不当な人事考課制度を止めて働きやすい職場に変えよう!
草津病院支部
◆人事考課は本当に公平でしょうか?
職場の仲間から「腰痛で休んだりすると、人事考課が悪くならないか心配」という声が寄せられました。私たちは少々体調が悪くても、休めない状況の中で働いています。無理をして働くことで一層、体調を壊しています。しかし人事考課では「体調不良→健康管理が悪い→低評価」とされるようなことがしばしばあるようです。だからこのような心配をして十分な休養が取れないのです。草津病院の人事考課では、本来、対象にすべきでないものを取り上げて、低い評価を付けている事例がいくつもあります。
◆労働災害や子育ての対応で人事考課を低くするのは不当!
仕事中に精神状態が不穏な患者さんとの接触で怪我をすることがあります。これも「怪我をする→スキルが低い→低評価」とされます。とんでもないことです。業務中にけがをした時や労働災害が起こった時は、再発防止のためのミーティングと対策、労働者本人に対するケアこそが必要なのです。
また、私たちの幼い子どもが急に体調を崩したり、病院へ連れて行かなければならないことで、急な休みを取ることがあります。これも「急な休みが多い→低評価」とされます。これらは人事考課の対象とすることではありません。労働者の子育てを支援することや健康で安全に働ける職場にすることは企業の責務です。すべて「自己責任」とするような考え方は、経営者の責任放棄です。
◆人事考課制度はいらない!
このようなことで人事考課が下げられることは不当極まりないことです。組合はこのようなことが起こるのは、人事考課という制度そのものに問題があるからだと考えています。そもそも人事考課というものは、企業の利益を促進するために編み出されてきた制度だからです。労働者の間に分断と競争を持ち込み、団結させないことで低賃金を固定化する、会社による労働者支配の役割です。私たちが求めているのは、健康で安全に働ける職場です。このような人事考課制度は必要ありません。
みんなで人事考課に反対する声を上げて、職場を変えていきましょう!
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