2015/03/17

『きょうちくとう』No.101を発行|高陽第一診療所労組

15春闘 労働者は団結しよう!

団体交渉に結集して闘おう!

『きょうちくとう』No.101
2015/3/17
高陽第一診療所労働組合

回答書は理事会の追い詰められた姿。新施設の矛盾が明らかに!

理事会は、春闘回答書の中で、「診療所40年の歴史をかけて戦争と改憲攻撃に対決・・、反戦・反核・反原発、被爆者解放、医療・介護・生活の場の被爆者、労働者人民への奪還が私たちの基本スローガン・・重要な柱として新施設建設を成功させていく」と書いています。いろいろな言葉を並べて安倍政権を批判しながら、安倍が進めている新成長戦略で介護を民間に丸投げする「サービス付き高齢者住宅」に乗っかりその建設をすすめています。

 安倍政権はサ高住の全国的な建設を進める中で、残業代ゼロ法、外注化、非正規職化を医療・介護の現場に拡大し、ひいては全社会に拡大しようとしているのです。労働者をバラバラにし、使い捨てにし、団結体である労働組合を解体しようとする攻撃です。それが「内に向かっての階級戦争」の実態です。理事会は他の医療機関と競争して生き残ろうとする中で、そのお先棒を担いでいこうとしています。

 5月竣工と言いながら新施設の事業計画、職員の雇用、食事の外注化の問題も労組にも職員にも明らかに出来ず、こそこそ進めていくしかない状況は、新施設そのものが矛盾に満ちていて、労働者を分断していくものだからです。労組の「新施設建設絶対反対」の闘いが、その矛盾を明らかにし、理事会をそこまで追い詰めている事が春闘の回答で明らかになりました。

新施設建設絶対反対を貫いて団体交渉を闘おう!

理事会は現場の人員要求に「職員の皆さんとよく話し合っていきます」と毎回のように回答しています。しかし現場では何も解決せず、人員不足により問題が多発しているどころか、健康を破壊されています。安全は二の次にされ、責任をだれがとるのかもあいまいにされています。今後も「労働者的献身性」という造語で新施設では吉田先生を尊敬・信頼して診療所を守るために献身的に働けと言っています。

 戦争を止める力は労働者が団結して侵略戦争・改憲絶対反対を貫いて、安倍政権を打倒していくこと以外ありえません。労働者の団結にはすごい力があり、可能性は無限です。結集軸である労働組合で団結して闘えば勝利できると国鉄闘争が証明しています。

 新施設で労働強化を許さず、職場の仲間の健康と命を守り、生きていくための大幅賃上げを勝ち取っていきましょう。労働者にとって生きることは闘うこと、闘わなければ生きていけない時代になっています。この春闘を労働組合に入り共に闘いましょう!労組は労働者の団結の力を信じて闘っていきます!

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