2009/04/29

連合メーデーで宣伝活動







 4月29日、連合広島の中央メーデーでが開催されました。ユニオンの組合員は広島県労働組合交流センターの仲間と合同で、マイク宣伝とビラ撒き活動に決起しました。
 『戦争・改憲と民営化・労組破壊を許すな!』『闘う労働組合をよみがえらせよう』『国鉄1047名解雇撤回!』『道州制-民営化粉砕』『すべての職場に闘う労働組合を!』『世界の労働者の団結の力で核をなくそう!戦争を止めよう!』と訴えました。ビラは2000枚以上がアッというまに撒けてしまいました。お祭り気分の会場前での現場労働者の『連合幹部をぶっとばそう!』との怒りのアジテーションに、結集する多くの労働者がニコニコと応えていました。
 同時に、とめよう戦争への道!百万人署名運動の仲間は、つぶせ!裁判員制度のリーフ配りと署名を取りました。
 大恐慌の到来の中で、情勢は一変しています。国鉄(JR)をはじめとした4大産別(郵政・教労・自治体)の職場で労働者を闘う労働組合の潮流に組織して、11月集会1万人結集を実現しよう。
 また、これに先立つ4月26日には、東広島地域の労働者に連合幹部の屈服を乗り越えて現場労働者の団結で闘おうと訴え、ビラを配布しました。4月23日にストライキに立ち上がった広大生協労働組合は、スト報告のビラ入れを行いました。


広大生協労組機関紙『団結』(No.165)4.26


大恐慌と対決する闘う労働組合の出番だ

職場から怒りのスト


大学でも怒りが爆発


 メーデー参加の皆さん、

 私たちは広大の中で働く労働者です。今春闘を昨年に続き、ストライキで闘いました。春闘要求は、 【裏面にストライキ宣言】

1.大幅一律ベースアップ

2.正規職員補充

3.名ばかり店長への残業代を支払へ

の3点です。
 さらに、激発する労働災害事件について謝罪を求めて闘ってきました。
 理事会の、労働者を人間とも思わないやり方に、「もう我慢出来ない」と3月以来の3波に及ぶ残業拒否ストライキから、4月23日には本格的なストライキに突入しました。 


不当労働行為をはねのけて


 生協理事会は、我々の正当なストライキに対して、ストライキに入れば、職責放棄だとの威しを掛けてきました。処分をほのめかしたのです。
 しかし、労働者は卑劣な攻撃をものともせず、ストライキを貫徹しました。現場を動かす労働者の決意の前に経営者の威しは無力です。


大恐慌による賃下げ・首切りと闘おう


 金融危機から実体経済の恐慌へと凄まじい勢いで資本主義の危機が進行しています。労働者を搾取して成り立つ資本主義が、搾取すべき労働者を喰わせることが出来なくなっています。アメリカのGMやフォードの破産も日本の自動車産業に飛び火するのは必至です。資本家への資本注入の条件が労働者の首切りであることにアメリカの労働者は怒っています。金持ちこそ刑務所に送れ!とストライキやデモが闘われています。
 経営者と労使一体を宣言し、現場労働者を犠牲にするような労働組合を吹っ飛ばさなければ労働者は生きてゆけません。国鉄分割・民営化をストライキで闘った動労千葉のような本物の組合を職場に作って行くことこそ勝利の道です。


道州制・民営化に絶対反対


 金融恐慌は新自由主義の結果です。しかし、大資本も政府も、今後も一層新自由主義で労働者から搾り取って生き延びようとしています。その激突点が道州制導入です。公立病院など公的事業を全て資本の金もうけの対象にします。福祉は完全に破壊されます。その前提として公務員労働組合を解体する方針です。
 そのために公務員を一旦全員解雇して選別雇用するという国鉄の分割・民営化方針が策されています。現場から労働組合を変革し、ストライキで反撃しよう。




2009/04/26

チェルノブイリ原発事故弾劾中電前座り込み

 4月26日、広島連帯ユニオン主催で、チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中国電力前座り込み闘争を行いました。23年間、毎年休まずこの闘争をたたかってきましたが、ソマリア沖派兵、北朝鮮「人工衛星ロケット」発射に対する軍事行動、さらに「海賊対処法」の制定と、日本の資本家階級は戦争と核武装への衝動をつのらせています。これを許しているのが連合だ!現場労働者の団結でうち破ろう!


