12.26団交速報 病院は職場の現実を見ろ
労働者は団結して職場を変えよう!
組合は12月26日に草津病院の経営側との団体交渉を行いました。
この団交は、①6病棟のケアワーカーを増員せよ ②妊娠中の女性労働者が就労できる様にしろと訴えた、前回団交を引き継いで開催されました。
ここで経営側は、組合の申し入れに対して、文書ではなく口頭で回答しました。「6病棟の課長が複数のケアワーカーから聴取した」とは言いますが、あらかじめ「ケアワーカーが不足しているとは考えない」という結論ありきで、ケアワーカーの過重労働の事実はなく、問題はないと明言しました。また介護業務の教育については、「ケアワカーの通常の業務をしながら教えることはできる」「看護師がケアワーカーの業務に入ることに問題があるとは聞いていない」というのみでした。これが経営の回答のすべてでした。
■病院は現場の声を誠実に聞け!
経営側が「6病棟のケアワーカーが不足しており過重労働になっている、と主張しているのは組合だけだ」と描きあげようとしていることが判りました。人事考課制度のある職場で、現場職員の評価を決める立場の管理職に対して、経営に批判的な意見を述べる事がいかに困難なことなのか!経営側は誰1人として意に介していません。管理職に対しては「Yes」と応じざるをえないのが現実なのです。それで現場の状況を聴取したなどと、ふざけるのもいいかげんにしろ!!■やはり経営側は「妊娠したら休職」なのか
また、妊娠中の女性労働者の就労については「課長の発言に問題はあった。看護部長の対応は問題ない。報告を受けて経営側で団交より前に検討したが、彼女は働けないと判断した。」とくり返すばかりでした。現在、休職していることに病院の責任は無く「本人が休職届を出したのだから、本人の意志により休職になっている」と全面的に、妊娠して体調を崩している本人の「自己責任」としました。妊娠しても働かないと生活できないという状況で、体調が許せば少しでも就労可能な業務で働きたい、のは全ての女性労働者の思いです。妊娠中も働ける様にして欲しい、と管理職に訴えたら、「あなたは妊娠したのだから働けない」「ケアワーカーとして働ける業務はないか休め!」と何の検討もなしに即時、電話で告げられた女性労働者の怒りはどれほどのものか、経営側は思い知るべきです。
■妊娠しても女性労働者は、1人の労働者だ
経営側は「金光さんの件は、経営側で検討して働けないと判断した」と回答しましたが、最も重要な本人や主治医への問い合わせは、まったくやっていません。これで誠実に検討したといえるのでしょうか?何日間も連絡もなく放置された女性労働者の気持ちを思うと怒りがわき上がります。今回の件は、金光組合員が組合を通して経営側に怒りを叩きつけたから問題になったのです。声なき声ではダメです。組合と共に団結して生活と命を守るために声を上げて起ちあがりましょう!■2018年、生き抜くために団結しよう!
今回の問題は、6病棟のケアワーカー、妊娠中の女性労働者、といった組合員に限定された特別な問題ではありません。この問題は草津病院はもちろん、すべての働く仲間の課題です。2018年は決戦の年です。草津病院労働組合は、賃金上げろ・大量解雇を許すな!外注化やめろ・非正規職撤廃!改憲・戦争絶対反対!で闘います。ともに起ちあがろう!生き抜くために、草津病院労組で団結して職場で声を上げましょう!