2009/03/20

草津病院支部が09春闘ストライキ


3月19日、広島の草津病院で、広島連帯ユニオン草津病院支部の指名ストライキ闘争が闘われた。今回のストライキは、病院当局が「新評価制度」を4月1日から導入しようとしていることに対する医療労働者の怒りの決起だ。
組合員は早朝より、職場内で「ストライキ」を訴える朝ビラを配布し、午前9時よりストライキ通告をして支援の仲間と合流しました。支援に駆けつけた労働者や学生の仲間は、最寄りの新井口駅頭で通勤する労働者にビラまきを行ないました。職場でも駅頭でもユニオンのビラはどんどん受け取られていった。組合員と支援は、病院の中の労働者に聞こえるように波状的にストライキ突入集会を繰り返して、本日のストライキ闘争をやり抜いた。
昨年より病院当局は、新たな搾取のために「新評価制度」の導入を準備してきたが、組合は「評価制度絶対反対」だ。「評価制度」は労働者どうしを競争させ、過重労働やサービス残業を横行させて、私たちの賃金を削減する制度に他ならない。労働者を資本と管理職の言いなりにさせ、労働者の団結を破壊し職場を分断する。だから組合は、評価制度絶対反対なのだ。
この組合の主張は、職場労働者に圧倒的に支持されている。病院当局は、就業規則を改悪し組合活動の禁止を狙ってきたが、本日のストライキで吹っ飛んだ。ストライキは労働者の怒りに火を付けたのだ。3・20東京・渋谷デモをともに闘おう。

草津病院支部09春闘ストライキアピール


草津病院で、ともに働く皆さんへ

 資本家や政治家やメディアなどは、「100年に1度の大恐慌だ」と言っているが、その原因をつくったのは資本家じゃないか!その資本家が、会社を倒産させないために派遣・非正規職労働者・正社員への膨大な首切り攻撃をしてきている。その現実そのものが、深い眠りに入っていた労働者の怒りを呼び覚ましている。

しかし、連合や全労連は今や完全に資本家階級の手先となっている。今年1月15日に経団連の御手洗と連合の?木が「労使共同宣言」を結んだ。資本の首切り攻撃を容認し、「ワークシェアリング」で労働者の共倒れを強要している。資本家と手を結び資本主義の危機を乗り切ろうとしている御用組合に労働者を組織する展望はない。

今こそ労働者の眠りを解き放ち、労働運動の力で労働者の解放を勝ち取るために、闘う労働組合・動労千葉の3/17〜19ストライキと連帯して、職場でストライキに起ちあがろう。

 資本が儲けるために労働者を酷使するのは草津病院もまったく同様だ。病棟再編以降に患者の入退院が約2倍になり、増加した業務や入院患者の対応で前残業や後残業をして疲労が蓄積している職員がたくさんいる。そんな状況の中で新評価制度を今年4月1日から開始することに組合は絶対に反対する。「患者のため」「地域の医療のため」などと言いながら、病院資本のために身を粉にしていく働き方に絶対に反対する。

もうこれ以上「怒り」を押し殺して働くことを、私たち草津病院職員=医療労働者は止めにしよう。「怒り」を全面的に解き放って「生きさせろ!」を合言葉に病院資本に総攻撃を開始しよう。

世界金融大恐慌で資本主義が破産した今こそ、労働組合に加入して団結したらどんな強敵でも倒すことができます。3・20東京・渋谷で、闘う労働組合の全国労働者集会が開催されます。私たちの怒りを一つにしよう!全国の労働者とつながろう!ユニオンに加入して団結してともに闘おう!


以上

2009年3月19日      
広島連帯ユニオン草津病院支部
支部執行委員長 中山 崇志


広島連帯ユニオンのサイト http://www12.ocn.ne.jp/~union-hi/index.html からビラをダウンロードできます