呉市営バス民営化反対
一人の首切りも許すな
全国の仲間のみなさん! 私たちは、小村和年市長(道州制推進論者)によって進められている市営バス民営化に絶対反対です。呉公営交通労働組合の執行部は、まだ議会で正式に決まってもいない段階から、早々と民営化に協力する「協定」を結んでしまいました。こうした労働組合の屈服の下で、労働者にすべての犠牲が押しつけられようとしています。「広電に全員採用」というのは大ウソで、12 人も不採用にされ、採用された人はベテラン運転士も「新入社員」と同じ給料に落とされます。いま現在、正職員で56 名、嘱託職員を入れると80 数名もの再就職が決まっていません。これこそ無責任です。雇用を奪い、賃金を切り下げ、公営交通を一私企業に売り渡す民営化は、絶対反対あるのみです。
赤字だから、不況だから、首切り・賃下げも、民営化や外注化や非正規職化もしかたがないとし、当局や会社に協力してきた労働組合のあり方こそが、労働者の生活と世の中全体をめちゃくちゃにしてきたのです。いまや全労働者の3 分の1以上、青年労働者の半分が非正規職で、使い捨てられる状態。年収は300 万円にも満たず一生上がらない。一方で、大企業や大銀行は、何十兆円もの税金を自分たちの救済に使い、この不況下でも莫大な利益を独り占めにしています。医療でも福祉でも交通でも公的な責任が投げ捨てられ、全部資本の食い物にされ、安全は崩壊しています。
行き着いた先が3・11 大震災の被害拡大、そして福島原発事故です。さらに政府・財界は、「復興」を名目に労働者や農民に一切の犠牲を押しつけ、首切りと大増税で生き延びようとしています。360 万公務員全員の首切りと非正規化を進め、労働者全体をいっそうの無権利に追いやり、資本家や国家の言いなりになる奴隷・兵隊にしようとしている。だから小村市長は、民営化を進める一方で、戦争賛美と原発推進の「つくる会」系教科書(育鵬社)を採択させたのです。
もう「しかたがない」などと言ってはいられない! 私たち労働者は本気になって怒り、反撃に起つときです。闘いは被災地で、フクシマで、そしてアメリカ、ヨーロッパ、中東、アジア、全世界で巻き起こっています。労働者をなめるな! 闘う労働組合、闘う労働運動をよみがえらせよう! 職場の団結と地域の連帯をつくろう! 全国・全世界で始まっている労働者の闘いとつながり勝利しましょう!
民営化阻止へ 闘いはこれから!
10.21 呉 団結集会大成功
広島連帯ユニオン・呉市交通支部の結成までは、民営化の既成事実がどんどん積み重ねられ、このまま来年4 月を迎えるのではないか思われていました。しかしいったん闘いを始めると、次々と民営化の矛盾があらわになり、闘いの団結が広がり始めました。
「市営バス民営化反対 10・21 呉労働者団結集会」(呉市)には、交通局の仲間はもちろん、呉市民、連帯ユニオン組合員、広島や岩国の自治体労働者など多くの仲間がかけつけてくれました。そして福山の社保庁分限解雇撤回を闘う平口雅明さん、国鉄1047名解雇撤回闘争の当事者である動労千葉の高石正博さんからは、特別アピールをいただききました。NHKと中国新聞が取材に来るなどマスコミも注目しはじめています。街頭では呉市民から「がんばれ」との声が寄せられ、全国の仲間からも多数の激励メッセージが届きました。ありがとうございました。
動労千葉の高石さんは、10・21 集会でこう訴えました。「国鉄の分割・民営化は国をあげての攻撃だったが、ひとりの首切りも許さないと団結したから闘えた。今もJR東日本と対等に闘えているし、10 年間、外注化を阻止し続けている。職場を握っているのはおれたちだ。おれたちがうんと言わなかったら電車も動かない。バスだってそうでしょう。今かけられている攻撃も団結して闘えば勝てる」と。その通り!おれたちがウンと言わなかったら何も進まない!「ひとりの首切りも許さない!」「民営化絶対反対!」で職場の団結を形成しよう。勝負はこれからだ!
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交通局労働者を不採用にしたあげく欠員!
「運転士募集」広告に怒り爆発!
広電の運転士募集広告が、交通局のバスに貼られています。この広告料は「免除」されています。「免除」の理由は、「できるだけ多くの運転士を地元で確保したい」とのこと。現役の交通局運転士を12 人も不採用にした上で、何が「できるだけ地元で」か! 職場には激しい怒りが渦巻いています。勝手に民営化が進められ、自分や仲間の職が奪われようとしている中で、こんな広告を貼り付けたバスを運転させるとは!
小村市長よ、当局よ、労働者をなめるのもいい加減にしろ! 運転士が確保できていないというのは、民営化の破産でもあります。みんなの怒りがひとつになった時、本当に呉市交通局の民営化は阻止できます。労働者には力がある!
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