2020/01/22

CDS株式会社は O組合員への報復解雇を撤回しろ!

CDS株式会社広島支社前で解雇撤回を求めて社前闘争!






2020年1月22日、パワハラの末に不当な解雇を強行したCDS株式会社に対する解雇撤回社前闘争・宣伝活動を行いました。オフィス街である稲荷町駅周辺を出勤する労働者に大きな注目。「頑張ってください」という声をかけてくれた方もいらっしゃいました。以下がビラの内容です。
労働者をモノのように扱い使い捨てるCDS株式会社に働くものの怒りの声を集中してください。社会的に包囲して不当な解雇を撤回させましょう!





CDS株式会社は O組合員への報復解雇を撤回しろ!
 2019年7月、CDS株式会社広島支社に14年以上働く広島連帯ユニオン組合員Oさんが不当に「懲戒解雇」されました。会社は具体的解雇理由すら示さず、会社自らのパワハラを隠蔽するためにセクハラなどをでっちあげ解雇してきました。
 さらに、このような不当な解雇にも関わらず、会社はなんと!Oさんが毎日事務所に出勤しているのに、Oさんの自宅へと通知書を郵送してきました! こうして、関係ない家族まで巻き込むという卑劣な方法で、Oさんだけではあきあたらず家族までハラスメントするという非人間的な行為にでてきました!(実際、Oさんのお母さんは、それ以降心配のあまり心労が重なり体の調子を崩し、ついには昨年10月に真実を知らないまま他界しました。Oさんのお母さんは、CDS株式会社によって殺されたと言っても過言ではありません!)

「上級社員」のためには一般社員はどうなってもいい?
それでも、組合としては紳士的に話し合いをするべく団交交渉を進めてきました。団交の中では、あきらかな法令違反や社会通念から外れたCDS株式会社の行為、主張が明らかになってきていました。こうして状況がわるくなり言い訳ができないと分かると、今度は会社は一方的に団交打ち切りを通告してきました。
 最後の団交では、次の団交について開催の約束をして日取り調整をするとしながらも、たった一枚の文書を送り付けて団交拒否を通告してくるという非常識な行為をしてきました。非常識どころか明らかなる法令違反(労働組合法第7条違反)と思われる行為です!
 組合としては「団交以外の公的な争いになると、会社側が 『セクハラの被害者』と主張する当該女性社員やパワハラ加害者など関係者がむやみに公にさらされるのを避けるため」に団交継続を会社側に訴えました。しかし会社側は「『関係者が公にされされてもかまわない』のであくまで団交拒否」という意にしかとれない回答をしてきました。自ら「上級社員」の保身のためには、一般社員はどうなっても良いという本性をついにあらわしました! 
 Oさんへの懲戒解雇の対応といい、今回の団交拒否の対応といい、文書を送り付けて後は知らないという無責任な会社の態度、相手ときちんと話す勇気がなく、上下関係で上から発信したことには下からは何も言ってこないだろうという欺瞞、下から何か言われたら「決めたこと」と恫喝し逃げ出すというCDS株式会社・広島支社の体質そのものです!

長年パワハラに悩まされていたOさんの決死の訴えを無視し隠ぺい!
Oさんは長年会社内での陰湿なパワハラに苦しめられ、精神的に限界に近い状況におかれていました。(組合にも相談があり、組合として2年以上もOさんを支えてきました)
 会社で行う「ストレスチェック」(労働安全衛生法第66条にもとづき実施)でも結果が良いわけもなく、数年にわたり「医師による面接指導」という結果をもらっていました。
 Oさんは「本当のことを言ってもどうせ会社はうやむやにするだろうし、報復として更にパワハラがひどくなる」と恐れて、面接指導もできずに耐えてきました。しかし、このままではダメだと思い、決死の覚悟で2019年1月に産業医との面接指導を受け、会社ぐるみのパワハラを訴えました。産業医も、それは酷いパワハラということで会社に伝え改善を促すことを約束してくれました。
 しかしながら1か月・2か月たっても会社からは何もなく無視、隠ぺいされてきました。あきらかなる法令違反(労働安全衛生法第66条違反)と思われる行為です!
 この間、Oさんは加害者と訴えている上司と同じ事務所内で仕事をしており、Oさんは想像を超える高ストレス状態におかれた中で仕事をしいられてきました。

