一体で抑え強行した。このような違法・脱法行為がなぜ今でもまかり通っている か。それはNTT労組が構造改革を容認し、先頭に立って推し進めているからに他ならない。このNT T労組に対する怒りがマグマのように職場に吹き出しはじめている。構造改革を容認し推し進めるNT T労組は完全に信頼を失ない支配は空洞化している。会社の威を借りる以外になくなったNTT労組幹 部たちは、必然的に昨年の派遣切りに手を貸したようにますます会社の言いなりになる存在に転落する 以外の道はないのだ。NTT労組の支配を打ち破るチャンスが来た。NTT労組を甦らせ労働組合を我 が手にしよう! 怒りをひとつに構造改革の「現実」を打ち破ろう! それは全く可能なのだ。

 NTTの「構造改革」は大幅賃金カットを柱とし、労働者を言うがままに扱える状態に叩き込む小泉 構造改革の柱をなす攻撃として私たちに襲いかかってきた。小泉構造改革は破綻した経済の立て直しの ために全矛盾を労働者に押しつけ資本だけが生き残れば良いという許すことの出来ない新自由主義の攻 撃だ。「競争原理」を振りかざして労働者を分断し、規制緩和で大量の非正規労働者を作り出したの だ。まさに今のNTTの現状そのものではないか。しかし世界に吹き荒れた新自由主義はリーマン・シ ョックで突き出されたように大破綻し今や大恐慌の事態に陥っている。

 一昨年起きた百年に一度と言われたリーマン・ショックは資本主義の矛盾そのものだ。リーマン・シ ョック以降、金融機関と巨大企業救済のため全世界で何百兆円という天文学的な税金がつぎこまれ、日 本では「資本の安全弁」として何十万という非正規労働者の首が切られ、「派遣切り」という言葉が生 まれた程だ。しかし問題は何ら解決せず失業者は増え続け、ギリシャに見られるように、いや日本の国 の借金はギリシャと比べ桁違いに上回っているように、国家財政の大破綻へと突き進んでいる。更に現 在進行している円高ドル安は打つ手を失なった各国が、自国通貨の切り下げで有利なろうという「通貨 戦争」といわれる事態だ。第二次世界大戦に至ったブロック化、保護主義への道を再び歩み始めている だ。もはや死にあえぐ資本主義を倒す以外の道はないのだ。

 労働者は団結すれば勝てる。労働者には社会を変える力がる。闘えば巨大な敵にも手が届く。勝利の 環は国鉄1047名解雇撤回闘争だ。労働組合を叩き潰すと強行された国鉄分割・民営化に24年間解雇撤回 を掲げ闘い続け、今年の屈辱的政治和解を拒否した闘争団の存在と闘いがある。NTT労働者がこの闘 いと結びつき、構造改革を粉砕したとき勝利を手に出来る。共に闘おう!