2022/07/20

草津病院による組合活動への妨害を打ち破って22秋闘へ/草津病院支部

「更衣室への置きビラは違反行為」だと!
草津病院による組合活動への妨害を打ち破って22秋闘へ

 本年前半の職場闘争は、草津病院でのコロナ感染・クラスター発生の中で、支部の団結の力で6・1団交まで闘うことができました。組合「要求書」に対する病院回答は前号で報告済みですが、今回は組合活動の権利にかかわる問題での病院との攻防について報告します。

 6月1日の団体交渉の予定の議事が終了した時に、突如、病院側の弁護士と事務部長が、オンラインで団交に参加していた組合員のKさんに対して「Kさんは更衣室にビラを置きましたね」「置いたでしょ」「違反行為ですよ」と執拗に確認してきました。

 K組合員は、「休憩室や更衣室の置きビラはこれまでもやっていることじゃないですか!」と反駁しても、病院には「施設管理権がある」「規定に違反する」と言い張るので、本部から「休憩室や更衣室への置きビラは正当な組合活動の範囲」で「個々の組合員の行動を報告する必要もない」ときっぱり言っておきました。

 草津病院の経営幹部はよく「法令遵守」などと言いますが、労働組合法に反する数々の組合敵視の歴史があります。草津病院では当初、組合は敷地内で自由に職場労働者にビラ巻きをしていました。しかし、組合が選挙で労働者代表になるほどの支持を得るようになると、『施設管理規程』を作ってビラ配布を「許可制(=実質禁止)」にし、病院屋上(ビラ配布場所)に監視カメラを複数設置して組合員個人に「警告書」を発し、ビラ配布の現場には組合員より多数の経営幹部や事務職員を動員して妨害してきたのです。

 今回のことは、組合がKさんやTさんを中心に新たに活動を活性化させたことに対する病院側の警戒心の現れです。組合は要求書や団交で、①特別有給休暇問題②クラスター問題での病院の責任③派遣労働者の待遇問題を追及しました。これが職場労働者の支持を得て、組合が拡大することを何よりも恐れています。

 また今年の6月の夏季賞与の時期に実施される人事考課においても、KさんやTさんに対して最低ランクの「D」評価を付けてきました。これもまた組合潰しの攻撃です。支部では人事考課制度や人員不足の問題を、改めて職場闘争の課題として取り組もうと討議を開始しました。ともに闘いましょう! 

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