100%休業補償は当たり前
一時金カットを許すな!
コロナ情勢を生き抜くための大幅賃上げを
広大生協理事会は、コロナ対策で大学がオンライン授業となり経営状況が厳しいので、これまで100%だった休業補償を60%にする、冬期と年度末の一時金は一から見直すと言い出しました。とんでもないことです。
■100%休業補償の継続を!
政府ですら雇用調整助成金を増額する対応をし9月30日まで特別対応をしている状況の中で、6月15日から最低の60%補償に減らすなど論外です。これまでどおり100%休業補償=年休と同じに扱うことを求めます。長期にわたるコロナ対応は生活を直撃しています。コロナ対応につて、生協理事会も責任ある対応をすべきです。
■労働者代表は改めて選出を
理事会は労働者代表にも理解を求めると言っています。100%補償だからと労働者代表を選出したのですから、60%補償なら労働者代表選出をやり直さなければダメです。すでに労働組合には何とかしてほしいという声があちこちから寄せられています。
■一時金カットには絶対反対
現場の労働者は、コロナ感染対策の中すさまじい緊張の中で働いています。特別手当が出ている職場さえあります。労働者が働いて成り立っているのだから当然です。これまで統合移転の過程で3億円もの大きな累積赤字を抱えてきた時でも一時金カットはありませんでした。一時金の減額には絶対反対です。
■まず役員報酬減額ではないのか!
経営危機に直面したときには、まず役員報酬の減額から言い出すのが当たり前ではないですか?そのことについては一言もなしです。しかも役員連中は、一時金の分を毎月の報酬ですでに受け取っているではありませんか。
経営危機の根本的な原因は、大学の福利厚生に大学自身が責任をとらなくなったためです。それを大学への寄付などでバックアップしてきたのが今の生協理事会です。そのツケはこれまでも現場労働者にしわ寄せされ、低賃金で働かされてきたのではないでしょうか。
今こそ理事会にも大学にも政府にも、責任を取らせる必要があります。賃金カットなどとんでもない、大幅賃上げの2020年度賃上げ要求が私たちの回答です。団結してたたかおう。
2020年度賃金改定の要求書を提出
2020年度賃金改訂について、以下の通り要求するので、誠意をもって回答されたい
1. 最低賃金を1,500円とすること
2. 準職員の定期昇給頭打ちを廃止すること
3. 準職員Aの希望者について、嘱託職員とすること
4. 嘱託職員の賃金について、正規職員の90%とすること
5. 時間帯手当について、夕方18時以降および朝8時以前の勤務について時給200円を、店長職以上を除く全職員に対して部門を問わず支給すること
6. 全土曜日を休日とすること
7. 休暇制度における非正規職差別を廃止すること
・最低賃金を1500円/時に
時給1500円は、1人が生活するために必要な賃金です。広島県の場合、20歳代の単身
者で最低1364円/時必要(フルタイムで)という調査もあります。安倍政権は最低賃金を
1000円にすると言っていますが、それでも全然足りません。めざせ1500円/時!
・嘱託職員の賃金は正規職の90%に
広大生協理事会は、嘱託職員の賃金を3月から何の協議もなしに勝手に賃上げしました。定年再雇用者は正規職最高号俸の50%だったのが65%に、さらに同じ定年再雇用でも引き続き店長職の者は90%+店長手当にという大盤振る舞いです。
一方で、特定業務の嘱託職員は定期昇給程度の賃上げしかありません。こんなことが許せますか?
同じ嘱託職員でも、ある人は正規職の50%、ある人は65%、またある人は90%。何の根拠もなしに基本給がこんなに違って良いのでしょうか。特に特定業務嘱託職員の場合、正規の50%だと41歳23号俸まで最低賃金を下回ってしまいます。こんなに矛盾だらけです。全嘱託職員を90%にせよ!
・非正規差別撤廃を!
非正規差別撤廃については、この間労働組合が要求して休暇制度についていくつか実現してきました。それでもまだまだこんなに違います(下の表参照)。何の根拠もない非正規差別です。休暇制度でも、非正規差別を無くしていきましょう。
・正規職も団結し大幅賃上げを
正規職の賃金についても、所定労働時間が7時間で毎日1時間程度残業をしても、民間の平均に追いつきません。要するに休業補償100%でも実際は大幅な賃金減になってしまうのが現状です。
最低賃金1500円とは正規職の初任給1089円/時も大幅賃上げしろという要求です。コロナ危機の中で生き抜くための大幅賃上げを実現し、すべてを労働者のもとに取り戻そうではありませんか。
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