 鈴木委員長のあいさつに続いて、被爆者青年同盟からのアピール、壹貫田書記長の基調報告、高陽第一診療所労組と8・6ヒロシマ大行動事務局から連帯の挨拶を得て、中電本社に対するシュプレヒコールで集会をしめくくりました。
 「オバマ大統領を広島に呼ぼう」という大反動と対決し、8・6ヒロシマ大行動を成功させよう!



 この日、ユニオンは、座り込み闘争に先立って本通り商店街で街頭宣伝を行いました。「労働相談」ののぼりをたて、ユニオンへの加入を訴えるリーフと中電前座り込みへの参加を訴えるビラを配布しました。






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チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中電前座り込み闘争へ

◇中国電力による上関原発・島根原発3号炉建設絶対反対!
◇中国電力はプルサーマル計画をやめろ!原発を止めろ!
◇日本の核武装絶対阻止!侵略戦争を許すな!
◇闘う労働組合の団結の力で麻生政権を打倒しよう!
◇米オバマ政権の核独占と北朝鮮・中東への侵略戦争許すな
◇全世界の労働者人民の団結で核と戦争をなくそう!


◆改憲・戦争、核武装に巨大な反撃を~8・6ヒロシマ大行動に結集しよう!

オバマ米大統領が4月5日にチェコのプラハで行った演説は、アメリカが圧倒的な核兵器を独占しつつ、イランや北朝鮮には「核不拡散」を強制して現政権の転覆を狙った侵略戦争をやるという宣言だった。これをマスコミは「核廃絶」の演説と褒めちぎり、オバマ大統領を「平和の使徒」と絶賛している。その上で麻生や安倍をはじめとした自民党から、原水禁や原水協といった「反核団体」までもが政府と一体で8・6広島にオバマを呼ぼうとしている。これは戦争への翼賛運動であり、断じて許せない。本当に歴史を画する裏切りである。
自衛隊ソマリア沖・アデン湾派兵の強行に続いて、麻生政権は北朝鮮の「人工衛星ロケット」打ち上げをとらえ、北朝鮮への侵略戦争体制―全土臨戦態勢に突入した。これは労働者の戦争動員であるとともに、侵略戦争の発動そのものだ。この過程で、自民党組織本部長・坂本が「国連脱退」「核兵器保有」の超反動発言を行い、MD(ミサイル防衛)徹底強化の要求が自民党から噴出していることは、戦争と改憲、核武装へむけた情勢一変であり、労働者階級の団結と闘いが決定的に重要になってきている。4月14日には、国会で「海賊対処法案」が審議入りした。これは事実上の派兵恒久法である。また防衛省は4月3日、5月にもP3C対潜哨戒機2機をソマリア沖に派遣することを決めた。P3Cを実際の任務で海外に派兵するのは初めてだ。4日には、護衛艦「さざなみ」が警備対象外の外国船からの要請で小型「不審船」を追い払った。すでに憲法や法律を踏み破って「実戦」を強行しているということだ。『国内での階級戦争と海外への侵略戦争』に突き進む麻生とオバマを、今こそ労働者の手で打ち倒そう!労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!
被爆64周年8・6ヒロシマ大行動へ!全ての闘う労働者、労働組合は総力で結集しよう!

◆チェルノブイリ事故の教訓~労働者の犠牲で成り立つ核は廃絶するしかない!

