2018/04/26

非正規職の賃上げを!環保協と団交


16日に環保協と団交を開催
非正規職の賃上げを!
安心して働ける職場に

 4月16日、広島連帯ユニオンはF組合員の所属する部署の人員不足とそれに伴う過重労働の問題で環保協と団体交渉を行いました。

人員不足の解決は非正規職の賃上げしかない

 Fさんが行なっていた業務は二人で分担して行なっていた業務でした。ところがもう一人の方が退職されたにも関わらず、新しく職員の補充ができていません。団交で明らかになったことは募集しても人が来ない現状であるということでした。
 この現状に対する対策として環保協当局は、「ハローワークで募集しても人が来ないので、SNSを使っての募集もする。その「間をつなぐ」ために派遣社員を導入する」と明らかにしました(すでに16日から勤務を開始)
 ユニオンは募集のやり方の問題ではなく、労働条件が悪いから人が来ないのであって、すでに勤務している労働者の労働条件を見直し、募集条件を見直すべきであることを要求しました。また、そのような矛盾を「間をつなぐ」という形で派遣社員を導入することは、長く働けない条件で働かされることになり、人員問題の解決にならないことを追及しました。

介護・育児・病気の労働者も安心して働ける職場に

 今回の団交ではまた、介護や育児を必要とする労働者の残業問題について議題となりました。
 Fさんは介護を必要とする家族がおり、そのためほとんど残業ができません。そのことは上司を通じて会社側にも伝えられていますが、会社側のFさんへの仕事の割り振りは全くこのことへの配慮がされていないばかりか、団交では、ユニオンから環保協の就業規則で「妊産婦、3歳に満たない子を養育する職員または要介護状態にある家族の介護を行う職員が請求した場合には時間外労働および休日労働をさせることはない」と規定されていることを示し、この就業規則の内容の職場への周知と、介護や育児などで配慮が必要な労働者の時間外労働に配慮することはもちろん、そのことが職場の労働者どうしのトラブルにならないようにきちんと会社が責任を持って説明すべきことを訴えました。

ユニオンで要求し特別休暇の有給化勝ち取る
労働組合運動で職場の現状を変えよう

 Fさんは10年以上も環保協で準職員として働いています。昨年4月以来、非正規職の低賃金と不安定雇用の現状を変えるために、広島連帯ユニオンの組合員として職場で声をあげています。
 このたたかいの中でユニオンとして要求していた特別休暇(忌引き、結婚休暇など)について非正規職員だけが無給だった現状を変え、正規職員と同じく有給とする勝利を勝ち取りました。
 非正規職員はこの4月から5年勤続で無期雇用に転換となる権利を勝ち取りました。しかし、無期転換されても賃金・手当など労働条件は何一つ変わっていません。労働条件の悪さが人員不足を招いています。
 広島連帯ユニオンに加入して労働組合運動の力で職場の労働条件の改善・人員問題の解決を勝ち取っていきましょう。

2018/04/25

裁判所も不当労働行為を認定|山陽測器


裁判所も不当労働行為を認定
山陽測器は違法な解雇を直ちに撤回せよ!

 山陽測器で働く仲間のみなさん。4月4日に団体交渉を行ないました。今回の団体交渉は、裁判の結果を受けてM組合員の早期の職場復帰を求めて開催されました。
 組合は「労働委員会命令取消訴訟で会社は敗訴した」「これで広島県労働委員会の原職復帰という命令が確定的になった」「いたずらに時間を長びかせることなく直ちに解雇を撤回し早期の職場復帰の実現」を求めました。

代理人弁護士が団交を途中退席!

 団交の冒頭、会社側の代理人弁護士に見解を求めたところ「私に対する弁護業務妨害ですか?それだったら弁護士会に私は言いますよ。私がしている弁護活動についてあなたは妨害しましたよね。」と言って社長ら会社役員を残して団体交渉の場から退席しました。ユニオンはこれまで何百回と団体交渉を行なってきています。しかし、今回のように代理人の弁護士が会社を残して退席したというのは始めての出来事です。このような団体交渉を軽んじ無視する態度についてユニオンとしては看過出来ないと考えています。

会社がわにはもはや勝ち目はない

 会社側の弁護士が退席してからも団交は継続して行なわれました。組合が、昨年10月に配布した「要望書は自作自演だ」というビラを示して、組合は「会社が行なった不当な行為は全て知っている」と追及を行ないました。また、裁判の進行状況について会社に勝目はないことなどを追及しました。
 それに対して会社は「我々も裁判で主張したいことは主張したい。」というのが精一杯でした。

解雇の引き延ばしをやめろ!

 違法に解雇しているという状態が一日でも長く続くことは許されないことです。解雇は日々解雇された労働者の糧を奪っています。1日長引けば一日その糧を奪っているということです。会社はこれ以上の引き延ばしをやめて直ちに解雇撤回・原職復帰に応じなければなりません。山陽測器は直ちに解雇を撤回せよ!M組合員を職場に戻せ!

2018/04/21

ひまわり会・総会に訴えます|高陽第一診療所労組

★ひまわり会・総会に訴えます★
改憲・核戦争絶対反対!アベたおせ!
「戦争するな!9条変えるな!全国署名」呼びかけます。
医療・介護を守るために大きな団結を!


