7月18日、「ヒロシマとフクシマにおける被曝による健康影響について」と題して大瀧慈先生(広島大学名誉教授)の講演が8・6ヒロシマ大行動実行委員会の主催で開催されました。
これまで広島原爆では、原子爆弾の核分裂による直接の放射線の影響だけが問題にされてきましたが、実際にはかなりの被害が内部被曝によるのではないかということが明らかになってきています。爆風によって粉々に吹き飛び焼かれた日本家屋の、土壁などの中に含まれるアルミニウム、マンガンなどが中性子によって放射化して、その放射性物質(粉じん)を浴び、呼吸や食べ飲みすることで、体内に取り込んだことが、その後の健康に大きく影響しているとのことです。
福島の場合は、原発内部で作られた放射性物質(ヨウ素131とセシウム134・137)が直接拡散し続け、内部被曝を生み出しています。これから福島の内部被曝にむきあう上で大変貴重な講演会でした。
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