1986年4月26日に発生した旧ソ連のチェルノブイリ原発事故によって「核の平和利用」幻想は吹き飛んだ。この事故で、核開発が労働者に被爆を強制するものであり、労働者階級の犠牲なしには一日たりとも成り立たないシステムであることが明らかにされた。現在「原発はクリーンエネルギー」などと電力資本が大宣伝しているが、これほど許しがたいことはない。核物質、とりわけ核兵器材料であるプルトニウムは、最悪の環境破壊物質である。核と核兵器の破壊力を必要とするのは、本質的には資本家階級である。生産から使用に至るまで核開発の過程で被爆を強制される労働者階級にとっては、必然的に廃絶する以外にないものだ。
資本家の利害と労働者の利害は非和解である。核を支配の道具として必要とする資本家階級を打倒することなしに核廃絶は実現しない。「核兵器で、敵味方なく皆やられるから、全ての人が核兵器に反対するだろう」というのは幻想だ。今や実際に使用できる核兵器の開発がアメリカをはじめとした帝国主義諸国で進められている。対抗的に核開発を進める北朝鮮やイランなどの反労働者的な政策も利用して、帝国主義国の核武装は排外主義をあおりたてて進められていくのだ。労働者階級を殺りくする核開発を絶対に許してはならない!

◆今こそ、労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!

今、世界大恐慌の到来の中で300年以上発展してきた資本主義体制が崩れ去ろうとしている。この中で資本家階級は戦争への衝動をつのらせている。市場の破綻をチャラにするためには、侵略戦争への道に踏み込むしかないと支配階級は決断した。その攻撃の水路が道州制-戦争と民営化・労働組合つぶしだ!
 資本家が生き残るためには、保護主義-世界経済の分裂化・ブロック化しかない。その上で核兵器の使用も辞さないところまで危機を深めている。麻生政権は、この間の事故の続発をも顧みず、電力資本を先兵にしてしゃにむに核開発=核武装を推進している。青森六ヶ所村の再処理施設の試運転、原発の相次ぐ事故を無視した運転強行や原子炉建設ラッシュ。これらの中心にプルトニウムの大量保有がある。日本帝国主義は核武装のためにプルトニウムの軽水炉での運用(プルサーマル)を開始しようとしている。
電力資本は、資本主義の危機の中で原発に活路を見出そうとして、核開発のお先棒を担ごうとしているのだ。断じて許すことはできない。全世界で起ちあがる労働者と固く連帯・団結して職場に闘う労働組合を甦らせ、改憲・戦争と民営化、労働組合つぶしを推し進める麻生政権を打倒しよう!原発建設推進をうたう道州制を労働者の団結の力で粉砕しよう! (09.4.26)

2009/04/23

広大生協労組;09春闘ストに決起

 4月23日、広大生協労働組合が09春闘ストライキに立ち上がりました。(1)正規職3万円以上アップ、パート労働者時給1000円以上の一律大幅賃上げ。(2)労災や病気になっても病院に行け、自由に年休の取れる正規職員の補充。(3)『名ばかり管理職』である店長職への未払い残業代の支払いを要求して、3月25日から3波にわたる残業拒否ストを闘ってきました。4月21日には、パート労働者の欠員で体制が取れない事態となり、生協理事会は「店長の責任を果たせ」とストを破壊しようと脅してきました。それをはねのけて23日には店長職5名を含む7名の組合員がストライキに立ち上がったのです。パート労働者を低賃金で働かせ、店長職は休みも取れない長時間労働。春闘要求の切実さがより一層はっきりししたのです。その時、生協理事会は不当労働行為で労働組合に全面的に敵対してきました。絶対に許せません!
 
 まず3名の組合員がストに突入、ユニオンの仲間も年休を取って続々結集し、12時から東広島キャンパスのスペイン広場でスト突入集会を開催しました。壹貫田委員長の司会でまず中島書記長が経過報告、広島連帯ユニオン草津病院支部と全学連の仲間から連帯のアピールが寄せられました。続いて参加者は北1食堂前へデモで移動、4名の食堂の店長職組合員がストに合流した。正規ー非正規の分断を打ち破り組合の団結を武器に闘うストライキが、民営化攻撃のただ中にある広大キャンパスに出現したのです。広島労組交流センターと広島連帯ユニオン広島地域支部から発言を受け、参加者はさらに大学会館の生協事務所へデモで向かいました。不当労働行為を行った小薮専務に抗議するためです。「役職をおりても絶対許さないぞ」とシュプレヒコールをたたきつけ、スト突入者全員が抗議行動へ。
 ストライキは勝利的に貫徹されました。スト突入者は晴れ晴れとした笑顔で広島連帯ユニオンの仲間と握手をかわし、全行動を終えました。さらに組織拡大を実現し、職場を労働者の手に奪い返そう!

