人員不補充・人員不足、過重労働・・・全国の課題は同じ
医療福祉で働く仲間は団結しよう
8・5医療福祉労働者交流集会には、8・6ヒロシマに参加するために、東京や関西をはじめ、全国から多くの医療・福祉の職場で働く仲間が集まりました。広島からは草津病院支部、高陽第一診療所労組、大阪から八尾北医療センター、高槻医療福祉労組など、労働者の地域拠点として闘っている労組が参加しました。それぞれの職場の課題・問題を別個のものではなく、安倍政権の医療と福祉を金もうけの道具にする外注化・非正規職化との対決であり、全国の職場での共通の生き死にのかかった問題として討議して、どのように闘っていくのかという方針を話し合いました。
東京から参加した仲間は、島根社会復帰促進センター(旧浜田刑務所)に囚われている広島市の介護労働者・無実の竹川忠臣さんの面会に浜田に行ってきた報告をし、"明日は我が身、団結して取り戻そう!"と訴えました。
翌日の8・6ヒロシマ大行動集会には、草津病院から労組員が参加。集会の基調報告を、高陽第一診療所労組の仲間が行いました。「朝鮮半島での戦争-核戦争を始まる前に止める力が、国際連帯と、地域・職場の仲間の団結を拡大して、ゼネラル・ストライキを実現していく中にある。11・5改憲阻止1万人大行進をその突破口にしよう」との提案を全参加者で確認しました。
■「ケアワーカーは全部非正規にするんじゃないか」
草津病院支部も8・5-8・6ヒロシマ大行動に参加しました。8月5日に開催された全国医療福祉労働者集会では、ケアワーカーの徳田組合員が発言しました。「うちの病棟では、(救急病棟に変更されて)ケースワーカーを全部非正規にするんじゃないかと。なぜかというと、(業務の変更や要員計画が)全然説明がされていないから。ケースワーカーが辞めていっても補充はしないんですね。その分、看護師にケアワーカーの業務をさせていて、看護師の負担もすごいことになっていて、誰かが体調不良で休んだら本当に仕事が回らない。でも経営側は"要員は足りている"と。それは設置(施設)基準を満たしているというだけで、業務が回っているわけではないのです。僕も夜勤が減らされてその分夜勤手当が減っています。手取りだけでいうとアルバイトした方がいいんじゃないかというぐらい。これが現状です。それと組合に入ってからずっと評価制度拒否で闘っています。今後も続けていきます。」
■解雇撤回!職場の仲間を分断する人事考課制度とトコトン闘います
さらに解雇撤回を闘う真保書記長も発言しました。「人事考課制度に対して提出拒否で闘ってきました。私は2年前に嘱託再雇用が拒否され、解雇撤回を訴えてきました。去年の11月に県労委で不当労働行為だという決定が出ましたが、この件では、現在も中央労働委員会で争っています。今年の11月には、その中労委で決定が出ますが、病院側の不当労働行為が認められると思います。
組合つぶしの人事考課制度で"賃下げ"にされた全員の分を総計すると半端な額でありません。怒りに絶えません。金額もさることながら、長年に渡るこの不当な組合つぶしと団結破壊の卑劣さを暴露し、団結をよみがえらせる裁判をやります。単に組合が"勝った負けた"の裁判ではダメなんです。草津病院で働く仲間全体の利益になり、みんなに勇気を与えることができる裁判にしていきたいと思います。」
■組合で同じ職場で働く仲間との絆を強く感じる!
金光組合員からは、「この度は婦人科系の持病を抱えての妊娠で実質的には活動しにくい状況では有りますが同じ職場で共に闘う仲間との絆を強く感じています。パートナーも協力してくれ、好意的な印象を受けます。私はこれからも現場で働く仲間との繋がりを信じて共に闘い、先行き不安な未来を私達全世界の労働者の力で変えるという同じ目的に向かって生きたいと思っています。」との感動的なメッセージが寄せられました。草津病院で働く仲間は、労働組合として被爆72周年の8・6を固く団結して闘いました。
8・5全国医療福祉労働者交流会で発言する岡山大学医学部職員組合の仲間
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