2015/02/15

2.15中四国国鉄闘争集会が150名で成功!


 2月15日、動労西日本・愛媛県職労・自治労倉敷・広島連帯ユニオンの4労組よびかけで、「2.15中四国国鉄闘争集会」が開催されました。岡山・さん太ホールには、中四国各地から国鉄闘争を軸に闘う労働組合の仲間150人が集まりました。冒頭、司会の岡山マスカットユニオン清水委員長から、全国10カ所の国鉄集会と同時に、ダイエー八王子店閉店に対してストライキに立ち上がっていること、合同労組全国協交通運輸連絡会の結成大会が開催されていることが報告されました。
  自治労倉敷の百本委員長が主催者あいさつに立ち、「国鉄闘争こそが労働運動の解体を阻み、改憲・戦争を阻止してきた。国鉄を軸に階級的労働運動を復権しよう」と、安倍政権が中東参戦する情勢に労働組合こそが立ち上がることを力強く訴えました。連帯のあいさつを、大石和昭弁護士さん(動労西日本山田書記長の「解雇権濫用訴訟」弁護人)、NAZEN山陰、徳島・星野さんを救う会から受けました。
 動労西日本の大江委員長が基調報告を行い、「歴史の大きな分岐点に立っている。労働運動が健全であれば戦争は阻止できる。今こそ国鉄闘争の炎を大きく燃え上がらせ、階級的労働運動の復権と国際連帯の発展を。『動労総連合を全国に』を合言葉に待ったなしの行動を起こし、全産別・全職種・全職場で闘おう」と訴えました。
 続いて動労西日本の山田書記長が「春闘・国鉄決戦アピール」を行いました。「ついに戦争に突入したこの時代における国鉄闘争の決定的重要性がはっきりした。私たちは国鉄闘争30年の偉大な地平に立っている。新自由主義は崩壊に向かっている。私たちは必ず勝利する。勝利の鍵は動労千葉や動労水戸のような労組拠点建設だ」と、3月ダイ改阻止のストライキ、青年労働者の獲得、動労西日本の組織拡大へ先頭で闘う決意を述べました。さらに「動労西日本を全国に」の闘いの先頭に立つ国鉄労働者が登壇し、動労総連合建設への決意を表明しました。
 公務員決戦を闘う仲間が次々発言に立ち、愛媛県職労中村副委員長が「公務員賃金制度の解体・人事評価を認めない。絶対反対で闘うところに団結が生まれる。被曝労働拒否で伊方原発廃炉を」、自治労倉敷女性部長が「幼稚園でも半数が非正規。延長保育や民営化、人事評価に絶対反対で闘う」、広島市職非正規労働者が「現場から団体交渉に決起した」と発言。教育労働者からも、日教組香川三観地区の須藤委員長、広教組の倉澤憲司さんが発言しました。
 さらに「全産別に闘う拠点を」と、JP労組中予支部、岡大医学部職組、広島連帯ユニオン草津病院支部、高陽第一診療所労組、徳島医療福祉労組、岡山マスカットユニオンが続々決意を表明しました。中山草津病院支部委員長は「医療の安全を崩壊させる病棟再編攻撃に絶対反対で組織拡大し拠点となるよう闘う」、高陽第一診療所労組森末委員長は「長時間労働や外注化に怒りが溢れている。サ高住絶対反対で闘う」、広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長は「すべての職場で青年部建設を」と訴えました。
 愛媛県職労の宇都宮委員長が閉会あいさつを行い、「全国10カ所で国鉄集会がもたれ、岡山でもこれだけの数が集まった。国鉄闘争とは、民営化・非正規化・外注化と闘うすべての職場の労働者に共通する闘い。動労千葉の闘いが信頼を生み、世界ともつながっている。国鉄闘争に戦争や原発に対して労働者としてどう考え、闘っていくか基本がある」と集会をまとめ、最後に広島連帯ユニオンの鈴木委員長が「15春闘勝利! 動労総連合を全国に! 国鉄1047名解雇撤回! 戦争と民営化に立ち向かう労働運動の再生へ!」と団結ガンバローを行いました。
 この日、広島からは大型バスで参加しました。行きのバス内では動労総連合組合歌「われら国鉄動力車」、星野さん解放に向けて「ソリダリティー団結ー」「取り戻そう星野」を歌い、帰りは集会の感想を出し合いました。「星野世代」と「3.11世代」が団結を固め、中四国の地から「動労総連合を全国に」の拠点建設の闘いが、力強く本格的に始まりました。

2.15国鉄集会に参加した仲間の感想~
○国鉄集会ということで、国鉄の話だけかと思ったが、いろいろな職場の思いをぶちまけて、共通の思いとして認識し、輪が広がった。一人で悩むのではなく、みんな同じだよと感じられる集会だった。
○バスでいろんな思いを共有しながら行った。国鉄集会の路線・方針が根幹にあって、安倍の戦争政策との闘いとしてもった。中曽根首相の改憲への攻撃を貫徹させない粘り強い闘いが阻止してきた。
○安芸太田からの参加もあったが、地方切り捨ての問題・学校の統廃合、病院の統廃合など、問題は一緒。金儲けのために地方を切り棄て、戦争に参戦しようとしている。
○拠点建設へ向けて発言した5つの組合のうち4つが医療だった。医療部門の成長産業化・攻撃が集中していることがはっきりしてきた。

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