広島連帯ユニオンは「特定秘密保護法案」に絶対反対です!
11月30日の第26回定期大会で、以下の特別決議を採択しました。12月4日には、とめよう戦争への道!百万人署名運動広島県連絡会の皆さんとともに、広島市の繁華街で街頭宣伝とデモを行いました。追いつめられているのは安倍政権です!「特定秘密保護法案」絶対反対で闘おう!
特別決議
11・26「特定秘密保護法案」、衆議院強行採決弾劾する!戦争と治安弾圧、労働運動弾圧を狙う「特定秘密保護法案」を許さない決議
11月26日、自民党・公明党など与党によって「特定秘密保護法案」の採決が国会と全国の労働者人民の絶対反対の声を踏みにじり強行されたことを徹底弾劾する!とりわけ福島公聴会を開き徹頭徹尾、“フクシマ抹殺”を狙った法案成立への策動を心底からの怒りで弾劾するものです!私たちはフクシマと固く団結して廃案へ向けて闘います。
この法案でいう「特定秘密」の対象になる情報は「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」に関する情報とされ、抽象的で、いくらでも拡大できてしまうものです。さらに条文では36カ所で「その他」を乱発し「特定秘密」の範囲を無制限に拡げられるようになっています。
そして最大の当事者となる公務員労働者を「懲役10年」の脅し、「適性検査」と称して思想・信条、 飲酒の節度や借金の状況、家族や親しい友人、交際相手も調査、監視対象にするという際限のない権利侵害の法案です。この法案は、公務員の基本的人権を全て奪う、労働運動弾圧そのものであり、労働者が団結して闘うことを根本的に否定する法律を制定しようとするものであり、絶対に認められません。労働運動・労働組合の力で阻んでいこう!闘う労働運動で反撃しよう!
さらに日米の軍隊の動き、海外出兵や核武装、そして原発事故や放射線被曝の実態が「テロリズムの防止」の名のもとにすべて隠され、反原発、反戦・反基地闘争は弾圧する企みがあります。その上で、TPPの中身も全て秘密にされ、官僚・政治家、警察など国家機関の腐敗や汚職を調査・公表することも処罰できる内容になっています。まさに“現代の治安維持法そのもの”と言わねばなりません。
そして何より安倍政権の目論見は、この「特定秘密」法案と一体で、NSC法で国家安全保障局を新設することにあるのです。政府が自衛隊を先頭にして、盗聴や通信傍受、スパイ活動などの情報収集活動を日本の内外で行うための機関の創設と一体で「特定秘密保護」を行う事は、まさに改憲攻撃を先取りと言って過言ではありません。凶暴さは政権の強さではなく、弱さの現われであり、脆さを示しています。今、多くの労働組合、報道・出版の労組、弁護士会、大学、反原発・反TPPを闘う人びとなどが絶対反対の声を上げて、全国の津々浦々で起ち上がっています。私たち広島連帯ユニオンは、結成以来の組合の闘いを貫いて、この法案と戦争を推し進める安倍政権への腹の底から怒りを爆発させて、安倍政権を打ち倒すために先頭で闘う決意です。
以上、決議します。
2013年11月30日
広島連帯ユニオン第26回 定期大会参加者一同
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