2020/06/18

100%の休業補償を! 一時金カットさせるな! 広大生協労組

100%休業補償は当たり前
一時金カットを許すな!
コロナ情勢を生き抜くための大幅賃上げを

 広大生協理事会は、コロナ対策で大学がオンライン授業となり経営状況が厳しいので、これまで100%だった休業補償を60%にする、冬期と年度末の一時金は一から見直すと言い出しました。とんでもないことです。

■100%休業補償の継続を!
 政府ですら雇用調整助成金を増額する対応をし9月30日まで特別対応をしている状況の中で、6月15日から最低の60%補償に減らすなど論外です。これまでどおり100%休業補償=年休と同じに扱うことを求めます。長期にわたるコロナ対応は生活を直撃しています。コロナ対応につて、生協理事会も責任ある対応をすべきです。

■労働者代表は改めて選出を
 理事会は労働者代表にも理解を求めると言っています。100%補償だからと労働者代表を選出したのですから、60%補償なら労働者代表選出をやり直さなければダメです。すでに労働組合には何とかしてほしいという声があちこちから寄せられています。

■一時金カットには絶対反対
 現場の労働者は、コロナ感染対策の中すさまじい緊張の中で働いています。特別手当が出ている職場さえあります。労働者が働いて成り立っているのだから当然です。これまで統合移転の過程で3億円もの大きな累積赤字を抱えてきた時でも一時金カットはありませんでした。一時金の減額には絶対反対です。

■まず役員報酬減額ではないのか!
 経営危機に直面したときには、まず役員報酬の減額から言い出すのが当たり前ではないですか?そのことについては一言もなしです。しかも役員連中は、一時金の分を毎月の報酬ですでに受け取っているではありませんか。
 経営危機の根本的な原因は、大学の福利厚生に大学自身が責任をとらなくなったためです。それを大学への寄付などでバックアップしてきたのが今の生協理事会です。そのツケはこれまでも現場労働者にしわ寄せされ、低賃金で働かされてきたのではないでしょうか。
 今こそ理事会にも大学にも政府にも、責任を取らせる必要があります。賃金カットなどとんでもない、大幅賃上げの2020年度賃上げ要求が私たちの回答です。団結してたたかおう。

2020年度賃金改定の要求書を提出

2020年度賃金改訂について、以下の通り要求するので、誠意をもって回答されたい
1. 最低賃金を1,500円とすること
2. 準職員の定期昇給頭打ちを廃止すること
3. 準職員Aの希望者について、嘱託職員とすること
4. 嘱託職員の賃金について、正規職員の90%とすること
5. 時間帯手当について、夕方18時以降および朝8時以前の勤務について時給200円を、店長職以上を除く全職員に対して部門を問わず支給すること
6. 全土曜日を休日とすること
7. 休暇制度における非正規職差別を廃止すること

・最低賃金を1500円/時に
 時給1500円は、1人が生活するために必要な賃金です。広島県の場合、20歳代の単身
者で最低1364円/時必要(フルタイムで)という調査もあります。安倍政権は最低賃金を
1000円にすると言っていますが、それでも全然足りません。めざせ1500円/時!

・嘱託職員の賃金は正規職の90%に
 広大生協理事会は、嘱託職員の賃金を3月から何の協議もなしに勝手に賃上げしました。定年再雇用者は正規職最高号俸の50%だったのが65%に、さらに同じ定年再雇用でも引き続き店長職の者は90%+店長手当にという大盤振る舞いです。
一方で、特定業務の嘱託職員は定期昇給程度の賃上げしかありません。こんなことが許せますか?
 同じ嘱託職員でも、ある人は正規職の50%、ある人は65%、またある人は90%。何の根拠もなしに基本給がこんなに違って良いのでしょうか。特に特定業務嘱託職員の場合、正規の50%だと41歳23号俸まで最低賃金を下回ってしまいます。こんなに矛盾だらけです。全嘱託職員を90%にせよ!

・非正規差別撤廃を!
 非正規差別撤廃については、この間労働組合が要求して休暇制度についていくつか実現してきました。それでもまだまだこんなに違います(下の表参照)。何の根拠もない非正規差別です。休暇制度でも、非正規差別を無くしていきましょう。


・正規職も団結し大幅賃上げを
 正規職の賃金についても、所定労働時間が7時間で毎日1時間程度残業をしても、民間の平均に追いつきません。要するに休業補償100%でも実際は大幅な賃金減になってしまうのが現状です。
最低賃金1500円とは正規職の初任給1089円/時も大幅賃上げしろという要求です。コロナ危機の中で生き抜くための大幅賃上げを実現し、すべてを労働者のもとに取り戻そうではありませんか。

