2013/02/23

2.23春闘総決起集会が大成功!


全国キャラバンを広島からスタートさせた東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会を迎えて、13春闘総決起集会を開催しました。10.13集会、定期大会に続いて、今回もユニオン青年部が集会の成功をリードしました。
 広島連帯ユニオン鈴木委員長の開会あいさつに続いて、3月19日の出獄を間近にした中山崇志草津病院支部委員長の獄中からのメッセージを紹介。壹貫田書記長の「13春闘アピール」をうけて、いよいよ鈴コン分会が登壇しました。特別報告に立った吉本書記長と鈴木会計は、3ヶ月雇用の非正規職が労働組合を作りストライキで解雇されながらも「絶対に負けるわけにはいかない」と共闘会議を結成して闘っていることを活き活きと語り、鈴コン分会の闘いを全国に拡げ労働組合を甦らせて行く展望を示しました(『月刊労働運動』2月号3月号の鈴コン分会インタビューをぜひ参照して下さい)。
 ユニオンからは推進機構支部、草津病院支部、青年部が発言。さらに、動労千葉を支援する会広島、高陽第一診療所労組から発言を受け、広島労組交流センター大江代表のまとめと団結ガンバローで集会を締めくくりました。また、スト権投票の結果が報告され、97%の高率で大量解雇情勢を迎え撃つ13春闘のスト権を確立しました。


【13春闘アピール】
■13春闘を、労働者はひとつになって闘おう!外注化阻止決戦の第2ラウンドを職場で闘い、広島連帯ユニオン100名・全国協1000名建設を実現しよう!
■2・17国鉄集会の成功を引き次いで、3・11福島集会への大結集を!

●労働者が闘って勝利する、大失業と侵略戦争の時代が来た!
 世界大恐慌が一層深刻化し、日米欧の資源・市場をめぐる争い、通貨切り下げ競争が激しさを増しています。戦争に訴えてでも自分の権益を守ろうと各国の資本家は必死になっています。こうした中で、マリに対するフランスの軍事介入やアルジェリアでの人質事件が起っています。
東アジアをめぐっても日米軍事同盟のもとで侵略戦争の策動を強め、資本が生き残るために労働者は命を差し出せという攻撃が、極右安倍政権のもとで強まっています。「尖閣」や「竹島」をめぐる問題の爆発と北朝鮮の核実験は、世界に核による分断を持ち込み労働者の階級的・国際的な団結を破壊し戦争を促進するものです。
大恐慌と大争闘戦(大国間のつぶしあい)時代への突入は、労働者に大失業と戦争を強制しています。安倍政権の『アベノミックス』の下、労働法の改悪によって、この2~3月の大量解雇情勢は、団結権を奪われ、生存することを破壊されて、自死(自殺)と隣り合わせで生活する非正規労働者、とりわけ青年の非正規職を大量に生み出しています。私たちは、青年のおかれた現実と感性のレベルで本当に一体化し、共に怒り、続々と立ち上がる青年労働者と一体となり、この根源的な怒りを自らの怒りとして闘い、怒りを団結に変え、団結の力-労働組合の力で社会を変えていくということです。そして地域や産別に拠点労組をつくるということです。労働者が立ち上がれば勝てる時代が来ました。
原発再稼動、消費大増税、オスプレイ強行配備、TPPへの参加などを推し進める自民党・極右超反動・安倍政権が登場しましたが、もはや国会では物事が決まらないことがはっきりしました。安倍政権は、福島を見殺しにし(福島圧殺内閣)、原発再稼働に必死となり、核武装の権利は絶対手放そうとしません。資本家階級は、今や統治能力を失いグラグラになっています。2~3月の闘いで安倍政権を打ち倒そうではありませんか!
今こそ戦争を必要とするような社会をひっくり返すために、世界中の労働者と団結しよう!そのために、国際連帯の具体的な組織化が求められる時代に突入しています。新自由主義の「外注化・非正規職化」との闘いは、全世界の労働者の共通の課題となっています。これを共に闘う階級的な国際連帯の闘いとして強化していこう。

