2014/12/23

12.23国鉄闘争全国運動年末統一行動


 国鉄闘争全国運動から年末統一行動がよびかけられ、広島では12月23日に八丁堀交差点で街頭宣伝をおこないました。解雇撤回・JR復帰を求める最高裁署名(10万人署名)を訴えました。最高裁で闘われている動労千葉鉄建公団訴訟の反動判決を許すなと、全国の仲間と一体で統一行動としてやりぬきました。署名は12月25日現在で83804筆となり、目標の10万人を何としても実現し、解雇撤回判決をかちとりましょう。国鉄・分割民営化以来の労働組合破壊を打ち破り、闘う労働組合を復権させましょう!

2014/12/19

安全破壊の病棟大再編絶対反対!|草津病院支部

安全破壊の病棟大再編絶対反対!

組合で団結して闘おう!

医療の現場 No.82 【2014/12/19】

■12・12団交報告

去る12月12日、草津病院支部は病院経営側との団体交渉(団交)を開催しました。前回の団交で協議した1病棟のケアワーカーの人員不足による事故や労働災害の問題などの継続している案件に先立ち、12月5日に職員と組合に提示された「病棟大再編問題」を議題にしました。
 12日の団交では、今回の病棟大再編が、職場の安全とそこで働くすべての仲間の労働条件にかかわる重大な問題であることがハッキリしました。この計画が、病棟のみならず病院で働く労働者全体の労働条件・働き方を一変させることは明らかです。
 12・12団交で判ったことは「病棟大再編計画」が、全職員を駒のように配置転換させることなしには、成り立たないものであるということでした。

■「何も決まっていない」のに発表とは!

経営側は、病棟大再編について「まだ、何も決まっていない」「工事や施工の計画も未定」「行政への届出をしてから計画の詳細を明らかにする」とあいまいな回答をしてきました。しかし、一方で「解雇はしない」「働くところはある」とも明言しました。計画の詳細がわからず、働く部署は確保できると断言されても説得力はありません。
 さらに、救急病棟の増床によってどれだけ増収を図るのかということに対しても、「12・5の文書のとおりで、いろいろ考えている(試算している)」「“採算”はやってみないとわからない」と不正実な回答をしてきました。

■職員への「説明会はしない」のか?

経営側は、病棟大再編に関する「職員への説明会は今は考えていない」と言いました。これは、それぞれの労働者を孤立させ、分断して、経営の思い通りに大再編をやろうということです。経営側は、職員が労働組合で団結して闘うことを最も恐れています。職員への説明は、管理職との個人面接で対応するとも言われましたが、人事考課制度での面接の現状を見れば、どうなるか結果は明らかです。

■強引な配置転換や退職は許さない

つまり、職員が希望していない部署でも経営の方針に沿って働かなければならなくなり、職員の不本意な「配置転換・退職」が起こります。
 結局、草津病院経営のやり方に異を唱える職員は「辞めてもらってもけっこう、経営のいうとおりに働く職員だけ残ればよい」ということではありませんか。

■「国鉄方式」には絶対反対だ

このやり方は、国鉄が分割・民営化されJRが発足した時の「全員解雇・選別再雇用」と同じ構図です。その時には、20万人の職員が半減してしまうような「希望退職」が起こりました。今、人員削減の際に「国鉄方式」が横行しています。私たちが28年前の国鉄1047名解雇撤回・JR復帰を闘う理由がここにあります。
 労働者が、職場で団結して闘えば、雇用と職場の労働条件・安全を守れます。今こそ組合に加入して、闘いましょう!
 さらに経営側は、1病棟で管理職が、浴室清掃業務を行っている人員数や所要時間の聞き取りを行ったことについて、「外注化(外部委託)のための調査ではないか」という質問についても、否定しませんでした。医療・介護以外の業務の「外部委託」も検討されているということです。

■病棟大再編絶対反対!15春闘へ!

草津病院で働く仲間のみなさん!組合は、来る2015年の15春闘での最大の課題として『病棟大再編絶対反対!』を掲げて闘います。
 労働条件の不利益変更、労働環境の悪化、つまり病棟の安全の崩壊をさらに全面的に促進して事件・事故を引き起こす草津病院経営の施策に絶対反対の声を上げましょう!生きていけるだけの賃金の大幅な引き上げを闘ってかちとろう!
 すでに組合には、今回の病棟大再編に関して労働相談が寄せられています。病棟大再編で悩んでいる方は、組合に、ぜひ連絡して下さい。共に団結して病棟大再編絶対反対・反合理化・安全闘争を闘おう!