Oさんの度重なる決死の訴えに対して恐れをなして、不当な解雇を強行!
ストレスチェックでの訴えが隠蔽され、更なる高ストレス下におかれたOさんは「このままでは、自身の命が危ない」と思い、2019年3月にパワハラ当事者である広島支社長がかわることを契機に、僅かな望みをかけ新広島支社長に直接訴えました。
 さすがに、会社は無視・隠蔽することはできなかったのか、3月の訴えから1か月以上も経った5月に形式的な聞き取りがあり、その後6月末にパワハラ調査の結果としてOさんのセクハラなどが発覚したとねつ造し退職強要をしてきました。そして7月頭に懲戒解雇を決定し(解雇通知はしてないにも関わらず)事務所に入れないロックアウトという暴挙にでました!
 長年パワハラに悩み、会社に相談することもできず、どうしたらよいかずっと悩んで、色々と考えた末に勇気をもって行動に出たOさんに対して、会社は「上級社員」のハラスメントを隠ぺいするために理由をねつ造してOさんを会社から追い出すという行為にでました!
 会社は、Oさんのパワハラ事案についてはOさんと加害者の両方から聞き取りを行ったのにも関わらず、Oさんへかけられたセクハラ事案などについてはOさんにはいっさいの聞き取り・弁明の機会も与えず、解雇するにあたっても具体的な事実関係の説明がありませんでした。調査・処分の平等性からも不当であり恣意的なものとしか考えられない!もとより、懲戒解雇の具体的な理由を9月に初めて出してきたことも合わせると、Oさんの懲戒理由になる事案の調査自体が本当に行われたかも疑わしい!

「上級社員」同士のなれあい
Oさんのパワハラ事案の聞き取り・結果報告の面談は、田中管理本部長と伏見監査役の2名で行われました。結果報告の面談時には、田中氏から「Oさんには何度も注意したと加害者からは聞いている」と言われた。一方、Oさんは注意された認識がないので具体的な注意内容を尋ねたが、田中氏は答えられませんでした。こんなレベルのいい加減な聞き取りしか行われてないのです!  
 旗色が悪くなったので伏見氏が、話題を変えようと「今回、Oさんが訴えた人達はみんなOさんの上司(職制)で、お世話になった人ばかりじゃないか!こんなことしてどうするつもりだ!」「どうしたらよいのか分からないでは通じないぞ!」といったような発言がありました。Oさんは、お世話になった人だからこそ、どうしようか2年以上も悩んで、それでも耐えられないから、何とか助けてくれと会社に助けを求めたのにも関わらずです!
 また、伏見氏の言うことを借りて言うならば、Oさんも14年間に渡りCDSという会社のため、パワハラ加害者の助けを人一倍やってきたのではないか!今現在、会社がシャープ携帯取説作成業務やマツダweb取説業務などを主力業務として担っているのは、少なからずもOさんの働きがあったからではないか!そのOさんに対する、これまでの会社の一連の行為・発言はどうなのかを考えてもらいたい!一般社員が「上級社員」のためにすることは当たり前で「上級社員」が一般社員にしてくれたことは恩にきせ続けるのか!

 このようにOさんは、誠実に法令等に決められた手法・手順で、勇気を振り絞って会社と闘ってるにも関わらず、会社は法令に違反し、倫理的にもおかしい方法で対応し、ついには話し合いにも拒否して逃げ出しています!CDS株式会社は、一部上場会社として恥ずかしくないのか!みなさんも、CDS株式会社に抗議の声をお願いします。

◆抗議の宛先
CDS株式会社
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目16−22
TEL 052-587-5410
FAX 0564-48-6264

広島支社 
〒732-0827 広島市南区稲荷町4番1号 広島稲荷町NKビル11階
TEL 082-568-2207 

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