2014/05/01

5.1広島メーデー、闘うメーデーが復活!


 解雇、非正規化、長時間労働、賃下げ、改憲・戦争の安倍政権と闘うメーデーが、広島でも復活した。青年を先頭に、労働者30名が、正午に広島市中区八丁堀・京口門公園に結集し、デモに出発。昨年に続き、多くの労働者が当日、年休を取って参加したことで、誰もが自己解放感に溢れていた。県庁、オフィス街、NHK、中央郵便局、市役所などの職場を通り、「解雇撤回 闘争勝利」「非正規撤廃!」「安倍政権を打倒しよう」「団結すれば必ず勝てる」とリズミカルなコールで呼びかけながら歩いた。青年労働者が牽引するデモの隊列は、圧倒的な注目を集めた。
 早朝には、職場(県庁、市役所、草津病院)に出勤する労働者にビラをまき、県労連メーデーの参加者へ国鉄解雇撤回10万筆署名を呼びかけ、260筆が集まった。4・26連合メーデーで寄せられた140筆と合わせれば400筆だ。署名に応じた労働者は皆、恥ずかしげもなくメーデーの場に姿を現した安倍首相と、それに屈服した連合幹部に対し、「労働者を何だと思っているんだ!」と怒りをたぎらせていた。かつてない情勢が到来している!
 デモ終了後に総括集会を開催し、14春闘を闘いぬいてきた労働者が続々と発言した。広島連帯ユニオンは、このかん、2名の青年労働者へかけられた解雇攻撃を相次いで撤回させる、これまでにない大勝利をもぎ取っている。
 圧巻だったのは、解雇攻撃をはね返した当該の青年労働者の発言だ。「解雇攻撃を決して一人の問題だとは思わなかった地域の労働者との団結があったからこそ、解雇を撤回させることができた。一度、ひっくり返した会社との力関係をひっくり返されないように、これからも闘っていきたい」との力強いアピールに、会場は一気に沸きあがり、集会は大成功のうちに幕を閉じた。
 新自由主義は崩壊に向かっている。韓国「セウォル号」沈没事故は、新自由主義が労働者の命と安全を破壊することを突き出した。新自由主義は、もはや、労働者に「生きる」ことさえもさせられなくなっている。この破綻性は、国境を越えた現実だ。
 何よりも、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回裁判における「解雇無効判決」は、労働者は闘えば勝てること、資本に解雇撤回を強制させる力が労働組合の団結にあることを強烈に示した。今こそ、労働組合運動に絶大な確信を持ち、新自由主義に対する全労働者階級の怒りを団結へと転化しよう!
 5・1メーデーを起点に、国鉄解雇撤回10万筆を職場、街頭、地域で集め、さらに団結を拡大して、青年を先頭に、5・17‐19沖縄闘争、6・8国鉄闘争全国運動全国集会、8・6ヒロシマ大行動へと攻め上ろう!

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