-------機関誌『団結』No.161---------------
賃下げ・首切りをぶっとばす労働者の団結を
本日、8時間を超える残業を拒否してストライキに入ります
こんなに働いても働きが悪いというのか? 時給756円を!
昨日、労組書記長の中島組合員が東広島地区の労働者代表として、産業別最低賃金適用の交渉を行ないました。
理事会は、十年近いベア無しは、何ら謝罪すべきことではない、と今年度も全くベアを考えてないと明言しました。『広大生協では他生協に比べて、労働投入量が1・5倍である(つまり3分の2しか働いていない)。労働者には、永年その改善への協力を依頼してきたがうまく行かなかった。賞与も入れて千円を超える時給はそんなにはない。』などなど賃金を上げない理由ばかりが聞かされました。
そのくせ、吉山常務(元御用組合委員長)が専務理事になったとしたら、理事会室長の兼任は出来ない、と高給取りの役職ポスト「設置」を示唆しました。食堂への正規職員の補充は、過重労働問題の解決にならないと言っているのとは大違いです。
以上のような理事会の姿勢なので残業協定は結ばれませんでした。従って理事会が労働基準監督署の是正指導に従わず残業を命令することは違法です。社会的に非難されることです。
労組としては、本日第一波として賃上げを要求して、残業拒否のストライキに入ります。共に闘いましょう。
食堂部店長の残業代を支払え!
労基署の指導内容を公開せよ!
証拠のタイムカードを開示せよ!
生協理事会は、労働基準監督署から指導を受けながら、その受け取りを拒否し、『店長は経営者と一体の管理・監督者にあたる』との反論をしていることを理由に、労組への回答を引き延ばして来ました。しかし、労基署に反論しても指導は撤回されないと、相手にされてないことが明らかになりました。店長は管理・監督者に当たらないということを、残業拒否のストライキではっきりさせようではありませんか!未払い残業代を絶対に払わせよう。
パート労働者は低賃金で、労働災害が頻発するほどこき使い、店長には残業代も支払わないでおいて「もうかってない」「働きがたりない」と言わんばかりのやり方にはもうへきえきです。労働者を喰わせることが出来ないなら、経営者を辞めるべきだ。
労働者が社会を仕切る時代へ
トヨタ、マツダが生産を6割も削減し、労働者に対しては、ボーナスを80万、50万と無慈悲にカットしています。この勢いはもっと加速します。
一方に膨大な金持ちがおり、他方に毎日の生活が脅かされる労働者が生み出されました。資本主義はむき出しの『弱者強肉』の本質を示しています。 このひどい仕打ちに抵抗できないように、労働運動を無力にしようと、20年前国鉄(現JR)が分割民営化されました。派遣法制定もその結果です。更に、公務員労働者全体に『一旦解雇・選別採用』の手法が狙われています。社会全体を一割の正規労働者、九割は非正規職にするためです。
しかし、全国で闘う労働組合を甦らせようとの運動が沸き立っています。分割民営化とストライキで闘った『動労千葉』がその先頭にたっています。職場でも管理職にこびへつらわず、職場の支配権を握って闘っています。動労千葉の闘いによって1047名の解雇を行なった分割民営化攻撃は本質的には失敗しています。動労千葉のように闘って賃下げ首切りを阻止しよう!