2014/12/12

病棟大再編絶対反対!|草津病院支部

12・12団交へ強制配転・賃下げ・労働強化・安全破壊の病棟大再編絶対反対!

『医療の現場』No.81(2014/12/12)

 草津病院で働く仲間のみなさん!12月5日に病院が発表した「新たな病棟大再編計画」に職場では不安の声があがり、怒りの渦が巻き起こっています。病棟を大改造して救急・急性期病棟を作ることは、職員に強制配転や賃下げを強要し、職員を退職に追い込む施策です。
 今でさえ救急・急性期病棟では、人員不足による過重労働で事故や労災が絶えません。
 この上に新たに救急病棟を増床するなどとんでもないことです。いっそうの安全崩壊、事故と労災が多発するのは必至です。組合は提案された病棟大再編計画に絶対反対です。

●本日、団体交渉を開催!

 本日、組合と病院は団体交渉を開催します(17時半~ サムシングホール・ドルフィン)。
 前回の11・7団交で組合は、1病棟で発生した労災や事故問題を取り上げ、事故の責任は経営にあることを追及して、安全に働ける人員を確保し、事故を防止することを要求しました。また全病棟のケアワーカーの欠員を補充することを求めました。
 ところが、12月5日付の病院側の『回答書』と同時に出されたのが、病棟大再編計画でした。安全な職場を求める私たち職員に、さらに危険な過重労働を迫る病棟再編です。ケアワーカーを補充するどころか、減らす施策が打ち出されました。本当に、ふざけるな!ということです。
 さらに、12月10日に支給された冬期ボーナスの大幅な減額は、職員の間にいっそう怒りを呼び起こしています。これでは、本当に生きていけません!
 病棟再編について管理職からの説明では、「病院経営のために必要」「働くところはある」などというものでした。つまり救急病院で利益を上げろ、そのために職員は不平を言わずに病棟再編に全面協力しろというものです。このことが職員の不安と怒りをかき立てています。
 大恐慌の爆発で、草津病院は2009年に救急病棟を開設しました。しかしこれは数年で行き詰ってしまいました。
 すでに破産している「アベノミクス」の新成長戦略・医療制度改革の下で、よりいっそう救急医療に全面的にのめり込んでも破たんすることは明らかです。この大再編は労働者の犠牲の上に資本家階級が生き延びようとするものであり、絶対に反対です!
 病棟大再編計画には、誰も賛成していません。病棟の労働者は、事故の責任を現場に転嫁し、職員を駒のように使い捨てにする経営のやり方に怒りを爆発させています。
 組合は、草津病院で働く労働者として、団結して病棟大再編計画に絶対反対で闘います。草津病院で働く仲間の皆さん!組合に加入して病棟再編に声を上げ、本日の団交を共に闘いましょう!

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