2009/04/15

広大生協労組:4.11春闘集会でスト方針確立!

-----機関誌『団結』no.162-----
怒り!労災事故でも報告書を作らず、忘れたと居直る理事会を許さない

要求貫徹のため、労組はストライキにはいります!

 4月11日に行われた「春闘討論集会」でストライキの日程を決定しました。労組の要求は、
 第一は、大幅一律ベースアップです。とりわけ十年にも渡って据え置かれてきた準職員の時給の、広島県産業別最低賃金756円への改善です。
 第二は、正規職員補充です。正規職員の補充を行なわず、低賃金の準職員に仕事と責任を押しつけ、労働強化を強要しています。労災事故の原因です
 3月27日の団交では労災事故にあったKさんを病院に行かせなかった問題を再度やりあいました。「マジックリンが顔に掛ったので病院に行かせてくれ」と言われたかは記憶にないというのが酒井部長の答えであり、覚えていないのだから「謝る必要はない」いうのが小薮専務の態度でした。労災事故があっても報告書すら作っていないことが明らかになりました。
 第三は、名ばかり管理職の食堂部店長の残業代未払い請求です。労基署の是正勧告書を受け取り拒否した理事会は、労基署へ反論書を出したから、団交では交渉しないとしてきました。3月27日の団交ではついに、労基署から相手にされてないことを認めました。
 要は、食堂部店長が経営者と一体の管理監督者とは言えないことです。自らシフトに入り、長時間くたくたになるほど働きながら、店長になると平職員の時より賃金が減少します。もっとも重要なのは、生協の基本的政策決定には関与せず、決められたことを遂行している立場にすぎないことです。
 だから、この春闘では、自らストライキに立ち上がり、労働者として働き安い職場、労働者の権利を守る職場にするために闘おうとしています。支持し共に闘おう!
まともな賃金なしでは働けない
 広大生協のパート賃金はこの十年間、どんどん広島県最低賃金に近づいています。実質的な賃金切り下げが行われたのです。
 私たち労働者は、日々、労働力を売って、経営者のもとで大きな価値を生み出しています。ミールカードの導入以来、無茶苦茶な労働強化です。実質的な賃下げです。
 賃金は(自分と家族が生きてゆけるよう)労働力を再生産するのに充分でなければ、労働力は摩耗し劣化します。労働力しか売るもののない労働者にとって、生活費も満たせないような低賃金では生きてゆけません。理事会は十年一日のように赤字だからと言います。赤字は労働者の責任ですか! 赤字なら労働者は人間らしい生活も奪われて当然とでも言うのでしょうか? 労働者を喰わせることが出来なくなった経営者はアウト。『生きさせろ!』の声をあげ、労働者が団結して闘って、社会の主人公になる時代の始まりです。


--------------ス ト ラ イ キ 宣 言----------------

 私たちはもう我慢の限界です。理事会の言いなりになって、ボロボロになるまで働かされるよりも、声を上げ、この怒りを行動に移して、労働者が安心して働ける職場に変えて行こうと決意しました。以下の要求実現に向け、4月16日以降、店長職の組合員の8時間の超える残業拒否を皮切りにストライキで闘います。

