2016/09/09

機関紙『団結』No.237を発行|広大生協労組

実態も知らずに「要員は適正」という理事会を許すな!!

広大生協労組機関紙『団結』
No.237(2016 年9月9日)

 霞食堂では、日常作業の中で「CM関節症」「腱鞘炎」「腰痛」などの職業病になる人が次々と出ています。生協労組は谷口書記長の労災申請を契機に、職場の総点検を行ない問題点を洗い出しています。日常作業で扱う物の重さの計量を行ないました。想像以上の重労働をしていることが判明しました。さらに「出食数に比べ厨房が狭く、とりわけ洗い場は対応出来ない」ため無理に無理を重ねて働いている現状が浮び上ってきました。

労災が起きても職場の実態を調査しない理事会

団体交渉で理事会は「マン・アワー・食数( 一人平均の出食数) が他の食堂に比べて多いことはない。適正な人員である」と答えました。この理事会の見解は、ただ数字を見ただけで、職場の実態とはかけ離れたものです。そもそも吉山専務理事は、作業実態について調べることをただの一度も行なったことはありません。また、職場の意見を聞くための職場会議もここ何年も開かれたことはありません。理事会は職場の実態を知らないのです。
 洗い場が狭いため、食器の洗浄に想定以上の人の手がかかっています。ベルトコンベアーの端にシンクを置くスペースがありません。自動で食器をシンクに溜めることが出来ないのです。そのため次々にくる食器を洗浄機に入れる作業は人の手で行なわざるをえません。そのため、矛盾があちらこちらに出現し、無理に無理を重ねる原因になっているのです。

声を出せなくしているのも理事会、団結しよう

理事会は団交で「職業病になったと申請があったのは谷口さんがはじめてで、理事会はそのような現状があることを知らない」と開き直りました。そもそも谷口書記長が申請しても職場実態を調べることも行なっていません。理事会の職業病に対する基本姿勢は「申告がないのは、職業病がないことである」ということです。このような理事会の態度を絶対に許すことは出来ません。
 もし理事会の言うように「適正人員」であるとすればとんでもないことです。「適正人員」にもかかわらず、次々と職業病になる職場だということです。金儲けのためなら職業病になっても良いということが理事会の方針であるということが証明されました。
 命をつなぐ糧(賃金)を得るために命を削る(職業病になる)。こんな逆転したことは直ちに止めさせなければなりません。生協労組はその先頭に立ちます。皆で一緒に闘いましょう。

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