9月16日、広島連帯ユニオンの第32回定期大会を開催しました。宮原新委員長はじめ新しい役員体制を確立し、結成以来30年間の地平を基礎に新たな飛躍に挑戦していきます。安倍政権の「働き方改革」と対決し、労働組合破壊を打ち破って改憲戦争への道を阻止する先頭に立つことを確認しました。解雇撤回を闘っている仲間や新たにユニオンに加入した仲間からも発言がありました。いっそう団結を固め、世界中の労働者と連帯していきましょう。
宮原新委員長就任あいさつ
去る9月16日、広島連帯ユニオン第32回定期大会を開催し新たな執行委員体制を形成しました。1989年の結成以来委員長として闘ってきた鈴木範雄さんが退き、私宮原が委員長となり、新たな執行委員体制を形成しました。新たな体制のもと頑張っていきたいと思います。
安倍政権の改憲をめぐる攻撃は国会で議論が始まろうとしています。しかし実際には私たちが働き、生活する現場で始まっています。改憲をやって戦争のできる国にするということは国のためには一人一人の人間は犠牲になってもいいという考えの国に変えるというです。これは自衛官だけの問題ではありません。
安倍政権と財界は「労働組合のない社会」を作ろうとしており、この攻撃とどうたたかうのかということです。大会でもっとも議論したこともこのことです。JR東日本では民営化に賛成したJR東労組でさえ解体して、社友会というのを作り会社のやりたい放題で労働条件を変え、正社員のいない会社にしようとしている。西では関西生コン支部への弾圧です。ストライキをやったとか、会社の法令違反を摘発したとかが犯罪にされる。挙句には子どもの保育園のための就業証明を求めたら逮捕される。これが許されたら広島連帯ユニオンも活動の全てが逮捕の口実になります。
労働組合というのは労働者が働きやすい職場にするために、生きるためにあるものです。行われていることはそれを許さないということです。みんなが感じているおかしい、こんなんじゃ生きていけない、何とかして欲しいという思いがあってもどうすることも許さない。国が決めたこと会社が決めたことは仕方ない諦めるしかない。そういう職場、そういう社会にしようとしているということです。このことと改憲の攻撃は一体です。こういうことを許す先に国のために死ねと言われても「仕方がない」という社会が生み出されると思います。
これに対し、大会で出した方針は改めて基本に立ち戻ろうということです。職場の労働者の声とか意見とか一つ一つにしっかり向き合って、そこから出発して労働組合として何ができるのか、どうすべきか考えて、地道に現場から労働組合をもう一度組織していこうということです。すぐには結果は出ないかもしれませんが、そういう現場からの、一番下からの力が集まっていくことが一番力になると思います。ぜひそうした「当たり前の労働組合」を組合員のみなさんと作っていきたいと思います。
0 コメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。