1)正規職員の補充をせよ!病院に行かせなかったことを謝罪せよ!
2006年4月パワーマジックリン(強いアルカリ性の油落とし)が顔面にかかりやけど状態になったにもか
かわらず、代替の職員がいないことを理由に病院に行くことを許可されないという事件が起きました。そのため、事故の後も濡れタオルを顔にまいて5時間も働かざるを得ませんでした。当該の労働者(調理師)は2年間の沈黙後、労組に結集してその事実を明らかにしました。
 謝罪を求めて4回の団交を行ないましたが、食堂担当常務理事は「記憶にない」と居直り、専務理事も記憶がない以上謝罪の必要はないと被災した労働者の怒りを逆なでするばかりです。記憶がないと言えば、許される?こんな事故が起こったのに、生協理事会は『事故報告書』も作成していなかったというのです。
 2006年2月の「中指切断」から2009年3月までに18件もの労災事故が起こっています。大半が食堂部での事故です。しかも、労基署への「死傷事故報告書」の提出も行なっていません。労災隠しです。また、生協には『労働安全衛生法』に定める「安全衛生委員会」が未設置です。昨年、当労組書記長が労働者代表に選出され、労働者側委員の選任ができる状態にあるにもかかわらず、理事会は「労働者代表とは認められない」と「安全衛生委員会」を開こうともしていません。労働基準監督署からも、設置の指導を受けているのにです。 
 労災事故の根本的な原因は人員不足です。理事会はそれを否定しています。労災事故は、利用者にとっても深刻な問題です。さらに大きな事故が起きれば、食堂の営業不能といった事態すら起きかねないからです。

2)名ばかり管理職への未払い残業代を支払え!
 広大生協で中間管理職である食堂部店長も月に平均60時間を超える残業を行い、平職員の時よりも賃金が下がる「名ばかり管理職」です。店長としての手当て分を超える残業代の支給を要求しています。名ばかり管理職は労基法の32条(労働時間)の規制を受けるからです。ちなみに、この10年間、生協では三六協定が無締結の違法状態が続いています。これも、監督署の是正指導を受けています。
 昨年、労働基準監督署に相談を行い、労基署も「経営者と一体の管理監督者とまでは言えない」と是正勧告を行いました。しかし、生協理事会は、その受け取りを拒否したばかりか、食堂部店長と労組に勧告内容を明らかにせよとの要求に応じようともしません。一方で、顧問弁護士と相談して、労基署に反論書を提出し、それを理由に、団交事案にすることを拒んで来ました。
 しかし、3月になって、監督署から「勧告」の撤回はありえないと回答されました。にもかかわらず、団交では勧告内容を隠したまま、「労基署がまちがっている」「経営者と一体の管理監督者として位置づけている」とふざけた答弁を行なっています。理事会がどう位置づけようと、肝腎なのは実態です。現場労働者としてシフトに入り、出退勤の自由もありません。長時間労働を強いられ、有給休暇は大学休業時に取得して、自由取得とはほど遠いのです。何よりも、幹部会や常務理事会、理事会で決定する生協の基本方針の策定にも関与することはありません。決められたことを遂行している関係でしかありません。正規職員の補充をどれほど強く訴えても、長時間労働は店長としてやりくりが適切でないと言わんばかりの対応で拒否しています。
 今、食堂部店長のタイムカードが2ヶ月も所在不明になっています。この事実もあまりに労働者をなめきった理事会の姿勢を示しています。

3)大幅一律ベースアップを認めよ! (正規職員一律3万円、準職員1000円以上/時給)
 正規職員は8年間、準職員の時間給は10年間も押さえ込まれたままです。とりわけ定期昇給の頭打ちになる準職員については、この間、産業別最低賃金748円を要求してきました。4.5時間以下のB契約の労働者の時間給はこの10年据置(695円)で、限りなく広島県最低賃金683円に近づいています。実質的な賃下げにさらされています。労働者として自らの労働力を再生産して明日を生きるに足る賃金を求めて闘います。


2009/04/01

NTT関連連帯労働組合:悪質な嫌がらせとクビ切りに反撃

-------------団結通信 NO1 3月30日------------
116センタで契約社員への悪質なクビ切り攻撃

「派遣切り」=非正規社員の使い捨てを許さない!
会社は「あなたたちはいらない人間」発言を撤回し謝罪せよ!

