2012/05/22

「復帰」40年 5・15沖縄闘争行ってきました!










 2012年、ペテン的「復帰」から40周年の5・15沖縄闘争は「基地も原発もいらない!」「死すべきは基地と原発であり労働者は死んではならない」「敵は新自由主義だ! 団結してたたかえば勝てる!」という怒りの声が沖縄全島に満ち溢れ、その思いを解き放つ闘いとして大高揚しました。
 5月12日~14日の日程で沖縄を訪問。12日には那覇市内国際通りを、14日には名護市内をデモしました。どちらも沿道の反応がすごい。道行く人全員が声援を送っている状態。国際通りのデモでは若者や高校生がバンバン飛び入り参加。マイクを握って一緒に声をあげました。
 昨年の5・15闘争は連合などの体制内労組指導部が「3・11」後「政治休戦」「自粛」というなかで、平和行進の全国動員を取りやめる中での5・15でした。それから1年。沖縄の人々も私たちもこの1年間の攻防を通じて「基地問題も原発問題も全く同じ問題」ということが極めて鮮明になって「フクシマの怒りと一緒に基地も原発もいらない」というスローガンがすべての人々のスローガンになったと思います。
 また、復帰40周年ということで野田政権は「おめでたい」というムードにしようとしていたようですが、現地の雰囲気は全然違う。みんな「野田は何しにくるんだ!」と怒っていました。
 その中で重要と思ったのは「全軍労」の闘いが改めて注目されているということ。地元の新聞なんかが、全軍労・牧港青年部の闘いの歴史のシリーズを組んだりしている。「基地撤去・クビ切り反対」「死すべきは基地であり、労働者は死んではならない」というスローガンがいま改めて注目されている。それは「原発をどうすればなくすことができるのか」という問題とも全く同じ問題として議論されているということを感じました。13日の青年労働者交流集会では元全軍労牧青の方から、全軍労のたたかいの講演、特に、安全闘争として毒ガス輸送拒否闘争の経験が語られました。
 いまひとつ重要だったのは、沖縄現地のコールセンターで非正規労働者の労働組合が立ち上がったということです。基地の島=沖縄は同時に失業の島であり、非正規の島にされています。そういうなかで、非正規の労働者が労働組合を結成して立ち上がったことは決定的でした。
 そしてこの闘いを軸にしながら、国鉄闘争全国運動・沖縄が結成されてきました。文字通り沖縄における「4・9政治和解攻撃」をうちやぶって沖縄の地に階級的労働運動が甦りつつあることを実感させるものでした。それは「基地は県外・国外へ」という体制内指導部の限界を打ち破って「基地撤去・安保粉砕」が労働者階級大衆をとらえる情勢がきりひらかれつつあることを感じさせるものでした。
 13日の県民大会で発言した福島の方から「原発も、基地もマネタリズム(もうけ主義)。みなさんの職場で起きていることもそうでしょう」と発言したように、敵は新自由主義だということをこの上もなくはっきりさせ、階級的団結をうち固めた3日間の闘争でした。

2012/05/08

5月5日 すべての原発が止まった!

ついに、日本中のすべての原発が停止しました。1970年代以来の快挙です。福島原発事故が契機となった今回の事態は、「すべてがウソ」で塗り固められた「原子力平和利用論」の崩壊を象徴しています。
 昨年、わがユニオンと動労西日本、広島の闘う労働者と仲間で「すべての原発いますぐ止めよう」「原発をすべて廃止しよう」と声をあげたのですが、あらためて労働者民衆の怒りの深さと闘いの爆発を認識しました。この日、東京では芝公園(東京タワー下)に5500人が集まり集会とデモを行いました。全国各地で勝利の行動がかちとられました。
 3月11日の福島・郡山 開成山野球場に結集した1万6000人を先頭にした反原発の大きなうねりが、原発廃止までやむことのない闘いが全国各地で巻き起こっています。今までにない新しい反原発・反核運動が開始されています。
 この運動の軸に闘う労働組合が据わることが勝利の核心です。自らの怒りを解き放って主体的に起ちあがるすべての人たちと闘う団結をつくり出して、全原発即時廃炉!を実現しよう!
▼広島の5・5の報告は
 →http://nonuke.at.webry.info/201205/article_2.html のブログを参照して下さい。
▼また、鯉のぼりを押し立てた楽しいデモの動画は
 →http://www.youtube.com/user/HansenHiroshima でごらん下さい。
▼東京の様子は
 →http://blog.nazen.info/
 →http://hosei29.blog.shinobi.jp/
 →http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2012/05/post-1577.html
で詳しく報告されています。
緋鯉と真鯉の鯉のぼりを押し立てて、子どもの日のデモ行進を行う




2012/05/02

緊急報告 中山草津病院支部委員長が山口刑務所に移監されました!

