2014/01/15

民主労総に連帯し広島韓国領事館に申し入れ




 1月15日、広島連帯ユニオン、動労西日本、広島労組交流センター、動労千葉を支援する会広島の連名で、駐広島大韓民国総領事館に申し入れを行いました。パククネ政権による鉄道民営化と労組弾圧に抗議し、民主労総のゼネスト決起に連帯する闘いとして、十数名が領事館前に登場しました。領事館側は、前日のアポイントメントにもかかわらず、申し入れ書を受け取ろうともしませんでした。パククネ政権への批判が全世界に拡大し、連帯した闘いが国境を越えて労働者全体のものになること恐れた、たいへん硬直的な対応です。抗議のシュプレヒコールをあげ、連帯行動をやり抜きました。
 1月13日の全国労組交流センターによる東京での連帯行動(よびかけhttp://www.godoroso-zenkokukyou.org/grz/?p=3063、動労千葉田中委員長の発言http://sukuramu.at.webry.info/201401/article_2.htmlに続くこの日の行動は、パククネ政権打倒までやむことのない韓国の労働者の闘いと連帯して、14春闘を国際連帯の闘いとして闘い抜く決意の場となりました。階級情勢の大流動が始まる中、動労千葉顧問弁護団の鈴木達夫さんが東京都知事選に立候補することを表明しました。労働者の命と生活を奪い原発を推進してきた者たちへの怒りを解き放つ候補の登場です。ユニオンも時代を動かす牽引車として拠点建設を大前進させよう!



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申入書

大韓民国大統領  朴 槿恵 殿
駐日大韓民国大使  李 丙琪 殿
駐広島大韓民国総領事  辛亨根 殿

 私たちは、広島連帯ユニオンならびに国鉄西日本動力車労働組合、広島県労組交流センター、動労千葉を支援する会広島を代表し、朴槿恵大統領、李丙琪駐日韓国大使、辛亨根駐広島韓国総領事、及び韓国政府に対し、以下の抗議と要請を行う

昨年12月22日、朴槿恵政権は警察権力を使って全国民主労働組合総連盟の本部事務所に対する令状なしの不当な捜索、破壊、襲撃を行い、抗議する組合員を不当に連行した。この暴力的な労働組合弾圧に対して、私たちは怒りを込めて徹底弾劾する。
この暴挙は、労働組合の正当な活動に対して、むきだしの国家暴力で圧殺しようとするものであり、全世界の労働者、労働組合に対する敵対行為である。断じて許されない。
 
 さらに、朴槿恵政権は韓国鉄道民営化反対の韓国鉄道労組のストライキに対しても、不当な指名手配、逮捕、弾圧に手を染めている。
 日本における国鉄分割・民営化はJR北海道の事故続発に象徴されるように、安全の崩壊、鉄道事業そのものの崩壊をもたらしている。民営化が安全を破壊し、労働者の生活と命を奪い、社会基盤を崩壊させるものであることはすでに歴史が証明している。
 朴槿恵政権の民営化攻撃は1%の資本家たちの目先の利益のためのものでしかない。韓国鉄道労組を先頭とした民主労総の闘いこそ圧倒的多数の労働者民衆を代表する正義の闘いである。
よって、私たちは朴槿恵大統領と韓国政府に対し、以下のことを強く要求する。

 一、民主労総本部に対する公権力の投入と暴力的破壊行為を直ちに謝罪せよ!労働組合への破壊と労働者の権利圧殺を直ちにやめよ!
 二、韓国鉄道労組幹部への逮捕令状を撤回し、組合員に対する懲戒処分の一切を直ちに中止し、撤回せよ! ストライキへの暴力的弾圧を直ちに停止せよ!
 三、広範な反対の声を無視し、ペテンを弄してKTXの民営化をあくまで推し進めようとする一切の策動を中止せよ!

 いまや全世界で民営化に反対する労働者の闘いは爆発している。朴槿恵大統領と韓国政府が私たちの要求を無視し、今後も民営化に反対する韓国労働者の闘いを国家暴力で圧殺しようとするならば、韓国の労働者のみならず、全世界の労働者による徹底的な弾劾が叩きつけられるであろう。私たちは、朴槿恵大統領の退陣を掲げてゼネストに立ち上がった韓国民主労総の闘いと連帯し、労働組合破壊と労働運動圧殺を許さないために共に全力で闘う。

2014115

広島連帯ユニオン(広島市安佐南区八木4-2-5-2階中央)
国鉄西日本動力労働組合(広島市東区光町1-7-15 第1田万里ビル208
広島県労組交流センター(同上)
動労千葉を支援する会・広島(同上)

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