●資本家の“やりたい放題”を絶対に許すな!安倍政権打倒へ
 13春闘をめぐっては、経団連はベースアップなどとんでもない定昇も見直す、経済財政諮問会議は労働者を自由に解雇できるようにしろとわめき立てています。ローソンに賃上げをさせ(18万人のうちの3300人の正社員のみが対象)、あたかも『アベノミックス』の下で、経済が上向くかのような宣伝をしています。しかし、大恐慌の危機から逃れることはできません。彼らが要求しているのは、結局は社会がどうなろうが労働者がどうなろうが自分たちは生き残るということでしかありません。
その最たる攻撃がJR東日本の『経営構想V』です。資本の生き残りをかけた戦略企業として、鉄道を海外にパッケージ輸出して外注化によって労働者を超低賃金で使い捨てるモデルを示し、雇用破壊の最先端を突き進もうとしているのです。「改正」労働契約法や「改正」高年齢者雇用促進法のもとで、非正規職の首切りや正規職の低賃金化はかつてなく激発しようとしています。連合・全労連など既成の労働運動がまったく闘えない中で、『雇用破壊元年』の攻撃を打ち破ることができる労働組合を再生していく13春闘にしようではありませんか。

●国鉄闘争全国運動-動労千葉の10・1外注化阻止決戦が切り開いた地平
 動労千葉は、10・1外注化阻止決戦を組合の総力をあげて闘い抜き、大合理化攻撃であるJR東日本の『経営構想V』を根底で打ち砕く地平を切り開いています。外注化が次々強行される中で、検修・構内業務の外注化を12年間にわたって阻止してきました。クビをかけて外注化とセットのシニア制度による再雇用を拒否し、エルダー社員として再雇用されても「後輩の仕事を奪うわけにはいかない」と検修・構内業務を拒否して闘った結果、若い平成採の労働者が動労千葉に加入しはじめたのです。同時に、国鉄分割民営化による1047名解雇撤回の闘いを、4・9政治和解に抗して国鉄全国運動を立ち上げて闘い、採用差別を認めさせる6・29判決をもぎ取ったのです。
 こうした12年間の地平の上に闘われた10・1外注化阻止決戦は、外注化阻止・非正規職撤廃で労働者がひとつになって闘い新自由主義を打ち破る展望を切り開きました。外注化は強行されたが職場は矛盾だらけです。ストライキを恐れて委託業務を毎朝発注・指示する、偽装請負をごまかすために運転法規上厳密さが要求される通告を「情報提供」と言い換える、安全はそっちのけで、いつ大事故が起きてもおかしくない状態です。
動労千葉は、鉄道の安全を破壊する外注化の矛盾をついて、『新しい時代の反合理化・運転保安闘争』として、外注化阻止決戦の第2ラウンドに突入しています。この闘いは、非正規職撤廃と一体の闘いです。そして全国の職場で同じような闘いを本当にやろうということです。共に闘おう!

●13春闘を団結し、職場で闘い労働組合を甦らせよう!
 本日、お招きしている東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の闘い、さらには郵政非正規ユニオンの闘いは、こうした動労千葉の闘いによって生み出された非正規職撤廃の闘いです。広島連帯ユニオンも加盟して合同一般労組全国協議会を結成し、この闘いを全国に拡げていく地平を切り開いています。分断され団結を奪われた非正規職の労働者こそ、労働組合を本当に必要としている、解雇攻撃と闘いながら組合の団結を拡げている鈴コン分会の闘いを絶対に勝利させよう。
 私たち広島連帯ユニオンは、12月の定期大会で今年度の早い段階で100名建設を実現しようと打ち出しました。全国協1000人建設の先頭で、青年労働者を組織する取り組みを強めよう!
13春闘はまさにその決戦です。推進機構(広島県地域保健医療推進機構)支部の闘いは、新システム導入絶対反対と一体で闘い、非正規職の雇い止め=解雇阻止をかちとっています。草津病院支部では、中山支部委員長への弾圧を組織拡大で跳ね返し、安全崩壊に行き着いた新自由主義病院と闘う労働組合建設に挑戦しています。
国鉄労働者はもちろん、自治体労働者や教育労働者、郵政労働者医療労働者の闘いとも固く結合しながら、全労働者がひとつになって闘う労働組合を甦らせる13春闘をかちとろう!
1047名解雇撤回・JR復帰をめざす国鉄闘争全国運動は、東京高裁への署名の拡大を行ない、同時に自らが職場で安全を取り戻すために資本と非和解の反合理化・運転保安闘争を貫く運動です。217国鉄全国集会の大成功を受けて、69の国鉄闘争全国集会大結集へむけた取り組みを開始しよう!
国鉄闘争と一体で、反原発闘争にたちあがろう!日々、被爆を強制されているフクシマの現実、その怒りと一体となって「復興」「復帰」の大キャンペーンと闘おう!再稼働を許さず、311フクシマ現地への大結集をかちとろうではありませんか!

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