去る4月24日、獄中闘争を貫く中山草津病院支部委員長が、突然に広島拘置所から山口市の山口刑務所に移監になりました。
家族にも通知がなく、中山支部委員長からの手紙で所在が判明しました。元気だということですが、まったく許せません!連休中に全然、環境の違う施設に移されて「慣れるのが大変」と本人も感想を述べています。
手紙やハガキは引き続き、受け取れるようです。全国からの激励をお願いします!
【宛先】
〒753-8525
山口市松美町3-75 中山崇志

なお、中共会のブログを開設しました。順次、NEWSや近況をアップしていきますので、よろしくお願いします。中共会NEWSのバックナンバーもPDFでアップしています。
https://sites.google.com/site/nakatomokai/

◆中共会NEWSのNo.7を発行しました
上記のブログを開いて、右側の「NEWS」をクリクックして下さい。PDFのウインドウが開きます。

『5・5子どもの日プレゼント 原発のない未来』に参加しよう

来る5月5日(土)に原発再稼働を止める!リレーハンスト終了式が開催されます。
◆10時~原爆ドーム前で「原発稼働ゼロ宣言」集会
◆10時30分~原発のない未来・鯉のぼりデモ(原爆ドーム前→中国電力)
 主催:福島の女たちに連帯するヒロシマの女たちの会
 共催:NAZENヒロシマ/8・6ヒロシマ大行動

5月5日、いよいよ日本中の原発が全部とまります。
野田政権はこれを避けるために福井県大飯原発の再稼働に向けて必死でしたが、福島をはじめ多くの人たちの怒りの行動がこれにストップをかけました。
3月31日から福島の女たちのリレーハンスト開始は、4月17日からの経産省前の集団ハンストへと広がり、広島でも4月8日から断食がつながっています。
5月5日のハンスト終了日に「原発稼働ゼロ」宣言を発しましょう。
この日は「子どもの日」。「原発のない未来」をプレゼントしましょう。
大きな鯉を泳がせながら、中国電力までデモ行進しましょう。

2012/05/01

4・30反原発・反失業 広島メーデー行動が大成功!

昨夜から降り続く雨の中、『2012年 広島メーデー行動』をやり抜きました。
原爆ドーム前に60人程の労働者・学生が結集して「民営化・外注化阻止!非正規職撤廃!消費大増税反対!すべての原発をなくそう!」をメイン・スローガンにして原爆ドーム前でのメーデー宣言集会とデモをかちとりました。
 昨年、3・11情勢の中で、今こそ闘う労働組合をよみがえらせよう!と広島の階級的労働運動を担う労組が呼びかけて『メーデー実行委員会』を組織し、初めて「広島メーデー」を自分たちの手で開催しました。本年は、その地平を引き継いで動労千葉を支援する会・広島が軸となって、「国鉄闘争全国運動」の広島での活動の一環としてメーデーをかちとろう、ということでとりくみました。
 各労働組合の組合員、共に闘う仲間が集まり活気に溢れた集会となりました。
わがユニオンからは、鈴木委員長、壹貫田書記長を先頭にし、大挙参加して、行動全体をけん引しました。司会は広島地域支部の森実さん。発言は草津病院支部、郵政支部、広大生協労組や三菱広機分会などが行いました。鈴木委員長が「反連合で広島連帯ユニオンをつくった。そういう意味で私たちこそが闘うメーデーの唯一の継承者です。」「雇用も年金も医療も崩壊に向かい、さらに原発事故があった。労働者の力で世の中変えよう」【5・1の中国新聞の報道】と前置きして力強く『2012年 メーデー宣言』読み上げました。また、デモ行進の先頭で青年部が頑張りました。
 このメーデーを水路に、広島連帯ユニオンを合同・一般労働組合として地域の拠点労組とするべく全組合員の団結の力でユニオンの組織拡大を実現しよう!
 雨をものともせずに集会をかちとる
発言する鈴木委員長。手前は司会の森実執行委員
 原爆ドーム側をデモ。圧倒的な注目をあびた
6・10国鉄全国集会から8・6ヒロシマへ!職場から仲間と共に起ちあがろう!

