2015/04/05

4.5広島春闘集会を開催

広島で4・5春闘集会をかちとる!

 去る4月5日、動労神奈川結成集会と連帯して、広島で春闘集会がかちとられました。
 『動労総連合を全国に!』のスローガンの下に15春闘を職場で闘い抜いた労働者が40名結集しました。この集会は、自らの職場で階級的団結と絶対反対を掲げて闘い抜いた青年労働者が先頭に起ち、全体をけん引したことに大きな意義がありました。司会は広島連帯ユニオン青年部の山下真吾さんが担いました。
 集会で広島の闘う仲間は、15春闘前半戦の総括を行い、5・1広島メーデーから5月沖縄闘争、そして6・7国鉄闘争全国運動全国集会へ!総力を挙げて組織拡大を実現して総結集を実現しよう!との決意を固めました。さらに、この4~6月の過程を民主労総の韓国ゼネスト闘争と固く団結して国際連帯の力で闘い、安保国会での戦争体制構築を打ち破ろう!8・6ヒロシマを「戦後70年」攻撃と対決し、被曝労働拒否の闘いを押し広げよう!との気運が高められました。

 集会の冒頭で、参加者全員で星野文昭さんをとり戻そうと『ソリダリティ~団結』を合唱しました。主催者を代表して、広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が「連合は破産している。三菱重工はじめ基幹産業の労組が春闘を闘わずに放棄した。”官製春闘”などあり得ない。労働者は闘ってこそ生きていける。ユニオンはスト権を確立した。三菱広機分会を先頭にストライキで闘う!」と発言しました。
 連帯あいさつでは、県北部の安芸太田町で国鉄闘争を闘い、地方切り捨ての学校統廃合との闘いを開始した婦人民主クラブ全国協広島支部の仲間から生き生きとした地域の活動と勝利の地平が報告されました。続いて、広島星野文昭さんを救う会の福崎裕夫さんから権力・反動の妨害を地元の仲間がはね返した上下町絵画展の報告がなされ、さらに増上昭典代表から来る4~5月の広島県内での星野絵画展のとりくみへの参加・賛同と職場での星野署名への持ち込みが訴えられました。
 基調報告を広島連帯ユニオン青年部長(推進機構支部)の宮原亮さんが行いました。宮原青年部長は、「1〜3月私たちはこの敵の攻撃を核心的なところで粉砕して、さらに、組織拡大の大前進を切り開いている。『動労総連合を全国に!』の路線の下に固く団結し、2・15国鉄集会の全国10カ所での大成功を勝ち取った。第二の分割・民営化攻撃に対して動労総連合の3月ストを頂点に闘って、動労千葉のCTS への組織拡大、動労水戸での會澤君の加盟、そして動労西日本の中西君の職場復帰、さらには動労神奈川の結成。そしてそれと一体で「被爆労働拒否」の動労水戸の闘いを軸にして3・8医療シンポ―3・11郡山闘争―3・15動労水戸支援共闘結成の大成功。歴史上はじめて、労働運動として、職場闘争として反核運動が座った。いわば『被曝労働拒否』で日本の労働運動を塗り替える、同時に反核闘争を塗り替える。」と闘いの総括を提起し、自らの職場で、既成労組をよみがえらせる闘いに着手して勝利している状況を報告しました。
職場報告・決意表明に入り、動労西日本の大江照巳委員長と岡崎昭夫組合員が発言のトップに立って、2・27第1波ストー3・12第2波ストの報告と中西闘争の勝利の宣言を行いました。広島のJR職場に動労西日本の旗を立て、組織拡大を実現するとの鮮明な決意が述べられました。
続いて、広島連帯ユニオンの拠点として、草津病院支部の中山崇志支部委員長と真保修一支部書記長が登壇して、15春闘を、「いのちよりも金もうけ」の病院資本の「病棟大再編」と絶対反対で闘い、解雇・賃下げ・強制配転との闘いを進めていること、大再編の本質が介護職員の外注化・非正規職化であることを見抜いて、この攻撃との闘いを正面課題に据えて、JR大再編―第二の分割・民営化との闘いそのものとして、職場で断固、実力闘争・ストで闘い、組織拡大をすることを宣言しました。
 さらにユニオンから、青年部の仲間が職場で春闘アンケートを行い、昨年を倍する回答があり労組への期待が高まっているという報告が行われました。また新たなユニオン組合員が加入した医療職場での闘いが、高陽第一診療所労組の矢田三恵書記長から報告されました。高陽第一診療所のサ高住を軸にした新施設推進=新自由主義的施策の強行は組合破壊の攻撃であり、この攻撃と職場での団結を拡大して仲間を増やして闘うこと、さらに草津病院支部や地域の医療福祉職場で働く仲間と医療福祉労組をつくって闘いを広げていくと力強い発言がありました。
広大生協労組は、壹貫田康博委員長、中島健書記長と谷口恭子組合員が3名で登壇して、生協職場の労災多発の現況を暴露して、これが新自由主義=中四国事業連合方式が職場に強いている非正規化・多忙化、安全破壊の現実だ!と訴えて、職場で断固、反合理化安全闘争へ入っていくとの決意が述べられました。
 次いで、高陽第一診療所労組の森末一義委員長から、本年は核戦争突入情勢の中での8・6ヒロシマになる。NAZENヒロシマの呼びかけ人になり、全力で反戦反核闘争を労組として打ち抜く、被曝労働拒否で闘う動労水戸支援共闘が結成されたが、この闘いと連帯してヒロシマの労組として固く団結していく、との決意表明がありました。さらに、広島市の非正規職の青年労働者が、職場での労働組合としての取り組みを開始して、組合と市との団交にも参加しその先頭で闘ったことが報告され、会場から激励の声が上がりました。
 職場報告の最後に、広島連帯ユニオン郵政支部を代表して、古参の仲間が断固、発言に立ちました。広島の郵政職場での怒りの高まり、新大阪局と同様に大型の新集中局を郊外に建設する郵政大再編が目論まれていることを暴露して、郵政民営化絶対反対!株上場許すな、非正規職撤廃!を掲げて闘う!との決意が示されました。
集会のまとめと団結ガンバローを宮原亮さんが行い、広島の闘う仲間は4~6月の決戦へ向けての団結を強化しました。その後、参加者での春闘交流会が開催され、活発な討議が遅くまで行われました。

 春闘集会に先だって、広島県労働組合交流センターの2015年度定期総会が開催されました。特別決議として、「激化する治安弾圧をはね返そう!国鉄闘争を闘い抜いて、闘う労働組合の拠点をつくり、9・6徳島刑務所デモに大結集して無実の星野文昭さんを取り戻す決議」が採択され、9・6に向けて闘う決意が固められました。

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