10月31日、部落解放広島共闘会議の主催で広島市西区福島町の西地域交流センターで 広島狭山集会が開かれ、労働者・学生30人が参加しました。
7月の全国水平同盟第8回大会で、植木団地闘争を広げることを水路として、全国に水平同盟の旗を立てる方針が出されました。広島でも「新たな部落解放闘争を発展させよう」「植木団地闘争、星野闘争と一体で狭山再審闘争の勝利をかちとろう」を合言葉に、広島解放共闘を生まれ変わらせて、全国水平同盟の仲間を組織する決意で取り組みを開始しています。
10・31集会は、大阪・高槻から植木団地の仲間を迎えて大成功しました。
植木団地の曽我勝宣さんは次のように述べました。
「追い出し攻撃に対して勝つとはどういうことかを労働組合の取り組みから仕込まれました。闘ってきたから、勝てる!と思えるようになっています」「高槻市による追い出しを認めた大阪高裁判決で『部落民は甘えるな』と言われ、改めて狭山闘争を闘う石川一雄さんへの差別と自分たちの地域に対する差別が同じ国家権力による部落差別であることが分かりました」「今後、自分たちの闘いと狭山闘争とを一体で闘い、全国に仲間を拡大していきますので支援をお願いします」。静かですが感動を呼ぶ、渾身(こんしん)の力を込めたお話でした。
さらに広島連帯ユニオン、安芸太田町議で婦人民主クラブ全国協議会の大江厚子さん、広島大生、郵政労働者から、自らの現場で狭山闘争―植木団地闘争をとらえ返して闘うとの発言が続き、連帯と団結がより強まりました。(部落解放広島共闘会議・奥村毅)