2月26日、広島連帯ユニオンと地域の共闘の仲間は株式会社S衣料にたいしてF組合員への退職強要=解雇策動と不当労働行為に対する抗議闘争に立ち上がった。青年労働者を使いつぶすブラック企業にたいして、労働組合の原則的たたかいではねかえしていく闘いとして貫徹した。
雨の中結集した広島連帯ユニオンと高陽第一診療所労働組合をはじめとした共闘の仲間は、仕事を終えたF組合員と合流し、社長と社労士のいる建物入り口で要求書をたたきつけた。「F組合員への退職強要をやめろ」「不当労働行為をやめろ」と怒りの声をあげた。
私たちの怒りの声に対して社長と社労士は許しがたいことに、「話し合いができないなら退職勧告を行うことになる」と解雇攻撃をちらつかせてきた、F組合員は「そちらの結論は決まっているじゃないか!」と怒りの声を叩き付けた。さらに「解雇は絶対許さない。これは労働者の命の問題だ」という声に対して「会社あっての労働者でしょう」の本音。「ふざけるな、職場をまわしているのは労働者だ」と怒りがたたきつけられた。
この間の会社側の退職強要の攻撃に対して、F組合員は断固自己退職を拒否し、組合員として会社と対決してきた。1年のほとんどを海外で過ごす社長は、なんとF組合員にたいして退職強要のための「団体交渉」を、他の従業員を使って申し入れさせようとしてきた。F組合員は不当労働行為にたいして、断固受け取りを拒否。職場ビラまきに決起し、26日の抗議闘争の先頭で闘った。
青年労働者を使いつぶし、パワハラ・追い出し部屋で退職に追い込むブラック企業が横行している。しかし、労働組合に団結して闘えばかならず跳ね返せる。
S衣料闘争は長時間労働・過労死許すな! ブラック企業許すな!の14春闘の闘いとして大勝利している。解雇を絶対阻止するまで闘いぬく。