高陽第一診療所労働組合第22回定期大会報告
11.1 全国労働者集会(東京・日比谷公園)へ
広島からも大結集を決定!
高陽第一診療所労組機関紙『きょうちくとう』
No.110(2015年10月29日)
10 月18 日(日)、診療所三階にて労組定期大会が開催されました。ともに闘う県内労組や地域の仲間も結集し、大成功をおさめ、一年の活動が力強くスタートしました。全職員のみなさん、とりわけ、新施設(高齢者複合施設)で働き始めたみなさん! 労働組合に結集し、働きやすく、言いたいことの言える職場をつくりましょう。
□来賓のあいさつ
高陽地区でフクシマ保養運動も取り組んでおられる8.6 ヒロシマ大行動共同代表の室本けい子さんから、「フクシマは、何も終わっていないのに、何もなかったように扱われている。だれでも来られる保養施設を作る運動を始める。そのためには、世の中を変えていかなければならない。労組も職員や患者といっしょに、診療所の改革を」と訴え、続いて、広島連帯ユニオン書記長・広大
生協労組委員長の壹貫田康博さん、安佐市民病院勤務看護師のユニオン地域支部労組員、小学生のころから診療所を受診していたと自己紹介の高陽在住ユニオン青年部労組員、さらに解雇撤回闘争を闘うユニオン草津病院支部書記長らが次々と発言に立ってくださいました。
また、医療福祉労組関係をはじめ全国から寄せられたメッセージの代表として動労千葉委員長田中康宏さんからのファックスが読み上げられ、全国と地域がひとつとなった大会として勝ち取られていることが実感されました。
□森末執行委員長あいさつ(要旨)
労働者がひとつになって世の中を変えていく時代に入っています。団結すれば勝てることを、多くの職場、とりわけ医療・介護の現場で闘おうとしている労働者に伝えたい。高陽第一診療所労組は、そうした地域の労働者の拠点になり、ストライキを呼び掛けることのできる労組になっていくことが求められています。そのためには、団結を固め、組織を拡大することです。この一年をその本格的な年にしよう!
□議事内容
これからの一年の労組の取り組みとして森末委員長より「議案」が提起されました。そのなかで、<闘いの方針>として、以下の4点を強く確認、この一年の指針としました。
1 新施設絶対反対の闘いを貫いて、サービス付高齢者住宅の社会的な矛盾や破綻を明らかにし、外注化・総非正規職化を許しません。
2 国鉄闘争と一体で、医療・福祉労働者の軸になって地域の労働者の労働運動の拠点として闘いを拡大します。職場でストライキを闘える組合として飛躍していくことを目指し、広島連帯ユニオンの仲間と団結して闘います。
3 ヒロシマの地から反戦・反核・反原発の闘いを発展させ拡大していきます。NAZEN、被曝労働拒否の動労水戸、ふくしま共同診療所との連帯を勝ち取り、8.6 ヒロシマ大行動の闘いを全世界に発信していきます。
4 労組員のいる各部署で組織を拡大し、本格的組織化で青年労働者を獲得します。労組員の総決起で、新施設の中に労働組合の新たな闘う拠点を建設します。
具体的な活動方針は、矢田書記長よりスケジュールにそって提起されました。また、規約改正「書記の配置」についての提案もあり、その後、全体の一致で決定されました。
□討論から
・情勢はわきたっている。労組の存在があるかどうかだ。「命よりカネ」の根本は労働力の商品化。労働者自身の職場の闘いでそれをひっくり返そう。
・議案の実践・組織拡大に向け、労働組合法上の規約としての整理を今年度の課題のひとつとしていこう。
・物販売店を守って、新しい注文も増えている。国会情勢とひとつになって国鉄闘争への共感が強くなっていることが表れている。
□特別決議
①公安警察のスパイ化による労働運動潰しを許さず、広島連帯ユニオンの団結を固め闘う決議
②グループホーム「よってきんさい古江」の転落事故の責任の一切は資本経営にある。介護士Tさんへの「保護責任者遺棄致死罪」でっち上げ許さず無罪奪還しよう! 広島連帯ユニオン小此木組合員の解雇撤回をかちとろう!
③闘う労働組合の団結の力で、無実の星野文昭さんを取り戻す決議
三案ともに、全体の拍手で確認、採択されました。
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