一時金の減額を止めさせよう! 高陽第一診療所労組


 ●これ以上の一時金(ボーナス)の減額は絶対に止めよう!
コロナウィルス情勢で社会が大きく変わり始めています。コロナで解雇、賃下げ、一時金の減額など労働者にしわ寄せが大きくなっています。診療所でも先月の運営委員会で一時金の更なる減額の発言が理事会からありました。
コロナウィルス感染の危険がある中、理事会の感染に対する無為無策で、自分たちで感染予防をして危険と隣り合わせで必死に職場を動かしてきたのは私たち職員です。危険手当を出してほしいとの声も出ていました。収益はコロナウィルスの影響はあまりなく、昨年と同じと運営委員会で言われています。しかし理事会は「数億の借金を抱えて、返済の目処が立たないのは望ましくない」という理由で減額を提案してきています。
借金をしたのは?無理な返済計画を立てたのは?「経営責任は理事会にある」と言ったのは?すべて理事会です。私たち労働者には一切の責任はありません!これ以上の一時金の減額をさせてはいけません!借金返済のための減額を絶対にみんなで声を上げて止めさせましょう!

●働く者が主人公の診療所や複合施設にしていきましょう!
一時金が減れば生活が苦しくなり、買いたいものも買えない、夏休み子どもたちと遊びに行く楽しみさえ奪われていきます。何よりも退職することも考えている人がいます。コロナで感染を抑え込んで、診療所や複合施設を守って働いてきた職員が減額されるのは理不尽です。私たち労働者が働いて利益が出ています。働くためには職場が安全であり生活が安心して送れることが第一条件です。安全無くして働く事はできません。
コロナで特別有給休暇やマスクの支給をみんなの声を上げていく事で認めさせました。安心して働けて、続けていける職場を作るためにはみんなで意見を出して、共有し、考えて話し合って変えていく事が必要で大事です。
理事会による借金返済の責任の押しつけである「収益を上げろ!」「借金があるから仕方ない!」が職場を働きにくくしています。絶対に変えていきましょう!働く者の立場で職場の安全、生活を守ることは組合の闘いそのものです。みんなで安心して働き続けられる職場を組合と闘って実現していきましょう!
まずは、団体交渉で理事会に日頃の意見や思いをぶつけていきませんか?言いたいことをいいましょう!
職場に安全を作り、夏季一時金の減額を止めさせるために組合に加入して共にたたかいましょう!

2020/06/10

コロナ解雇許すな! 街頭でも労働相談やってます

 新井口駅
天神川駅

コロナの影響で全国で製造業での派遣切り・非正規切りが始まっています。労働相談のチラシもいつもより多く受け取られました。
労働組合で団結して交渉すれば活路を開くことができます。
諦めないでまずは相談を。秘密は厳守します。

電話 082-873-1446

メール hiroshima.rentai.union(あっとまーく)gmail.com


2020/06/04

夏の一時金(ボーナス)獲得しよう! 高陽第一診療所労働組合


アンケートに声を! 組合に加入して一緒に!

 ●フライデーオベーション??
緊急事態宣言が解除されましたが、私たちの医療・介護の職場では、まだまだ感染予防の対策が必要です。広島市でも「フライデーオベーション」にカープも参加と、ニュースとなっています。何に感謝ですか?マスクなどの防護具も自己責任、人員不足でもがんばれ、命を守るのはあなたたちの仕事。そんなこと受け入れられますか?市役所で働く労働組合の仲間は「みんなやりたくない。1分間部屋を出てやってない。」と言っています。

●新型コロナウイルスの感染拡大を引き起こしたのは、オリンピックのためにクルーズ船を隔離し、事態を小さく見せようと必要な対策を遅らせてきたが安倍政権の政策です。根本的には、この30年にわたり目先の利益のために、公衆衛生に対応する保健所などの期間や公立・公的病院をとことん減らし、民営化し、予算・人員を減少させ非正規職に置き換えてきた中で新型コロナの爆発的な感染を生みだしたのです。コロナが医療や介護を崩壊させたのではありません。しかし、コロナで、命を守れない、労働者もの命も軽視され「捨て駒」にされる事がはっきりしました。コロナウイルスは単なる自然災害ではなく、貧困と格差、資本家による労働者への徹底的な搾取と団結破壊の結果です。

●韓国、香港、アメリカ、イタリアなど世界で怒りの声が上がり、ストライキが闘いぬかれています。その先頭に労働組合が立っています。
安倍首、小池都知事は「医療従事者に感謝を」と言いながら、公立病院の統廃合の政策を進め、3月27日には、病床削減に国庫から84億円を補助する予算を成立させ、東京都は3月31日、「都立・後者病院の独立行政法人化」を決定しました。都立病院の労働組合が、コロナ感染の中でも、独法化反対を訴えています。

●職場から声をあげよう!
医療と介護は生きていくために必要な仕事です。赤字・黒字で測るものではありません。
コロナで死ぬか、貧困で死ぬか?そんな社会を変
えていくために声をあげましょう。

「ボーナスカットでは生きていけない!」
「職員が使うマスクがもったいない?!」
「ともに生きようは建前?!」
「危険手当が必要!人員必要!」
「医療・介護を金儲けの道具にするな!」
「466億円でマスクの配布?!」
まずは声をあげましょう!