『医療の現場』No.65
2014年2月7日発行
草津病院支部
14春闘に向けて職員から組合へ要望が寄せられています。組合では「14春闘アンケート」を取り組むことにしました。皆さんのアンケートで「要求書」作り、病院へ要求したいと思います。ぜひご協力お願いします。
長時間労働・休暇が取れない・過労死問題
草津病院では、これまで職員が何人も重大な病気にかかっても働き続け、その中には不幸にも死亡された方もおられました。しかし、それらの病気はすべて「私病」で、個人の健康管理だけの問題でしょうか。労働者が体を壊すのは働かせ方に問題があるのです。
合理化による業務の増加や変更で長時間労働を余儀なくさせられ、体調不良で病気になります。また一方、病気休暇や退職となっても要員は補充されません。判っていても業務をこなすために「休暇が取れない」現実を強制されているのです。
各部署で職員の増員かちとり職場の安全を確保しよう
業務のミスは、特に仕事が不慣れなことや疲労(過労)状態で引き起こされます。この間誤薬問題は減少したものの、今度は転倒転落事故が増加しました。
病棟再編が開始されてから、どこの職場でも業務にゆとりがなく、業務の失敗や間違いは続いています。「ニアミス検討」で決められた方針がさらにストレスになることがあります。
業務の合理化とパソコンについて
合理化攻撃として電子カルテが導入されましたが、パソコンが職員の人数分設置されておらず業務に支障をきたしています。個人的に管理職に進言してもかなえられません。パソコン端末器の不足は、職員に過重で深刻な長時間労働を強制しています。『パソコンを1台増やしてほしい』というのは切実な現場の要求です。
労働時間管理の問題、サービス残業
出退勤の確認について、草津病院も以前はタイムカード制でした。現在は「管理職との確認」と「出勤簿」になっています。この方式だと出退勤時間の確定が管理職の認定や個人の申告に左右され、評価やパワハラの問題とも繋がり、サービス残業を助長する温床になっています。
賃金問題・非正規(嘱託)問題
新賃金体系が実施されてから、一度もベースアップ(一律賃上げ)がなされていません。また嘱託職員から「賃金が2割カットされているのだから、(正規職より)2割仕事量を減らしてほしい」という声が寄せられました。『ハードワークなのに低賃金』が非正規職(嘱託や事務の派遣労働者)の実感です。
評価制度の恣意的な運用によるパワハラ
要員不足は深刻です。病院は、職員個人や家族の事情で欠勤が出ることをまったく考慮していません。残業が出ないようにするための要員も確保していません。いっさいを「個人の献身で補え!」ということで自己責任にしています。
子どもの急病で休んだことを問題にされ、上司から理不尽な暴言を浴びせられた人もいます。評価制度(人事考課制度)によるパワハラを止めさせましょう。
職場の声を集めて14春闘要求を作り、働きやすい職場に変えていきましょう!
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