2012 年メーデー宣言


 原発再稼動、消費大増税、北朝鮮のミサイルの「脅威」をあおり戦争態勢づくりに突き進む野田政権。この野田政権と私たち労働者は絶対に相入れません。もう許せない! 労働組合の旗のもとに結集して新自由主義を倒し、労働者の団結の力で野田政権を打倒し世の中を根本的に変えよう!
 3.11 とその後の1 年ではっきりしたことは、政府や財界、御用学者らが言いふらしてきた新自由主義の主張は全部ウソだったということです。「民営化し、競争すればすべてうまくいく」「抵抗する労働組合はつぶせ」こうしたかけ声のもとで国鉄や郵政が民営化され、そしていま大阪の橋下市長を先頭に自治体や医療、教育で民営化が進められています。しかし民営化をおし進めた結果、ひとにぎりの金持ちだけが肥えふとり、4 割の労働者が非正規にされ、毎年3 万人以上の自殺が続いています。財政は「健全化」どころか1000 兆円まで赤字がふくらみ破産寸前になっています。年金も医療も教育も全部崩壊に向っているではありませんか。あげくの果てが「絶対安全」と言ってきた原発の大事故です。こうした事態を引き起こした張本人たちが何の責任も取らず「命よりカネ・原発が大事」「もっと民営化を。もっと非正規化と賃下げを」「消費税を引き上げを」などと言っているのです。
 しかし時代は大きく変りつつあります。原発事故から1 年目の3.11 郡山の集会には地元の福島県教組や国労郡山工場支部を先頭に、全国の労働組合の旗が林立しました。動労千葉は、JRの検修・構内業務全面外注化をめぐる攻防に10 年以上勝ち抜き、今年4 月1 日の外注化実施を阻止しました。そして青年労働者たちの組合への結集、組織拡大を実現しています。動労水戸は、被曝労働を阻止するストライキに立ちあがりました。大阪では自治体労働者、教育労働者が民営化・全員解雇・非正規化の攻撃に職場から大反撃に立ちあがっています。国鉄闘争全国運動が、新自由主義と対決する労働運動の結集軸となり、連合を乗り越える闘いを開始しています。この労働者の力がついに国内54 基の原発をすべて停止に追い込み、全原発廃炉への道を切り開いています。
 労働者の団結の拡大こそ勝利の道です。国鉄分割・民営化絶対反対、1047 名解雇撤回闘争を貫き、今こそ「反原発・反失業」を掲げ闘う労働組合を復権させましょう。広島メーデー行動に参加した私たちは、民営化阻止・非正規職撤廃と反原発の闘いを軸に、地域共闘をさらに拡大し、6・10 国鉄全国集会から8・6ヒロシマの闘いへ総決起していくことをここに宣言します。


2012.04.30


反原発・反失業メーデー2012 年実行委員会

4.28連合広島中央メーデーで反原発・反失業を訴える!

今年も5・1メーデーがやってきました。
 「労働者の祭典」のはずが議員の選挙宣伝や行政のあいさつの場と化しています。また連合指導部の『復興』の名を借りた被災地切り捨ての宣伝が横行していました。
 取りわけ本年のメーデーは、連合が「労働組合」の名をもって、原発再稼働と被ばくガレキ受け入れの先兵となることを宣言した直後の集会であり、多くの労働者に反原発・反失業!原発再稼働・消費大増税・日米安保と沖縄基地強化の野田政権を打倒しよう!と訴える格好の場となりました。
 結集する労働者は、私たちの『反原発・反失業 広島メーデー』のカラービラや6・10国鉄闘争全国集会のタブロイド紙を次々と受け取り、中には立ち止まってタブロイドを拡げたり、ビラを読んだりする人が多くいました。家族連れでお母さんが受け取って、NAZEN反原発署名に応じてくれる人などが見かけられました。
ユニオン青年部からのアピールには木陰で組合毎に集まっていた労働者も耳を傾けて聞いていました。
 連合は青年部にゴミ袋を持たせてビラ回収をやろうとしましたが、大半の参加者はビラやタブロイドを持ち帰りました。青年も全くやる気がない様子でした。
 イベントも盛り上がらず、メーデー式典が終わった直後に大挙して、会場から怒濤のように参加者が散会するという状況でした。この過程でも大勢の労働者が私たちのビラを受取ってくれました。その中には、通り過ぎてからビラを取りに戻る青年もいました。
 反原発・反失業!野田政権打倒!が圧倒的注目をあびる
 ゴミ袋を持たされビラ回収にかり出された青年部↓
 労働者階級に怒りは渦巻いています。その事が実感できました。後はこの怒りと向き合い共に団結して私たちが闘うか否かです。全力で6・10国鉄全国集会へむけて、物販と組織化に入っていこう!

4.26肥田舜太郎さんの広大での講演会に参加しました

『内部被曝』の問題、これを抹殺しようとする日米政府と闘い、労働者民衆の側に立って医療を進めてこられた被曝医師の肥田舜太郎さんの講演会が広大の新歓企画で開催されると聞いて、ユニオンの仲間と参加しました。
 80人もの聴衆、地域で学校給食の安全を守る取り組みをしている方たちやがれきの受け入れに反対する人たちなども集まっていました。さらに新入生や学生も多く参加していました。彼らを前に90歳を越える肥田さんが、日米政府のヒロシマ・ナガサキでの犯罪、そして現在、フクシマにおいておこなわれている犯罪行為に対して心底からの怒りを持って弾劾し、「労働者人民は、権力に負けず、放射線にも打ち勝って生きねばならない」「被ばくを労働者人民に強制する政府や財界、医師たちは『死刑にするべき』だ!僕はそう思う」とまで言い切っておられた姿に感動しました。私たちと奴らは非和解なんだ、と改めて思いました。
 穏やかに淡々と話される中に怒りの青い炎を感じました。また、彼の話を熱心に聞き入る学生や青年の姿にも希望と展望を持ちました。
  詳しくは、『広島大学*全学連』ブログを参照→http://hirodai86.blog.shinobi.jp/
  また、『被災地支援本部ニュース』No.281号には、肥田さんの新聞記事があります