2015/04/22

韓国 民主労総4・24ゼネストと連帯し、5・1メーデーへ

解雇要件の緩和、年功制解体と成果給、派遣労働拡大、
裁量労働制拡大、年金改悪…闘いのテーマは日本と同じ

韓国・民主労総は、4〜6月ゼネストでパククネ政権打倒の闘いに立ち上がっています。このゼネストは、戦争と労働者圧殺の攻撃に怒りをもって立ち上がる世界中の労働者の心をとらえています。私たち日本の労働者も、解雇自由・派遣法改悪・残業代ゼロ法・年金改悪など、全く同じ攻撃と闘っています。沖縄では、辺野古新基地建設に対する怒りが全島ゼネストとして爆発しようとしています。労働者の闘いは、またたく間に国境を越えて全世界に広がり、労働者をひとつにしていきます。ユニオンの拠点建設をもって民主労総のゼネストと連帯し、4.28沖縄デー闘争〜5.1メーデーを闘いましょう!


韓国 民主労総24ゼネスト

解雇と非正規拡大の労働市場構造改悪・年金改悪阻止、パククネ政権打倒へ官民80 万組合員が歴史的総決起へ

 民主労総は4月18 日、セウォル号の集会会場であるソウル広場で、セウォル号集会に先立ち「4・24 ゼネスト宣言大会」を開き、ゼネスト突入へ向け最後の隊列を整えた。公務員労組、公共運輸労組、金属労組、建設産業連盟、全教組など加盟各組織の代表が次々と登壇し、熱烈な決意表明を行った。配布されたビラには、「終わらせよう!パククネ、行こう!4・24 ゼネスト」の見出しが躍り、「労働者の運命をかける闘争」への総決起を訴えた。
 公務員労組の委員長は「公務員はスト権がなく、労組の設立申告もできず、労働三権を奪われているが、勝つまで闘って必ず勝利する」と決意を語った。公共運輸労組は、「鉄道・ガス・電力・空港の労働者は今回はストライキではなく総力闘争で参加するが、来たる6月、パククネに大打撃を食らわせるゼネストに出る」と宣言した。建設産業連盟は、「建設現場で毎年1000 人の労働者が死んでいる。この現実を変える」と訴えた。金属労組は、「金属労組15万組合員は全国全職場において4時間以上のゼネストに突入し、地域大会に参加する」と報告した。全教組は「政府は私たちの年休闘争を違法とし懲戒処分するというが屈しない。拘束されるべきはパククネだ」と叫んだ。最後に登壇したハンサンギュン委員長は、「ゼネストへの準備は終わった」と言い切り、これは「敗北と屈従の歴史を終わらせる闘いだ」「われわれの力をパククネに見せつけてやろう!」と宣言した。
 4・24 ゼネストは、財閥のみを守る腐敗したパククネ政権への全国民的怒りを結集している。さらに闘いはメーデー、6 月大ゼネストへと向かっていく。日本も沖縄をはじめゼネスト情勢だ。韓国ゼネストに続き5・1メーデーへ!

5・1広島メーデー実行委員会( 連絡先 広島市東区光町1-7-15-208 広島県労組交流センター)


パククネ政権にとどめを刺し勝利しよう!
4・24 ゼネスト宣言大会(4/18 ソウル)でのハンサンギュン民主労総委員長の発言
 2015年4月24日の労働者市民を生かすための民主労総ゼネストが、一週間後になった。この100日間、しゃかりきになって現場をめぐった。われわれがなぜゼネストに立たなければならないのか、共感し、決意する時だった。現場は、闘おうと言った。今われわれが闘わなかったら、われわれの未来は野蛮の今日から一歩も抜け出ることができないだけでなく、もっと残酷なことになるだろうからだ。

 振り返って見ると、誰もが3ヶ月でゼネストが可能だとは確信できなかった。しかし民主労総は、組合員たちは、切迫した気持ちでゼネストを作り上げてきた。

 闘わなければならないという歴史の呼びかけにきっぱりと立ち上がった、誇るべき80万民主労総組合員の同志たち! 本当に心強く、ありがたく、誇らしい。

 民主労総ゼネストはもうただのスローガンではない。敗北と屈従の歴史を終わりにするゼネストだ。財閥の腹を肥やすために公務員の年金を攻撃し、労働者の仕事場と賃金を削って、そして民主労組まで奪おうとする政権に対して、必死即生の覚悟で労働者市民を救うための闘争だ。だから必ず勝利しなければならない。

 パククネ大統領は4月16日、セウォル号1周忌を迎える日に海外に出た。国家が国民を、われわれの息子、娘たちをただの一人も救わなかった政権。何の責任も負わないで、惨事の1周忌の日に懺悔と謝罪は固辞し、盗人たけだけしいにもほどがあるが、公務員年金に必ず手を突っ込まなくてはならない、不正腐敗を根から絶つと、とんでもない脅しをかけている。国民ははらわたが煮えくり返っている。本当に手入れをしなればならない対象は、国民の幸福を投げ捨てて財閥幸福時代を開くために、総理、秘書室長、釜山・仁川市長、慶尚南道知事、実力者国会議員イワングのように、秘密裏の選挙資金として最小限3000万ウォンを臆面もなく要求する、不義の腐敗した政権の素顔を見せたパククネ政権だ。

 国民はもう、労働者・庶民の名を手帳から消したパククネ政権に期待はしない。企業の裏金という汚い金で大統領選挙をやったパククネ政権は、完全に正当性を失っている。したがって民主労総は、断固として宣言する。パククネ政権はすでに終わった!!!! 同志たちよ、そうだろう?

 愛する民主労総の組合員、そして国民の皆さん! 民主労総は崖っぷちに追いやられた労働者と国民の生活を守るための闘争に突入する。腐敗した政権は国民を生かすことができない。国民の生存と安寧を守れない権力は、権力の座につく資格がない。国民を恐れることを知らない権力の末路は、凄惨なものになるだろう。この不義の権力は長くはないということを、ここに集まったわれわれが見せつけてやろう。目覚めた市民たちの力を見せつけてやろう。

 真実が嘘に勝つゼネスト、反労働、反民主、反民生政権を終わりにするゼネスト、多くの夢をもっていた子どもたちを一人も救わなかった虐殺政権を終わらせるために、大反撃の砲門を開く4・24ゼネスト、今や準備は終わったと考えるが、同志たちは同意するか? 勝利することはできるか? 本当に準備はできたか?

 民主労総は4月24日の先制的ストライキを始まりとして、公務員年金改悪を防ぎ国民年金を強化するだろう。労働悪法を妨ぎ労働三権を強化するだろう。公共の敵と悪罵を投げるニセの公共部門正常化を阻止しぬくだろう。最低賃金1万ウォンへの引き上げで労働者・庶民、1千万のチャングレ(非正規職労働者)の生存を守るだろう。水葬されたセウォル号の真実を明らかにする先頭に立つだろう。そして何よりも、国民のすべてを本当に生きられないところに陥れているパククネ政権を終わりにするために闘うだろう。パククネ政権に怒る労働者民衆の力を集めよう。

 常軌を逸した政権に勝つためには、もっと過激に闘わなければならない。民主労総がもっと過激になろう。拘束への恐れをより大きな怒りに変えることだ。ゼネストの錨はすでに上げられた。1週間後の24日、ゼネスト出征の朝は、今日よりも明るく進撃の気勢がみなぎることだろう。その気勢で野蛮の時代、パククネ政権にとどめを刺して必ず勝利しよう。トゥジェン!

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