悪質な嫌がらせとクビ切り攻撃
 NTTで働くすべてのみなさん! 116センタ内において、きわめて悪質な契約社員に対する嫌がらせ・パワハラ、クビ切りが行われていることが明らかになりました。まずは116センタで働く当該のAさんの報告を読んでください。

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「人を大切にする」NTTマーケティングアクトの実態

昨年6月23日、某大手派遣会社からの派遣で勤務開始をしました。
7月頃、ある先輩がいいました。
「うちはネットワーク構築とは言っていない。人が増えすぎた。SEはこんなに人はいらない。」「不満ならすぐに辞めてもらってもいい。」
派遣会社を通じて抗議をしたら、統括部の人が出てきて、「必要だから採用しました。辞めてもらうと困ります。」という話でした。
とりあえず納得したので、辞めずにいました。

116センタのSE担当は全員「OCN出身者」です。OCNと縁のない人たちには非常に肩身が狭い思いをしておりました。
先輩たちに追いつけ、追い越せと勉強していました。

昨年12月、某派遣会社から直接雇用をしたいということで説明を受けました。
安定雇用を約束されました。
ますますやる気が起き、仕事に専念するようになりました。

ところが、
1月下旬、「OCN出身者」でなく、また、スカウトされたわけでもない4人が課長に呼ばれました。
「テストを行う。テストの結果次第では契約打ち切りをする。」
とにかく必死に勉強しました。
仕事の合間を縫って勉強しました。
そしてテストを。

テストの中身は・・・。
「フレッツ・光ネクスト」に関したものでした。
新しいアクセスライン。客の振りをして販売員に「プレミアムとネクストの違いは?」と聞いてみたら、「3台の機械が必要だったのが1台で済む」程度しか分からないものです。
てっきり、既存のアクセスラインについての問題が出ると思っていた私たちは当然、できませんでした。

その結果を受けて4人が一人ずつ課長に呼ばれました。
「4月以降は半年契約にするという約束だったが、3ヶ月契約にする。そしてまたテストをする。テストをして雇い止めをする。はっきり言ってフロントから『いらない』と言われている要らないといわれている人間をこのまま雇うわけにはいかない。不満ならすぐに辞めてもらってもいい。」

SE担当全員にテストを行うのではなく、「クビにしたい」4人のみにテストを行ったこと。
「いらない人間」という発言に憤りを感じた私はストライキを敢行しております。

この事実を人権啓発部に報告したところ・・・。
「当社では世間で言う『雇い止め』はいたしません」(田中)とのこと。
でも実際は雇い止めを行おうとしております。
まずは単金の高いSE担当からクビにし、次にCRM、最後に116センタを雇い止めにしようとしていると課長から聞きました。

これは私だけの問題ではありません!
明日はわが身です。

このまま黙ってクビを切られるのを待ちますか? それとも、団結してクビ回避のために立ち上がりますか?

これが「人を大切にする」NTTマーケティングアクトの実態です。

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 起こっている事態を要約すれば、会社側は派遣社員として働いていたAさんらにたいして昨年12月、「正社員化の道もある」「契約期間も長くなって安定する」などという甘言で契約社員として引き抜きました。ところが、その後1ヶ月も経たないうちにAさんら4人にのみ首切りのための「テスト」を行い、「テストの成績が悪かったから」などという理由で首切りを行おうとしているということです。
 しかも派遣会社から引き抜いておきながら管理職が「あなたたちはいらない人間」などといっているということです。ふざけんな!

いまこそ団結して労働組合でたたかうときだ!
 これはAさんらだけの問題ではありません。また、この管理職に特別な問題でもなく、もっといえば116センタだけの問題でもありません。
 現在日本中で「派遣切り」が行われています。経営者どもは私たち非正規労働者をまるで機械の部品のようにいらなくなったらいつでも首を切っていい存在だと考えています。NTTもその点はまったく同じだということです。
 しかし、冗談ではありません。いったい誰のおかげで現場の仕事が回っていると思っているのか!労働者をなめるのもいい加減にしろ!
 いまこそ、正規も非正規もなく、労働者はたたかう労働組合をよみがえらせて団結してたたかうときです。

