2016/11/12

11.6東京ー11.12ソウル・日韓共同行動を闘いぬいた!

労働者の団結と国際連帯の力で歴史を塗り変えよう!

 ソウルで開催された11.12民衆総決起闘争は、パククネ打倒にむけて100万人をはるかに超える人々が参加し、大統領府へ向かう光化門前の道路を埋め尽くしました。民主労総はソウル市庁舎前広場で労働者大会を開催し、その中軸を担いました。民主労総はハンサンギュン委員長のもと昨年からゼネスト闘争を積み重ね、労働改悪による労働組合絶滅攻撃に組織の存亡をかけて立ち上がっています。11月30日からは、全面的なゼネストでパククネを打倒しようとしています。広島から11.12民衆総決起闘争に参加した仲間は、その感動をもちかえって自分の職場・地域・学園で闘う意欲に燃えています。
 私たちは、「始まる前に戦争をとめよう!」という呼びかけに応え、11.6東京日比谷ー11.12ソウルを結ぶ日韓共同行動を全力で闘いました。2回にわたる11月集会実行委員会と10.1広島労働者集会をおこない、ユニオンの定期大会や高陽第一診療所労組と広大生協労組の定期大会を積み重ね、職場の闘いと一体で闘いました。11.5国際連帯集会では、在日の組合員が感動的な発言をおこないました(ユニオンブログに掲載)。青年労働者自身が参加を組織し新たな組織拡大も実現しています。
 国鉄分割民営化以来の労組破壊と闘い抜いてきた動労千葉労働運動に、韓国の労働者からも熱いまなざしが向けられています。8.6ヒロシマ大行動に参加した城西工団労組の仲間も、11.6に参加した鉄道労組のイジェシクさんも同じではないかと思います。10.1テグ訪問も、国際連帯でお互いの闘いを前進させるものとなりました。広島連帯ユニオンのたたかいは、動労千葉 の闘いをあらゆる職場に拡大して行くことにあります。ここ数年テグとの国際連帯を模索し苦闘してきましたが、動労西日本の闘いを自身の闘いとして闘い、国鉄闘争を基軸にすえることで、同時に国際連帯も前進することをつかんできました。また、8.6ヒロシマ大行動をユニオンが牽引することによって、労働者だけでなくあらゆる民衆との団結が固まってきました。
 求められているのは、最も分断され団結を奪われている青年 労 働者や非正規労働者がユニオンの先頭に立つような運動に変革して行くことです。新自由主義のもとでバラバラに分断された青年労働者・非正規労働者の中に団結を取り戻す闘いとして、解雇撤回闘争や三大拠点建設を闘ってきました。11月日韓共同行動はその到達点であり、日本の労働者こそが東アジアから始まる世界革命を前進させる決定的な鍵をにぎっていることがハッキリしました。
 新自由主義が崩壊し、朝鮮戦争の切迫=世界核戦争が現実になる中、ついに世界革命への道がこじ開けられようとしています。日米韓の資本家とその政府は、この革命を圧殺するためにも日韓GSOMIA締結、駆け付け警護など戦争への衝動を募らせています。日本での闘いがいよいよ決定的になりました。トランプ大統領誕生は全米でデモを巻き起こし、全世界が激動情勢です。さらなる飛躍、組織拡大にむけて、安倍政権の労働法大改悪=働き方改革と全力で闘おう。解雇撤回闘争を軸に支部の団結を強化し、執行部がその先頭で闘おう。三大拠点建設を圧倒的に前進させ、あらゆる労働者民衆をひきつけ「自分も労働組合をつくろう」と思ってもらえるような闘いをやろう。
<参加者の感想>
●昨夜はありがとうございました。この度の全国労働者の集会は参加して約四年目になりますが、最初は何が何だかわからずにいましたが、年々国の政治のやり方や不満を持つ労働者が増え続けているというのを実感しました。
国鉄労働組合、原発問題、労働者が労働者として生きていくための生活賃金が上がらず正社員 から非正規労働者にしていく国の政策を世界の人々からの発 言を聴きこのまま声を上げずにいたら自分達の将来どころか未来ある若者や子供達が生きていけなくなるのではないかと思います。
韓国から来られた方達と交流して本当に良かったと心の底から嬉しかったです。
状況は違っても同じ労働者として万国の気持ちは一つなんだなぁと思いました(^O^)
●低賃金で生活できないことが許せない。踊りははずかしかったけど、みんなに誘われてやった。殴り合いをするようなおどりだった。
●楽しかったので、また行きたい。
●去年より熱い集会だった。京大処分は慶応の集団強姦の無期停学と同じ扱いで腹が立った。
●力は小さくても、団結が大きな力になる。人が増えている。
●12日の韓国、マスコミはパククネの不正で人が集まっているとただただ言っている。民主労総の闘いがあらゆる人を立ち上がらせている。共通の課題で闘い抜いているということを感じた。正規ー非正規は資本がつくたもの。薄めて訴えるのではなく、大衆的に一番原則的にやること、楽しくやること。ゼネストを準備する闘いが始まった。
●動労千葉の田中委員長が、国鉄分割民営化以降に韓国でも外注化が始まったと言われたが、労働組合の復権が本当に必要。韓国のような結集、日本でも必ず出来る。そのために労働組合の闘いが必要。


11.12訪韓団から

 3日間、韓国民主労総と一体で闘った実感。民主労総労働者大会でのハンサンギュン委員長のアピール、チェジョンジン代行の発言に感動、100万人に責任をとっていくこと大統領の顔を変えるのではなく労働者が主人公にという確信をもっている。87年闘争を乗り越える強力な決意を感じた。デモは若い人や家族連れが多かった。闘いの軸があって初めて闘いが前進することを実感した。だからセウォウル号などの絶対非和解の闘いと結びついている。職場闘争の訪問、職場での闘いの積み重ねが100万人の結集につながっている。(高陽第一診療所労組矢田書記長)
 何度か参加しているが、今年は規模が尋常ではなかった。民主労総が中心に。労働者大会に続いて同じステージで民衆総決起集会が開催され、ハンサンギュン委員長の手紙が読み上げられた。民主労総が前面にたってゼネストを先鋒に民衆がたがいに立ち上がるということが目的意識的に貫かれていると実感した。
(広大生協労組谷口書記長)


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