2020年9月27日、東広島市に本拠を置き東広島地域にケーブルテレビ放送を提供する東広島ケーブルメディア(通称Kamonケーブル)に労働組合が結成されました。
2年前に経営改善のためとして現会長が連れてきた社長は月に150万円もの報酬を受け取っていながら、やったことは労働者どうしを縦割りに分断しこれまで協力しあっていた職場を分断。さらに現場を無視した施策を次々に強行して失敗を繰り返してきました。責任を取らない社長、それを認める経営陣に対して「このままではやっていけない!」と労働者が立ち上がりました。
今年5月、職場で経営責任の追求・経営者の退陣を求める嘆願書には職場の大半の労働者が署名。経営者に突き付けられました。しかし社長も会長も経営責任から逃亡し続けるばかり。これに対してついに労働組合を結成してまともに働ける職場にするべく立ち上がったのです。
10月28日、第1回の団体交渉が開催されました。経営側に対して①経営責任の明確化、②社長に対する年間1800万円もの報酬の根拠の明確化、③社長のパワハラに対する会社の方針の明確化などを求め、経営代表者の辞任を要求。
会社側は施策が失敗したのは社長の責任ではないと居直りましたが、団交のやり取りの中で、何年も何十年も現場で働き、地域との関係を地道に作ってきた現場の労働者の意見を一切聞かず、社長の独断で様々な施策を強行し失敗してきたことが赤裸々に暴露されました。その点を追求されると社長は「失敗したので、施策はそこでやめました」となぜ失敗したのか振り返ることもできず居直る有様でした。団交の場では今後は従業員の意見をきちんと聞いて進めていくことを約束させましたが、組合の監視のもとで進めていく必要があります。
今後とも労働組合のもとで団結して労働者の生活と労働条件を守り、働きやすい職場にしていくことをめざして頑張ることを確認して記念すべき第1回の団交を終えました。