2015/07/08

不当解雇は許さない!断固、解雇撤回で闘うぞ!|草津病院支部


解雇撤回闘争アピール

不当解雇は許さない!断固、撤回で闘うぞ!

広島連帯ユニオン草津病院支部書記長 真保修一(8病棟・看護師)


1.私の定年再雇用を拒んだことは解雇だ!

 私は本年7月末で定年を迎えますが、2006年より草津病院の中で労働組合を結成して、今日まで病院の数々の不当な労務支配と闘ってきました。このたび定年を迎えるにあたり、6月5日に草津病院より「嘱託雇用をしない」と通告されました。私は定年後も働く意思をはっきりと伝え、経営幹部はそれを確認しているにもかかわらず、再雇用を拒むということは解雇そのものです。
 解雇の本当の理由は、はっきりしています。私が草津病院の経営を批判し続け、職場の労働者の要求や怒りを代弁し、何よりも労働組合を結成して闘ってきたからです。私は不当解雇の撤回を求めて闘います。

2.病棟大再編で労働強化と安全崩壊!

 いま草津病院は全面的な救急病院化に向けて病棟大再編を強行しようとしています。この病棟大再編によって、多くの仲間が部署異動・賃下げ・自主退職を強要されつつあります。私たち組合は15春闘団交で、「病棟大再編絶対反対!賃下げ・首切り・安全崩壊を許さない!」と訴えて闘いました。現状はどうでしょうか。病棟大再編は破綻的です。草津病院のあらゆる職種の労働者を過労死するほど酷使して、しかも業務の中にとてつもない危険が広がっています。
 今こそ草津病院の労働者が本音の声を上げて職場を変える時です。私は看護師であると同時に労働組合の書記長として草津病院で働いてきました。病棟大再編をめぐって、職場の仲間の中に怒りが渦巻いている時に、労働組合の組合員であるということを理由にした解雇を、私と組合は絶対に許しません。

3.労働者を退職に追い込む病棟大再編絶対反対!

 安倍政権は、資本家が生き延びるために、労働者をいつでも自由に解雇できる制度を作ろうと狙っています。そしてそのために労働組合をつぶそうとしています。草津病院の経営もまったく同じです。
「 病棟再編計画」によって、元の5病棟(認知症病棟)で働いていた15人の准看護師と15人のケアワーカーを退職に追い込もうとしました。不本意な異動を強要しターゲットを定めて狙い撃ちです。そのために人事考課制度が使われ、パワハラが横行しています。また病棟大再編の中で、正社員や定年後の嘱託雇用のケアワーカーを非正規雇用や派遣労働に取り替えようとしています。労働強化に追い込んで根を上げて自主退職するのを待っているようなあくどいやり方です。
 私たち労働者は、いつも自分の職場で生き生きと安全に働きたいと考えています。しかしそれを破壊しているのが、資本家の悪らつな経営方針や管理職の労務支配です。病院が病棟再編の準備を始めた時期から今日まで、労働強化や強制配転で准看護師やケアワーカーが辛い思いで職場を去って行きました。もうこんなことは繰り返してはなりません。団結して声を上げましょう。

4.私への選別解雇を許さず、団結して闘おう!

 経営幹部や管理職の思うままに強制配転や首切りを許しては、労働者は生きていけません。労働者の誰もが公平とは思えない人事考課制度を使って、労働者を支配するのは止めろ!これまでどれだけ多くの仲間が犠牲になってきたことでしょうか。
 退職させたい者には「D評価」を付け、昇進させたい者には「A評価」を付け、「B評価」と「C評価」のはざまで労働者を操作して、労働強化とサービス残業に追い込んで、結局、労働者が身体を壊して命まで落としてきたのです。
 資本家や経営者は、労働者が組合に入って団結して声を上げることを最も恐れています。組合の存在と団結が最も強いのです。だから組合は職場の労働者とともに、過重な過重な業務を強要し安全を崩壊させる草津病院と闘い、勝利してきたのです。今ここで、草津病院で、労働組合の組合員である私の不当解雇を許したら、すべての労働者に対して、本当に首切り自由の職場にされてしまいます。
 私は自分の不当解雇の撤回を訴えることで、職場の労働者の怒りや悩みを共有し、労働相談を聞き、大きな団結を作り出していきたいと思っています。そして草津病院を労働者が安心して安全に働ける職場に変えていきたいと思います。
 職場の仲間のみなさん、組合(広島連帯ユニオン草津病院支部)に加入してともに闘いましょう!(2015/7/8)

■全職員の立場で組合は闘う!

   金光美智子(1病棟・ケア ワーカー)
 私はホームヘルパー事業から病棟勤務に異動になり、初めての労働者代表選挙の時に真保書記長に出会いました。人となりを知るにつれ草津病院で働く仲間の事を考えている看護師さんだと感じました。
 現在はナース対ワーカー、派遣労働者対正社員という構図で過酷な業務の中、対立させられる場面も有りますが、同じ職場で働く仲間の結束力は理不尽な事に屈しない大きな力だと思います!
 減点方式の評価制度に苦しめられている仲間や退職に追い込まれている仲間の代弁、公に出来ない本音を組合は団体交渉等で公にしています。真保書記長の解雇は組合方針で評価制度に反対する組合員に対する不当な対応です!
 この度のむつみ会の「赤字見直しアンケート」でも働く私たちの事を考えた選択肢は有りませんでした!
 私たち組合員は全職員の立場に立って団結しています!
 使い捨ての駒にされ疲弊する前に一致団結すれば変えられる事が有ると思います!真保書記長への不当な雇用形態の変更=雇用打ち切りは私たちのみんなの行く末の問題です!それ故に本気で経営側とぶつかる覚悟でいます!
 皆さん!是非、辞める前に、ご一緒に一致団結しましょう!!

『医療の現場』No.89
2015年7月8日発行


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