解雇撤回・嫌がらせへの謝罪を要求し、団体交渉を申し入れ
 Aさんは自分だけの問題ではないと考え、当労働組合に加入してたたかっています。私たちNTT関連連帯労組は先週、Aさんとともに会社側に対して(1)雇用期間についての約束を守れ、(2)本人の意思を無視した不当な雇い止めをやめよ、(3)「いらない人間」発言について謝罪せよ、という要求書と団体交渉の申し入れを行いました。団結した力でこの不当きわまりないクビ切りをぶっとばし、謝罪を勝ち取る決意です。

広島地域支部:A産業に賃下げ撤回を要求

 広島地域支部は、A産業の10%もの賃下げ攻撃に、白紙撤回を要求して反撃を開始した。これまでA産業は、サービス残業をやめさせろの要求に対して団体交渉を拒否するなど、組合敵視の姿勢をあからさまにしてきた。このたびの賃下げ攻撃も、労働者を分断して賃下げをのませるという卑劣な手段を使ってきた。会社は労働者がユニオンに結集することを心底恐れている。団結の力で賃下げ攻撃をはねかえそう!

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会社に要求しました

1)2009年2月25日をもって強行された賃金引き下げは不当であるので白紙撤回すること。賃金引き下げにともない2009年2月分、2009年3月分で生じた未払い賃金を、直ちに支払うこと。
2)サービス残業を即刻やめさせること。これまでの未払い残業代を支払うこと。

■我慢はもうたくさん!

 会社の業績が悪ければ私たち労働者は食べられなくても我慢しろというのでしょうか。ボーナスカット、サービス残業、有給休暇をとったら皆勤手当が削られる。「有給」なんて全然取れないじゃないか。その上「賃下げ」ときた。冗談じゃない!人員や車両は減らされ仕事は確実に増えている。大幅賃下げだ。雇用を守るための賃下げ?あり得ない!賃下げに黙っていたら、次はクビ切りだ。「しばらく我慢すれば」「景気回復のおりには甘い蜜が味わえる」なんて、気休めにもならないでまかせでしかない。

■資本主義はボロボロです

 今、世界大恐慌が激しく進み、その終わりのときをむかえています。資本主義のもとで、私たち労働者はやっと生きていけるだけの賃金で働かされ、労働者が生み出したものはすべて会社(資本家)が手にしている。労働者は競わされ、こき使われ、そして捨てられる。甘い蜜を味わうのはいつも経営者(資本家)ではありませんか。その上、うまく行かなくなったらツケをすべて労働者に押し付けている。

■社会を変える時が来た

 クビ切りや賃下げに対して、世界中で労働者が「資本家の経営の失敗のツケを労働者に押し付けるな」とストライキやデモに立ち上がっています。アメリカのAIG幹部への、何億円ものボーナス支給のような事がまかりとおっている。本当に腹ワタが煮えくり返ります。強欲な資本家のために、どれだけの労働者の命が奪われているか!こんな腐りきった社会を変える時が来たのです。

■労働者が社会の主人公

 この社会のすべてを労働者がつくり、動かしています。労働者あっての会社ではありませんか。労働者の団結した闘いで職場を、社会を変えることができます。職場に私たちが団結できる労働組合が必要です。怒りを抑え、頭を下げながら経営者にしがみついても、展望はありません。「死にものぐるいで」営業を伸ばせ!なんて、結局は私たちに責任を押し付けているだけではありませんか。私たち現場の労働者が団結すれば、私たちの力で職場を回せます。

私は今回の賃下げを拒否しました

 同意なしに賃下げするのは不当です。絶対拒否です。それに、直前に部署毎に通告して賃下げを押し切るなんて、とんでもないことです。「社員はファミリー」なんて言っても、社員の生活なんて考えてもいない。私が賃下げを拒否したら、社長は「あんたがいくら拒否してもやると言ったらやる」と言い放ちました。絶対許せません!でもみんなが拒否すれば、こんな関係は逆転します。皆さん団結しましょう。広島連帯ユニオンに加入し、ともに闘いましょう!