高陽第一診療所労働組合
『きょうちくとう』145号
2018年4月21日

 アメリカ・トランプ政権も安倍政権も、金儲けのためには武器を売買し、「話し合い・対話」のテーブルの下で足を蹴り合うような駆け引きをして、国民の命や生活を守るどころか、犠牲にしようとしています。米朝会談を前に、またしてもシリア空爆。「小型」核も使用すると、朝鮮戦争の危機も大きくなっています。安倍政権は、改憲で「戦争をする国」へのカジをきろうとしています。

●戦後はじめて、改憲が具体的な日程として出されています

  安倍政権は改憲発議を今年秋に、そして来年の早い段階で国民投票を行うと日程を決めて、改憲を狙っています。自民党9条改憲案では、「9条の2」を新設すれば、「戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認」を規定した9条1項・2項は完全に無効とされ、「必要な自衛の措置」とすれば、いかなる武力行使も、自衛隊の権限拡大も制約なく合憲とされます。戦後、9条改憲は、自民党など「改憲派」の悲願とされながら、戦争を体験した労働者・市民が「繰り返してはならない!」と阻んできました。ここで改憲をとめなければ、再び若者が、子どもたちが、孫たちが戦争に動員されていきます。絶対反対の大きな行動を起こしていきましょう!

● 「くり返すな!」の思いを今こそ!

 医療・介護の崩壊にたちむかおう!
 高陽第一診療所は、再び被爆者を生み出すような、核戦争に絶対反対する団結の拠り所として、また被爆者・被爆2世と労働者の命と健康を守る医療機関として、全国から寄せられたカンパで建てられました。
 改憲とともに、医療・介護・年金、生きていくために必要なもの全てを切り捨てる安倍政権。「何が国民の命を守る」でしょうか!今こそ診療所の原点を行動に!
 医療機関・介護施設は、「生き残り」のために競争させられ、しわ寄せは現場労働者に押し付けられています。介護職場で働く労働者は生きていくために団結を求めて声を上げています。高陽第一診療所労働組合は「経営ありき・収益アップ」でなく、地域・職場から社会を変える大きな団結を作っていこうと呼びかけます。「9条変えるな!」署名に取り組み、8・5~8・6ヒロシマ大行動にむけてともに取り組みましょう!


自民党の9条改憲案 (3月22日)
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
9条の2 前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
② 自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。

2018/04/15

無期転換問題ホットライン開設

みんなで無期転換を申し込もう!

2018年4月1日から、有期労働契約(通算5年)の無期転換がはじまります。何でも広島連帯ユニオンに相談を!

無期転換問題ホットライン

082-873-1446 
hiroshima.rentai.union(あ)gmail.com

「無期転換のチラシみた」
「無期転換の申込みがしたい」
「労働組合に加入したい」
などのお問い合わせはホットラインまで

 同じ会社との間で、有期労働契約が通算で5年を超えてくり返し更新された場合は、労働者の申し込みにより、無期労働契約に転換されます。2013年4月1日からカウントがはじまり、2018年4月1日に権利が発生します。
 権利が発生した労働者が申し込みすると、使用者は申し込み承諾したとみなされます。使用者に拒否権はありません。1年契約の場合、2018年4月1日から2019年3月31日までの間に申し込みをすれば、そのまま承諾とみなされ、無期に転換されるのは、その契約が終了する翌日、つまり2019年4月1日から無期に転換となります。


① みんなで無期転換を申し込もう

 無期転換の申込権は法律上当然の権利です。通算5年となる労働者が申し込んだ場合、会社は必ず承諾しなければなりません。できれば職場のみんなで一緒に申し込みをしよう。組合に加入して地域の仲間と準備することもできます。「無期転換問題ホットライン」でモデル申込書も準備しています。

② チカラをあわせて無期転換前の妨害を許さない

 無期転換申込権が発生する前の雇い止め、試験制度、クーリング期間を悪用して、無期転換を妨害する会社もあります。職場で組合を結成したり、広島連帯ユニオンに加入し、団体交渉を行おう。
 広島連帯ユニオンの仲間は、団体交渉で無期転換を実現しました。JR東日本のグループ会社でも、全員の無期転換を逃れるための試験制度の導入を労働組合の闘いによって面接だけにとどめ、全員の無期転換を実現しました。

③ 無期転換後は長く安心して働ける職場をつくろう

 無期転換を実現したあとは、65歳まで働ける職場環境・労働条件・賃金を実現しよう。労働組合を結成したり、地域ユニオンに加入して、雇い止めなどが心配でガマンしていた年次有給休暇や残業代など法律上当然の権利を行使できるようにしよう。
 さらには夏季・年末一時金や退職金の制度化、基本給のアップや各種手当など、長く安心して働ける職場環境・労働条件を実現しよう。

④ それぞれの労働組合の取り組みを/スタッフ募集


 もしあなたの職場に労働組合あれば、ぜひ無条件の無期転換を要求する取り組みを始めて下さい。無期転換制度をテコにすべての労働者の正規雇用化を実現しよう。アウトソーシング(外注化)や派遣への置き換えに反対しよう。無期転換問題連絡会ではさまざまな取り組みの教訓を集めています。ぜひご報告をお寄せください。
 私たちは、非正規雇用をなくすために労働組合の地域的な取り組みを強化したいと考えています。チラシ配りやSNSなど社会的に広く発信もしたいと考えています。団体交渉や組合結成なども進めます。スタッフがまったく足りません。学生や労働組合OBのみなさんもぜひ力を貸して下さい。


無期転換問題連絡会へ

http://www.mukitenkan.work/

2018/04/14

『竹川さんを支援する会ニュース』No.20を発行


『竹川さんを支援する会ニュース』No.20を発行しました。