5月23日「石川一雄さん不当逮捕51カ年糾弾!差別・分断打ち破る労働者階級の団結で第3次再審闘争勝利へ!」を掲げる5・23広島狭山集会が広島市福島町のいきいきプラザ・西地域交流センター(旧西隣保館)で、県内からの労働者や学生など40名の結集でかちとられました。 本年の5・23狭山集会は、袴田事件の再審開始という決定的な情勢の下で「ただちに石川一雄さんの再審をかちとる」ものとして開催されました。また昨年7月の水平同盟の結成以来の闘いで、階級的労働運動路線での部落解放闘争が開始され、日々進展している中での5・23狭山闘争として東日本と関西の闘いと固く団結してとりくまれたのです。
集会は、部落解放広島共闘会議議長のあいさつで始まり、冒頭に最近完成した映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』の予告編と70年代の動労千葉の「狭山スローガン列車」の映像を上映して、改めて狭山闘争の歴史と現状を共有しました。
さらに「5・23メッセージ」を読み上げ、石川一雄さんの権力の差別犯罪への烈々たる怒りと全証拠開示で再審勝利を絶対にかちとるという決意を共にした後、広島解放共闘の事務局から基調提起が行われました。提起の冒頭に「全証拠開示で再審の扉開こう!」「階級的団結の拡大で勝利しよう」「国鉄決戦-星野再審と一体で闘おう」ということが訴えられました。民族差別・部落差別-差別とは階級の分断であり、これとの闘いは「ひとつの労働者階級」を分断させる支配階級と闘い、強固に団結するための闘いです。労働者階級自身の団結と自己解放の闘いそのものであることが確認されました。したがって狭山勝利の道―部落解放の道は今日の国鉄闘争全国運動を軸に新自由主義を 打倒する階級的労働運動を職場地域につくり出していく中にあることが示されたのです。具体的には労働組合(広島連帯ユニオンの地域支部)と全国水平同盟の拠点(広島支部)を福島町に建設することです。そして6・8国鉄闘争全国運動の全国集会へ向けて、動労千葉の最高裁10万筆署名を集めきり、6・8に広島からも大結集しよう!と階級的団結の力で部落解放闘争を闘うという路線が鮮明に明らかにされました。
この報告を受けて、闘いのアピールが広島連帯ユニオン青年部、広島東郵便局部落解放研究会、高陽第一診療所労組、広島大学部落解放研究会、動労西日本、広島星野文昭さんを救う会から行われました。発言に立った仲間たちは、石川一雄さんの怒りを共にして、国鉄闘争を軸に据えて職場・地域で階級的労働運動、学生自治会運動や星野闘争を進めている自らの職場・学園での闘いを活き活きと語り、その力で狭山-部落解放闘争に勝利していく確信と気概にあふれたものでした。とくにユニオンの青年労働者と広大の学生が沖縄闘争の報告と合わせて、勝利の展望を示す発言を行ったことは決定的でした。その後、集会はまとめと団結ガンバローで大高揚のうちに締めくくられました。
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