2009/02/07

09春闘をストライキで闘おう! (2.7春闘集会ビラ)

クビ切り・賃下げ、ふざけるな!生活できる賃金よこせ!
09春闘をストライキで闘おう!

生きさせろ!ゼネストで資本家どもをぶっ倒そう!
資本家を救済する連合をぶっとばせ!

●これ以上、何をガマンするというのか!生きさせろ!の09春闘ストライキを!
年明け以降、ますます資本家のなりふりかまわない会社防衛のあがきが鮮明になってきた。毎日、減産とクビ切りの話だ。「会社存続のため」「会社あっての労働者だ」「会社の儲けが労働者の稼ぎになる」ということは、全くのデマそのものであったことが、明らかになった。それでも経営は、労働者に会社に尽くせというのか!ふざけるな!資本主義はもう終わっているのだ!
矛盾の一切を労働者に押し付けて、その上にさらに、この機会にリストラまで進めようとしているのが経営者だ。どこまで労働者を侮れば、気が済むのか!
会社を守るために、労働者をモノのように使い捨てるのが資本家の本質だ。株主と金融市場のための「責務」を果たすことしか眼中にないのが経営者だ。資本家と私たち労働者とは、相容れない。まさに“水と油”だ。利害は全く一致しない!
労働者が、自らの生活を成り立たせるために、生きさせろ!の声をあげて、トナリの仲間と団結して、職場に闘う労働組合をよみがえらせて、闘う時だ!
連合-御用組合をブッとばせ!今や資本と非和解で闘う労働組合と労働運動だけが、私たちの命と暮らしを守り、社会を動かす力になる。そういう意味では物事はハッキリし、アイマイなものは一切ない。きわめてシンプルで、労働者にとっては、「喜ぶべき時代」だ。
●労働組合とストライキの時代が来た! 全国各地でストライキが爆発している!
09春闘は、この数日でも全国で激しく火花を散らしている!ついにストライキの時代が来た!
千葉では、国鉄(JR)分割・民営化絶対反対・解雇撤回で23年間も闘い抜いてきた動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合:運転士、検査・修理の労働者を中心にした組合。6名の青年労働者が加入。組織拡大を実現した。)が、3名の運転士の強制配置転換攻撃に対し、全組合員をあげてストを構えて闘い、配転攻撃を阻んだ。大勝利だ!
埼玉では、ホンダ系の自動車部品メーカー・ショーワで働く6名の派遣労働者が、さいたまユニオンに加入して闘っている。2月6日、派遣先で第2波ストライキに立ち上がった。実際に機械を停めて、生産ラインを停止させるストをやり抜いた。
東北では、東北石けん労組が、偽装倒産-全員解雇の攻撃に対して、青年労働者の怒りの年休スト(いきなり年休を取る)と1月22日の終日ストライキで反撃した。ストはニュースで報道され注目を浴びた。解雇撤回まで何度でもストを闘う!と、第2波ストを29日に決行し構内デモをやりぬいた。
奈良では、トヨタ系の森精機で12月に「契約解除」で派遣会社を解雇された労働者たちが、3波のストを闘った。22日に、契約なんか関係ない!と働いていた現場である派遣先の森精機工場へ突入して、支援の労組・団体の仲間と共に構内デモと門前集会、申入れを行ない、森精機の正社員の圧倒的な支持を得た。【上の写真は2月6日、ストライキに突入したショーワの派遣労働者たち】
大阪では21日、全社労(全国社会保険協会連合会労組:社会保険診療所の医療労働者の組合)が医療センターの閉鎖・売却=解雇に反対して、第2波ストに立ち上がった。
名古屋では、1月16日にトヨタ系の会社で、東海合同労組SK分会が第2波のストを決行した。
派遣切りを始めとして、倒産・施設閉鎖-解雇、賃下げや労働条件の一方的な改悪に対して、職場で団結し、ストライキで闘う労働組合が、全国で続々と登場してきた!
●労働組合をよみがえらせ、ストを闘おう!職場の仲間・トナリの仲間と団結しよう!
世界は、本当に大恐慌に突入している。過去のどの時代にもなかった『スーパー恐慌』が到来しているのだ!荒々しい激動情勢の中に今、私たちは生きている。
