2015/02/08

労組交流センター全国総会を開催、総会後いわき市内をデモ


 全国労組交流センターの第22回定期全国総会が、2月7-8日に福島県いわき市で開催されました。総会では、安倍政権が戦争に向かう中、イラクをはじめ中東諸国で闘う労働者と団結し、国鉄闘争を基軸に闘う労働組合の再生し国際連帯で戦争を阻止していくことが確認されました。あらゆる勢力が戦争に翼賛しようとする中、強力な一致で交流センターが歴史の前面に躍り出て労働者階級の先頭に立つ決意がみなぎる総会でした。
 国労闘争団の児玉さんからは、動労水戸支援共闘会議の結成がよびかけられました。被曝労働拒否で闘う動労水戸の闘いこそ、福島原発事故のもとで苦闘するあらゆる労働者の希望であり展望となる決定的な闘いです。特に福島原発で収束作業を担っている労働者は、高線量の厳しい労働環境の中で、危険手当が出る者・出ない者、下請け・孫請け、など様々な形で分断されています。こんなことでは誇りをもって働けない、子や孫の世代まで収束作業が続くのに、子や孫が誇りを持って働くことができるために絶対に労働組合が必要です。動労水戸の闘いはいわき合同ユニオンを生み出し、原発労働者も結集しています。支援共闘結成は、原発労働者の中に被曝労働絶対反対の労働組合を作るという前人未到の闘いへの挑戦です。
 同時に、福島県内の自治体労働者、教育労働者に動労水戸のように闘おうと呼びかけていくことです。帰還強制で自治体労働者が「先陣を切って」高線量地域での勤務を強制されています。被曝を強要する常磐線延伸に反対して動労水戸がストライキで闘いましたが、ガラガラの列車に乗っているのは帰還運動の先頭に立たされる自治体労働者です。教育労働者も、20mSVまで安全というキャンペーンのもと、子どもたちを被曝させないたたかいの最中にあります。フクシマの許しがたい現実を変えていく力は、動労水戸のように闘う自治体労働者、教育労働者を共に作っていく中にあります。
 総会のあと、動労水戸を先頭に3・11反原発福島行動への参加を訴えていわき市内をデモしました。動労水戸の常磐線延伸反対のストライキによって、楢葉町の帰町宣言は延期されました。渦巻く仮設住民の怒りに火をつけたのは動労水戸の断続的なストライキと昨年5・31のいわきデモでした。フクシマの怒りを解き放ち、ともに安倍政権打倒へ立ち上がりましょう!

0 コメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。