第24回定期大会で、「すべての原発今すぐなくせ!」の反原発特別決議を採択しました。以下に掲載します。
特別決議
すべての原発をいますぐなくせ!
フクシマと連帯し、すべての原発の即時停止・廃止を闘う決議
2011年3月11日に大地震の中で発生した福島第一原発事故は、いまだ深刻な事態が継続しています。大量に放出された放射能はすでに広島原爆の168個分といわれ、福島の人々を被爆の脅威にさらし続けています。何よりも、原発事故の収束作業にあたる労働者には殺人的な被ばく労働が強制されています。
おきていることの一切は、国家と資本による階級的犯罪です。新自由主義と核武装政策の下で原発大増設を進めてきた歴代自民党政権、電力資本を中心とした日本資本家階級、そして自民党の政策を引き継ぎ、原発のさらなる増設と「新成長戦略」の目玉としての原発輸出政策を進めてきた民主党政権、さらにはそれらに群がる御用学者とメディア。「原子力村」とも言われるこうした連中に、実際に身をもって責任を取らせなければなりません。
人民の怒りの中で登場した野田政権は、「世界一安全な原発を目指す」(9・21国連演説)として原発再稼動、原発輸出を正面課題としてすえています。そしてそのために「原発事故の収束」のキャンペーンと避難地域の解除を強行しています。原発再稼動のために高レベル汚染地域に子どもたちを「帰還」させ、放置する野田を断じて許すことはできません。
日本の原発政策は、国鉄分割民営化に象徴される新自由主義政策・労働組合の団結破壊を土台として展開されてきました。危険な被ばく労働は幾層にもわたる下請け構造の中で、外注先の非正規職の労働者に押し付けられてきました。連合はこの原発大増設・「安全神話」とたたかうどころか、電力総連を先頭に原発推進の手先となり果てました。
しかし、怒りの声は地に満ち、9・19の明治公園6万人をはじめとして労働者人民の巨大な決起が始まっています。
いまほど、闘う労働組合の登場が求められているときはありません。
動労水戸は、放射能で汚染された列車の検修業務を拒否してストライキに立ち上がり、青年労働者を組合に獲得しました。11月6日全国労働者総決起集会では、フクシマから全国・全世界の労働組合に団結を求める熱いアピールが発せられました。
被ばく労働によってしか成り立たない原発は、労働者の存在とあいいれないものです。動労水戸の闘いは労働組合が現場から立ち上がったとき、原発も被ばく労働もなくせるという展望を指し示しています。労働者の団結した力こそ、原発なしには成り立たないような社会を根本から変える原動力です。絶対にすべての原発をなくすことができます。
広島連帯ユニオンは、怒りのフクシマと連帯し、「すべての原発いますぐなくそう」と立ち上がるあらゆる人々の闘いの先頭に立ち、何よりも自らの職場から「原発なくせ」「子どもを放射能から守れ」の闘いに立ち上がります。中国電力による上関原発建設・島根1号機再稼働・島根3号機運転開始を阻止しよう!
以上決議します。
(2011年11月27日)
2011/12/05
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