1病棟の事故の「再発防止策」についての経営側12・5『回答書』

「机は可動式のものを配備する」というところ以外は、すべて職員への「注意喚起」「自己責任」の徹底です。ここに書かかれていることができない状況だから事故が続発しているのです。それが、できないのは、すべて職員が悪い、と言わんばかりの”上から目線”です。
 現に、最近もある病棟では、患者の患者に対する暴力事件が発生しています。
 「状況に応じて」とありますが、危険な状況が事前に認識できていれば事故は起きません。その判断が過重労働のためにできないから事故が発生しているのではないでしょうか。
 根本的には、安全を確保できるだけの人員を配置するしかありません。
 組合は改めて、すべての病棟のケアワーカーの補充を求めます。

※以下に、12月5日、経営側代理人の久保弁護士から出された『回答書』を掲載します。

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回答書

平成26年11月7日貴労組との団体交渉において質問された、第1病棟における事故後の再発防止策について回答いたします。

1.本年8月27日第1病棟における患者による暴力事件を受け、当該病棟内カンファレンスにおいて、次の事故防止策の周知を行った。
・スタッフは、患者から目を離さないこと。
・特に保護室エリア内においては、スタッフは、カルテ記載中等の作業中であっても、ドアがあいた ら注視する。
・上記の対策として、保護室エリア内の机は可動式のものを配備する。
・状況に応じて、保護室は男性看護師2名の対応も行う。
・状況に応じて、入浴の見守り介助は男性スタッフ付き添いのもとで行う。
・朝の保護室清掃および検温は、複数名で対応する。

2.本年10月1日同病棟における患者による性的暴力事件を受け、当該病棟内カンファレンスにおいて、次の事故防止策の周知を行った。
・スタッフは、まず自分の身は自分で守る。患者から目を離さないようにし、リスク管理を怠らない。
・患者のカルテをよく読み、申し送りを十分に理解し、患者のリスクをよく承知しておく。
・状況に応じて、保護室清掃と当該患者の検温は、患者には、ドアから離れた位置で保護室出入口に背を向けて座ってもらうこととし、さらに看護師は、当該患者の背後に立つ等の対応も行う。
以上

2014/12/18

機関紙『連帯』No.249(2014年12月号)を発行


機関紙『連帯』No.249(2014年12月号)を発行しました。

2014/12/12

病棟大再編絶対反対!|草津病院支部

12・12団交へ強制配転・賃下げ・労働強化・安全破壊の病棟大再編絶対反対!

『医療の現場』No.81(2014/12/12)

 草津病院で働く仲間のみなさん!12月5日に病院が発表した「新たな病棟大再編計画」に職場では不安の声があがり、怒りの渦が巻き起こっています。病棟を大改造して救急・急性期病棟を作ることは、職員に強制配転や賃下げを強要し、職員を退職に追い込む施策です。
 今でさえ救急・急性期病棟では、人員不足による過重労働で事故や労災が絶えません。
 この上に新たに救急病棟を増床するなどとんでもないことです。いっそうの安全崩壊、事故と労災が多発するのは必至です。組合は提案された病棟大再編計画に絶対反対です。

●本日、団体交渉を開催!

 本日、組合と病院は団体交渉を開催します(17時半~ サムシングホール・ドルフィン)。
 前回の11・7団交で組合は、1病棟で発生した労災や事故問題を取り上げ、事故の責任は経営にあることを追及して、安全に働ける人員を確保し、事故を防止することを要求しました。また全病棟のケアワーカーの欠員を補充することを求めました。
 ところが、12月5日付の病院側の『回答書』と同時に出されたのが、病棟大再編計画でした。安全な職場を求める私たち職員に、さらに危険な過重労働を迫る病棟再編です。ケアワーカーを補充するどころか、減らす施策が打ち出されました。本当に、ふざけるな!ということです。
 さらに、12月10日に支給された冬期ボーナスの大幅な減額は、職員の間にいっそう怒りを呼び起こしています。これでは、本当に生きていけません!
 病棟再編について管理職からの説明では、「病院経営のために必要」「働くところはある」などというものでした。つまり救急病院で利益を上げろ、そのために職員は不平を言わずに病棟再編に全面協力しろというものです。このことが職員の不安と怒りをかき立てています。
 大恐慌の爆発で、草津病院は2009年に救急病棟を開設しました。しかしこれは数年で行き詰ってしまいました。
 すでに破産している「アベノミクス」の新成長戦略・医療制度改革の下で、よりいっそう救急医療に全面的にのめり込んでも破たんすることは明らかです。この大再編は労働者の犠牲の上に資本家階級が生き延びようとするものであり、絶対に反対です!
 病棟大再編計画には、誰も賛成していません。病棟の労働者は、事故の責任を現場に転嫁し、職員を駒のように使い捨てにする経営のやり方に怒りを爆発させています。
 組合は、草津病院で働く労働者として、団結して病棟大再編計画に絶対反対で闘います。草津病院で働く仲間の皆さん!組合に加入して病棟再編に声を上げ、本日の団交を共に闘いましょう!

