2月13日広島連帯ユニオンは21春闘集会を開催しました。
今回はコロナ下で最大の矛盾が集中している医療福祉労働者をクローズアップして「医療崩壊の本当の原因は何か? 医療福祉労働者は団結してたたかおう」をメインテーマに看護師である真保副委員長(草津病院支部)とケアマネージャーである矢田副委員長(高陽第一診療所労組)のパネルディスカッションを行いました。冒頭、「医療は社会保障だ!」を掲げてストライキに立ち上がった船橋二和病院労働組合のストライキの模様と記者会見の動画を上映しました。
宮原委員長が基調を提起「①大量首切り・賃下げ・ボーナスカット・人員削減の激化、②新型コロナ特措法改悪に示された労働者への責任転嫁、③春闘解体・労組なき社会、解雇自由・残業代ゼロ・成果主義賃金狙う」という3点の情勢を確認した上で「労働者の怒りの結集軸となるユニオンに飛躍しよう。まずは職場からたたかいを起こそう」と提起しました。
パネルディスカッションでは矢田副委員長からコロナによる感染対策が組合の要求から始まったこと、マスクを職員に有料で配布するということに反対してきちんと支給させたことなどが話され、また新施設での感染対策が予算も少なくないがしろにされていることが話されました。また現在職場のパワハラ問題を取り組んでいるがその背景に看護師の人員不足があることなどが話されました。
真保副委員長からはコロナ対策の中で草津病院の中でも労働強化になっていること、二和病院労組のたたかいから現在の医療制度が金儲け主義になっていること、非正規化が進められている事、社会保障としての医療の切り捨てを介護への押し付けによって行おうとしていることなどが話されました。
会場からの発言では、高陽病院の組合員から施設での感染対策に理事会が責任を取らず現場任せになっていること、作業所で働く看護師の組合員から感染対策に自分が責任感を持って取り組んでいること、病院で働く看護師の組合員から感染者疑いの労働者に対するパワハラの実態、病院の事務で働く仲間からはワクチン接種がまともな説明もないまま行われようとしている実態が話されました。
医療福祉労働者を中心に団結を強め職場でのたたかいと地域での団結の拡大に向かっての一歩を築いた集会でした。
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