2009/04/26

チェルノブイリ原発事故弾劾中電前座り込み

 4月26日、広島連帯ユニオン主催で、チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中国電力前座り込み闘争を行いました。23年間、毎年休まずこの闘争をたたかってきましたが、ソマリア沖派兵、北朝鮮「人工衛星ロケット」発射に対する軍事行動、さらに「海賊対処法」の制定と、日本の資本家階級は戦争と核武装への衝動をつのらせています。これを許しているのが連合だ!現場労働者の団結でうち破ろう!


 鈴木委員長のあいさつに続いて、被爆者青年同盟からのアピール、壹貫田書記長の基調報告、高陽第一診療所労組と8・6ヒロシマ大行動事務局から連帯の挨拶を得て、中電本社に対するシュプレヒコールで集会をしめくくりました。
 「オバマ大統領を広島に呼ぼう」という大反動と対決し、8・6ヒロシマ大行動を成功させよう!



 この日、ユニオンは、座り込み闘争に先立って本通り商店街で街頭宣伝を行いました。「労働相談」ののぼりをたて、ユニオンへの加入を訴えるリーフと中電前座り込みへの参加を訴えるビラを配布しました。






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チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中電前座り込み闘争へ

◇中国電力による上関原発・島根原発3号炉建設絶対反対!
◇中国電力はプルサーマル計画をやめろ!原発を止めろ!
◇日本の核武装絶対阻止!侵略戦争を許すな!
◇闘う労働組合の団結の力で麻生政権を打倒しよう!
◇米オバマ政権の核独占と北朝鮮・中東への侵略戦争許すな
◇全世界の労働者人民の団結で核と戦争をなくそう!


◆改憲・戦争、核武装に巨大な反撃を~8・6ヒロシマ大行動に結集しよう!

オバマ米大統領が4月5日にチェコのプラハで行った演説は、アメリカが圧倒的な核兵器を独占しつつ、イランや北朝鮮には「核不拡散」を強制して現政権の転覆を狙った侵略戦争をやるという宣言だった。これをマスコミは「核廃絶」の演説と褒めちぎり、オバマ大統領を「平和の使徒」と絶賛している。その上で麻生や安倍をはじめとした自民党から、原水禁や原水協といった「反核団体」までもが政府と一体で8・6広島にオバマを呼ぼうとしている。これは戦争への翼賛運動であり、断じて許せない。本当に歴史を画する裏切りである。
自衛隊ソマリア沖・アデン湾派兵の強行に続いて、麻生政権は北朝鮮の「人工衛星ロケット」打ち上げをとらえ、北朝鮮への侵略戦争体制―全土臨戦態勢に突入した。これは労働者の戦争動員であるとともに、侵略戦争の発動そのものだ。この過程で、自民党組織本部長・坂本が「国連脱退」「核兵器保有」の超反動発言を行い、MD(ミサイル防衛)徹底強化の要求が自民党から噴出していることは、戦争と改憲、核武装へむけた情勢一変であり、労働者階級の団結と闘いが決定的に重要になってきている。4月14日には、国会で「海賊対処法案」が審議入りした。これは事実上の派兵恒久法である。また防衛省は4月3日、5月にもP3C対潜哨戒機2機をソマリア沖に派遣することを決めた。P3Cを実際の任務で海外に派兵するのは初めてだ。4日には、護衛艦「さざなみ」が警備対象外の外国船からの要請で小型「不審船」を追い払った。すでに憲法や法律を踏み破って「実戦」を強行しているということだ。『国内での階級戦争と海外への侵略戦争』に突き進む麻生とオバマを、今こそ労働者の手で打ち倒そう!労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!
被爆64周年8・6ヒロシマ大行動へ!全ての闘う労働者、労働組合は総力で結集しよう!

◆チェルノブイリ事故の教訓~労働者の犠牲で成り立つ核は廃絶するしかない!

1986年4月26日に発生した旧ソ連のチェルノブイリ原発事故によって「核の平和利用」幻想は吹き飛んだ。この事故で、核開発が労働者に被爆を強制するものであり、労働者階級の犠牲なしには一日たりとも成り立たないシステムであることが明らかにされた。現在「原発はクリーンエネルギー」などと電力資本が大宣伝しているが、これほど許しがたいことはない。核物質、とりわけ核兵器材料であるプルトニウムは、最悪の環境破壊物質である。核と核兵器の破壊力を必要とするのは、本質的には資本家階級である。生産から使用に至るまで核開発の過程で被爆を強制される労働者階級にとっては、必然的に廃絶する以外にないものだ。
資本家の利害と労働者の利害は非和解である。核を支配の道具として必要とする資本家階級を打倒することなしに核廃絶は実現しない。「核兵器で、敵味方なく皆やられるから、全ての人が核兵器に反対するだろう」というのは幻想だ。今や実際に使用できる核兵器の開発がアメリカをはじめとした帝国主義諸国で進められている。対抗的に核開発を進める北朝鮮やイランなどの反労働者的な政策も利用して、帝国主義国の核武装は排外主義をあおりたてて進められていくのだ。労働者階級を殺りくする核開発を絶対に許してはならない!

◆今こそ、労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!

今、世界大恐慌の到来の中で300年以上発展してきた資本主義体制が崩れ去ろうとしている。この中で資本家階級は戦争への衝動をつのらせている。市場の破綻をチャラにするためには、侵略戦争への道に踏み込むしかないと支配階級は決断した。その攻撃の水路が道州制-戦争と民営化・労働組合つぶしだ!
 資本家が生き残るためには、保護主義-世界経済の分裂化・ブロック化しかない。その上で核兵器の使用も辞さないところまで危機を深めている。麻生政権は、この間の事故の続発をも顧みず、電力資本を先兵にしてしゃにむに核開発=核武装を推進している。青森六ヶ所村の再処理施設の試運転、原発の相次ぐ事故を無視した運転強行や原子炉建設ラッシュ。これらの中心にプルトニウムの大量保有がある。日本帝国主義は核武装のためにプルトニウムの軽水炉での運用(プルサーマル)を開始しようとしている。
電力資本は、資本主義の危機の中で原発に活路を見出そうとして、核開発のお先棒を担ごうとしているのだ。断じて許すことはできない。全世界で起ちあがる労働者と固く連帯・団結して職場に闘う労働組合を甦らせ、改憲・戦争と民営化、労働組合つぶしを推し進める麻生政権を打倒しよう!原発建設推進をうたう道州制を労働者の団結の力で粉砕しよう! (09.4.26)