2014/12/02

労働者の分断を許すな|推進機構支部

当局による労働者分断を許すな!推進機構に闘う労働組合を作ろう

『団結通信』No.39(2014/12/2)

 遅くなりましたが、11月6日の団体交渉の報告をします。
 今回の団交は組合から推進機構当局に提出した①Eさんに対する仕事外しの「処分」撤回、②受付業務の外注化・非正規化反対の申し入れの内容をめぐるものでした。
 推進機構当局は、仕事外しが不当な「処分」であることを認めず「単に内勤の業務を命じただけ」とごまかしました。その上で、団交の場でもEさんを個人攻撃し、自分たちのやっていることを居直りました。
 団交の場で当局はあろうこうとか「(Eさんを)検診に出すと現場が混乱する」などという暴言を吐きました。長年現場で働いている労働者に対してなんという言い草か! 絶対に許すことはできません。
 現場で起こる問題をすべて個人の責任にして、気に入らない労働者を見せしめのように集中攻撃する労務支配のやり方です。とんでもないことです。
 しかも、重ねて許せないことに今回のEさんへの仕事外しは「現場の声の実現」とまで言いました。これはEさんへの処遇決定に対する卑劣な責任逃れであり、労働者どうしの分断です。絶対許せません。
 また、受付業務の外注化・非正規化についても、「新システムで安全性は損なわれていない」と居直りました。当局の言い分は、以前のように受付で名簿を作成するわけではないから、フィルムや検体との取り違えが起こらないから安全性は高まっているというのです。しかし、名簿を作ることだけが受付の仕事ではありません。実際に慣れていない労働者を配置していろいろなトラブルが起こっているではありませんか。

根本的な問題は労働組合の不在だ

 当局のパワハラ、労働者への分断、外注化・非正規化・・・。すべて根本的な問題は職場に労働組合がないこと、あっても機能していないことが根本問題です。日本じゅう世界中で起きている資本による労働者への攻撃も全く同じです。労働組合がないことを見透かして、足元を見て労働者への攻撃をかけているのです。

推進機構労組をたたかう労組に作り変えよう

 推進機構には、形式上「推進機構労働組合」が存在していますが、実体は「委員長は親睦会長と兼務する」ということだけが言われ、労働組合として機能していません。機能していないどころか、実際には当局のすすめる合理化や賃下げにお墨付きを与える存在になっています。
 例えば、推進機構労組の規約では年に1度の総会開催や、役員選挙、組合費徴収などが規定されており、それは労働組合が労働組合として成立する上で当然やらないといけないことなのですが、この数年一切行われていません。(親睦会役員の選挙だけが行われています)。
 昔を知っている人の話によれば、かつては親睦会の選挙とは別に組合の役員選挙が行われ、組合費も親睦会費とは別に徴収していたそうです。ところがいつからか組合活動が形骸化し、親睦会だけが実体的に残る形になったのです。しかし、当局や管理者も含む親睦会と、当局と闘う立場であるべき労働組合は根本的に違う組織です。
 当局・資本と労働者が「なあなあ」でやっていける時代は終わりました。みんなの力で推進機構労組を闘う労働組合に作り変えましょう。

安倍政権の戦争政治、アベノミクスは破産した!
いまこそ新しい労働者の政党を作ろう!

11月21日衆議院は解散し、総選挙が始まりました。
 今回の選挙についてマスコミや野党は「不意打ち」とか「大義がない」とか言っていますが、実際は安倍政権が労働者民衆の怒りの前にすべての政策が破産して解散に追い込まれたと思います。アベノミクスで株価が上がったとか、賃金が上がったとか言っていますがすべてデタラメです。私たちの年金基金の積み立てを勝手に株に投入して無理やり株価を買い支え、株価上昇を「演出」しています。賃金については物価上昇分を含めた実質賃金は15カ月連続で下がり続けています。労働者の生活を破壊し、国民の10数%にすぎない株主をもうけさせることしか考えていないアベノミクスに労働者民衆の怒りは爆発しています。
 そしてなんといっても集団的自衛権行使容認7・1閣議決定、改憲・戦争政治、沖縄の新基地建設、福島圧殺・原発再稼働策動に対して怒りが爆発しています。労働者民衆の怒りの前に安倍は追い詰められ、いったんは打倒されたのです。
 今回の解散総選挙は一旦打倒された安倍が再度延命して、戦争と首切り、民営化と非正規化、首切りの大攻撃をやるための選挙です。
 したがって、この選挙に対する労働者の回答はいまこそ団結し、闘う労働組合を職場によみがえらせることと、闘う労働組合の先頭でたたかう労働者の党を作り出すことです。
 広島連帯ユニオンは今回の総選挙に対して、動労千葉を先頭にした階級的労働運動派の代表として東京8区(杉並区)から立候補した鈴木達夫弁護士を応援します。安倍自民党政治は破産していますが、対する野党は全く闘う路線も方針も出せていません。
 こうした中、都知事選に続き、東京8区から労働弁護士として最先頭で闘っている鈴木たつおさんが立候補しました。全国の力を1点東京8区に集中し、労働者の怒りを真に代表する革命的議員として鈴木さんを国会に送り込みたいと思います。ぜひご支援をよろしくお願いします。