2017/04/16

4.16入管法・外登法と民族差別を撃つ関西交流集会に参加

打ち破ろう分断! 取り戻そう団結! 民族差別・排外主義と入管体制を打ち破り、全世界の労働者は団結しよう!

4月16日、「第26回外登法・入管法と民族差別を撃つ関西交流集会」が大阪市の東成区民センターで開催されました。激闘の韓国から民主労総の仲間を迎え、朝鮮戦争を労働者の国際連帯で阻止する決意にあふれる集会でした。関西合同労組のホヨンホさんの「日韓労働者の国際連帯で絶対に戦争を止めよう。ゼネストで労働者自己解放、労働者が主人公の社会をつくろう」という開会あいさつや基調提起に、労働者が先頭に立って戦争をとめると確信することができました。特に民主労総ソウル地域本部ユンヨンロクさんの特別報告は、労働組合が先頭に立って労働者と市民の大きな運動を作りパククネ大統領を引きずり下ろした根底に、民主労総が自分たちこそ変わろうと地域に出て市民と合流したという提起が印象的でした。
 闘いの報告では、広島連帯ユニオンからも在日三世の仲間が発言しました(下記に掲載)。集会後のJR鶴橋駅に向けてのデモ行進では、マンションからデモが通るあいだずっと手を振る人や沿道からの声援でおおいに盛り上がりました。民族・国境を越えて、労働者は団結して戦争を止めよう!


広島連帯ユニオンからの発言

 入管集会に結集された皆さん。広島連帯ユニオンから発言します。在日3世で被爆3世です。トゥジェン(闘争)で挨拶させていただきます。トゥジェン! 私はこの集会に何度か参加してきましたが、このたび連帯ユニオンの組合員として発言の機会をいただきました。ありがとうございます。 広島では35日に国際婦人デー行動を、在日同胞が多く住む広島市西区福島町で開催し、韓国・大邱から城西工団労組委員長の金喜貞さんと民衆行動の崔善姫さんを招いて大成功しました。 前日の4日に交流討論会を広島市内で行いました。韓国のお二人は「民主労総の中でも委員長や大統領の選挙についてさまざまな考えがあり、組合員もすべての人が委員長の考えに賛成しているわけではない」と、民主労総の現状について報告しながら、「街の政治」(人々が街中で政治的意思表示をすることで、例えば民衆総決起やロウソク集会) の重要性を提起されました。そして「街の政治」は労働者が中心にならなければならないと言われました。 広島からは安倍政権が狙う「働き方改革」への批判レポートなどがあり、全体で2時間ほどでしたが、非常に密度の濃い議論ができました。これも本集会と同じくらい大きな収穫だと思っています。 私は昨年115日の国際連帯集会で、「ユニオンが今の時代に国際連帯は何としても必要だという立場で取り組んできた結果、最低賃金闘争のことなど、具体的な問題について討論できるほどになってきた」と申し上げました。35日の国際婦人デー行動で金喜貞さんが「動労千葉と広島連帯ユニオンの同志の闘いを学んで、昨年城西工団労組の4人の労働者が長期間ストライキ闘争をした」と言われた時、私は胸躍る思いがしました。連帯ユニオンと城西工団労組の闘いが一つになった、と改めて感じたからです。 さらにこの集会で、山陽測器での解雇撤回を闘う女性組合員が発言してくれたことは、非常に有意義なことでした。参加者の中に、涙を流しながら発言を聴いていた人がいたと聞きました。当該の組合員は13年間働いてきた職場を不当解雇され、ユニオンに加入して断固、解雇撤回を求めて闘い続けています。今年111日に広島県労働委員会から、会社は直ちに職場復帰を認めよ、という命令を勝ちとりました。にもかかわらず、山陽測器資本はこの方の復職を拒否しており、ユニオンが一丸となって団結を固め、闘っています。 連帯ユニオン傘下の広大生協労組は、「労災認定さえ勝ちとればよいのではなく、労災が生じない職場をつくらなければならない」「労働強化・低賃金・差別分断を許さない」という立場を貫き、31日にストライキを行いました。国際婦人デー行動の翌日には韓国のお二人が生協の職場を訪問し、組合員、労働者と交流しました。 朴槿恵が大統領を罷免され、ついに逮捕(近日中に起訴?)されました。日本では「平和的なロウソク集会」だけでそうなったかのように言う人もいますが、私は違うと思います。民主労総が数次にわたるゼネストで労働者民衆の怒りを束ねて、朴槿恵政権打倒の地平を切り開いたからこそ実現したのではないでしょうか。 韓国では来月9日に大統領選挙が行われます。報道では「共に民主党」の文在寅と「国民の党」の安哲秀の支持率が拮抗していると言われます。しかし誰が大統領になっても、労働者民衆の決起がなくなることはありません。民主労総は6月にゼネストを計画しており、日本では国鉄闘争全国集会が開かれます。 今月4日、日本政府は駐韓大使と釜山総領事を約3か月ぶりに韓国に帰任させました。これだけの期間一時帰国させていたことは事実上の「国交断絶」状態だったと言えますが、韓国の次期政権にも「慰安婦」問題の日韓「合意」の履行や少女像の撤去を求めながら、北朝鮮の動向を見て戦争を狙うために、帰任させようと考えたのではないでしょうか。 マスコミの言う「日韓関係」は政府や支配者同士の関係であって、それが悪くなっても、私たち労働者民衆の関係は決して悪くなってはいません。「慰安婦」問題の日韓「合意」を破棄させ、戦争を絶対に阻止しなければなりません。このことを、今日参加された皆さんと確認したいと思います。 皆さん、85日と6日はぜひ広島に集まってください。安倍政権は森友学園事件などで崩壊寸前です。8.6ヒロシマ大行動を成功させて、安倍政権打倒への道を力強く切り開いていきましょう。ありがとうございました。

0 コメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。