2月6日(水)第二回団体交渉開催決定!
職場の不当な問題を組合に集中してください
団結通信No.15|広島連帯ユニオン・推進機構支部
すでに1月11日発行の「職場討議資料」で明らかにしているように、1月9日、広島連帯ユニオン推進機構支部(以下組合)は会社側に対して、「クビ切り・合理化・外注化・非正規化のための新システム絶対反対」の要求書を提出し、団交を申し入れました。交渉の末、2月6日(水)に団交が行なわれることが決まりました。
新システム導入に伴って、またそれ以前から職場には様々な問題があると思います。ぜひとも問題点を組合に集中してください。
第1回団交で会社から回答書を取る!
組合は11月12日の第1回団交で正式に書面での回答を要求したところ、12月26日「回答書」が会社から出されました。
内容は①非正規職員の3月末雇い止めについて、②昨年2月の次長発言について、③新システムの概要、④勤務評定についての4点です(①、②については団交で口頭で回答した内容とほぼ同じで、すでにビラで批判しています)。ひとつひとつ問題だらけですが、とくに④勤務評定についての内容が大問題です。
これは「闇の評価制度」だ!
回答書ではあたかも職員に対する「勤務評定」が客観的な基準と公平な運用で行なわれているように装うために、いままで見たこともない「評定要素」や「評定基準」というものを持ち出してきています。しかし、このような評価の基準をいままで見聞きした人が誰かいるでしょうか? さらに問題なのは「評定結果の取り扱いについて」です。なんと「評定結果は、公表しない」と書かれています。評価の内容を本人にも明らかにしないといううことです。これでは、上司が恣意的な評価をしてもまったく内容は分かりません。好き嫌いで勝手な評価をすることがまかり通ってしまいます。極めて不透明で不公平で、上司の職場私物化を許してしまう評価制度といわざるをえません。
団結すればクビ切りは阻止できる!職場の現実も変えられる!
実際、私たちの職場では不平等、差別、パワハラやイジメ、当局が気に入らない労働者は闇から闇へと排除していくということが横行しています。この「勤務評定」はそうした会社のやりかたを象徴する存在であると思います。こんな勝手な「評価」でどれだけの労働者を退職に追い込み、クビを切ってきたのか!こういう職場の現実の延長線上に、非正規職員を闇から闇へとクビ切りを行なおうとしている当局の姿があります。
そして、新システムが導入されれば、こういう職場の現実はもっとひどくなることは目に見えています。
職場のこうした現実はセンターだけではありません。いまや日本中の企業、どこの職場に行っても全く同じような現実です。大手企業、中小問わず、サービス残業や偽装請負などの不法行為、労働者の分断と差別、パワハラ・イジメが横行し、「総ブラック企業化」といわれるほどです。民営化や外注化、ITシステムの導入などの職場再編で労働条件を切り下げ、非正規化を進めていくやり方も全く同じです。
しかし、こうした現実は、労働者が声をあげない、団結しない、闘わないということを前提に成り立っており、一見強そうに見える会社側の攻撃も実は矛盾だらけです。逆に労働者が団結してたたかえばこういう現実をひっくり返すことはできるのです。
ユニオンは正規・非正規、派遣や請負などの就業形態を問わず、すべての職場の労働者がひとつ団結することのできる組合です。センターで働くすべての労働者の皆さん! ユニオン推進機構支部に加入して団結し、職場の現実を変えましょう! 首切りを阻止しま
しょう!
労働組合で団結し非正規だらけの社会を変えよう!
有権者のたった2割しか得票していないのに「圧勝」などと言って安倍政権が登場しました。やっていることはすべて1%の富裕層を優遇し、私たち労働者からますますしぼり取ろうとする政策ばかりです。アベノミクスなどといって5年間で200兆円もつぎ込むと無責任なことをいっていますが、何の展望もありません。そのツケは結局増税と労働者へのクビ切り、さらなる非正規化に向かうことははっきりしています。
資本主義体制は世界中で行き詰まり、もう労働者のクビ切りと非正規化で利益を確保する以外になくなっています。経団連などの資本家連中は自分のことしか考えておらず、労働者が路頭に迷おうが安全が崩壊しようがお構いなしです。この3月、電気などの製造業を中心に大量雇い止め解雇が狙われています。私たち労働者にとって団結して闘う以外に生きていけない情勢です。同時に、団結してたたかえば勝てる情勢の到来でもあります。
若い世代、子どもや孫の世代に非正規だらけの職場を残すのか? 非正規しか仕事がないような社会を残すのか? 私たちの職場のたたかいは未来がかかったたたかいです。
日本中、世界中で生きるための労働者の闘いが始まっています。全国、全世界の仲間と共に職場に労働組合を作って闘おう! ユニオンに加入して一緒に声をあげよう!