世界中で、金融恐慌に端を発した労働者の闘いが爆発している。国家財政が破綻した東欧諸国やバルト3国、アイスランドやギリシャで、数万~数十万の人々が激しく暴動闘争に立ち上がっている。金融破綻でGDPの10倍の債務を負ったアイスランドでは、ついに労働者が中心になって、政権を退陣に追い込む闘いを組織した。フランスでは29日に、全土で500万人が、社会をマヒさせる文字通りのゼネストに立ち上がった。
史上空前の大恐慌情勢に、全世界の労働者が、生きさせろ!の声をあげて、職場・地域から立ち上がり始めている。私たちもこの隊列に加わろう!生きさせろ!の春闘ゼネストをやろう!
オバマも麻生もブッとばせ!
麻生首相は施政方針で、オバマ米大統領を真似て、「変革には痛みが伴うが、恐れてはならない。良き伝統を守り発展させるために改革することが、私の目指す真の保守だ」「日本、日本人の誇りを」などといっている。
崩壊した金融市場と世界経済を彼らは決して救うことはできない。ましてや『日本が最初に不況を脱出する』とはお笑い草だ。日本の政財界は、一切を労働者への犠牲転嫁でのり切るしかすべはないから、消費税の増税を行うのだ。「伝統だ」とか無私の精神だのと言うのも、民族主義や国家主義を広めて、職場に分断を持ち込み、労組をつぶし、労働者の団結を破壊して道州制・大民営化攻撃を推進し労働者を戦争に動員していくためだ。
【上の写真は、ゼネストでデモに起つフランスの労働者】
恐慌と戦争は一体だ。大恐慌の中で、これは何より現実性がある!経営と一丸で会社防衛・資本主義体制を守ろうとする一切の運動は、戦争の先兵になる。連合・民主党はハッキリとその道を選択した。資本家を救済するために闘う労働者・労働組合をつぶすことを使命としたのである。資本主義社会の枠内での改革を叫ぶ全労連・日本共産党もオバマや民主党と同じ穴のムジナなのだ。
職場の仲間との団結をより所に、アイマイさなく資本・経営と非和解で闘う階級的労働運動だけが、勝利の道を指し示しているのである。
●闘う労働組合を時代の最前線へ!
09春闘を生きさせろ!ゼネラル・ストライキ(全国一斉スト)で闘おう、昨年の11月労働者総決起集会に結集した『働く仲間』や学生が、自分の職場・大学で次々と立ち上がっている。
闘う労働組合のネットワークをつくろう!米・韓・日の国際連帯の力で社会を変えていこう!闘う労働組合を時代の最前線へ!この合言葉こそが最もリアルに感じられる時代が来たといことだ。09春闘を全力で闘おう。2・11集会実行委員会が呼びかける『2・11ヒロシマ教育労働者団結集会』に結集しよう!職場から「生きさせろ!ゼネスト」のノロシをあげよう! 地域の闘う仲間と団結しよう!(09/2/7)

■【コラム】京品ホテルのように闘おう!
1月25日、東京・品川の京品ホテルで自主営業を続けていた労働組合を、警察・裁判所・経営が一体で排除し、建物明け渡しを強制執行するという許しがたい蛮行が行われた!この闘いに500人近い労働者や労組が結集して、機動隊と対峙し、渡り合い闘い抜いた。
最後には警察権力のためにピケ隊は排除され、ホテルは権力に制圧されたが、「今後も闘う!」という京品ホテルの労働者がいうとおり、職場で不屈に闘い、全国各地で数十、数百、数千と-無数の京品ホテルの闘いを展開すれば権力は対応不能だ。大恐慌情勢の中、京品ホテル闘争のようの自主運営を認めていたら、労働者が社会の実権を握ってしまうという事に支配者たちは、おののいているのだ。労働者が職場の主導権を握ることを資本家と政府は恐怖している。
京品ホテルの闘いは、さらに、発展させていけば労働者が社会を、自らの手で運営できることを示している。京品ホテルの労働者のように闘おう!第2第3の京品ホテル闘争を全国につくりだそう! これこそ09春闘だ
【写真は1月25日、京品ホテル前でピケットを張る労働者たち】

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