2017/09/28

機関紙『連帯』No.281を発行


機関紙『連帯』No.281を発行しました。

2017/09/23

9.23ひろしま労働学校『ロシア革命100周年』に参加

来たる10月ロシア革命100周年!
9.23ひろしま労働学校でロシア革命の歴史的、今日的な意義を学ぶ

 来る10月1日に東京でロシア革命100周年記念集会が開催されます。その「プレ企画」ともいうべき学習会が、ひろしま労働学校(広島県労組交流センター主催)の講義として9月23日に行われました。「マルクス主義講座『ロシア革命100周年』」という今日の革命情勢と非常にマッチした企画であり、25人近くが参加しました。ユニオンからも多くの仲間が参加し大盛況でした。
 一言でいって、安倍政権の総選挙攻撃に対して、10月総選挙決戦から11・5の1万人行動へ!というたたかいが朝鮮戦争ー世界戦争を始める前に止めるたたかいであり、このたたかいこそが100年前のロシア革命の以来の戦争か革命かをかけたたたかいそのものであるということが鮮明にされた講演でした。
 今日の戦争超切迫の情勢下に、世界大戦の最中に労働者階級が自らの権力を打ち立てて、資本家階級を打倒したロシア革命は"本物のプロレタリア革命"であり、その勝利の経験を学ぶことは決定的です。マルクス主義を実践において貫ぬいたレーニンとボルシェビキのたたかい―党と労働組合の目的意識的な組織化がロシア革命勝利の核心です。
 "労働者が天下を取った"こと、その力が労働者階級にはあることを知ることは、現在の革命情勢への勝利の確信・展望になることはまちがいありません。その中軸を労働組合が担ったということも重要な歴史的な教訓です。また、労働者革命を圧殺して変質させたスターリン主義との党派闘争について学ぶことも絶対に必要な課題です。ロシア革命以来の好機として現在の改憲・朝鮮戦争阻止!の総選挙決戦をたたかう上で貴重な労働学校でした。ロシア革命が一部の人間の「陰謀」などではなく壮大な労働者階級の総決起の事業であったことがよく解りました。
 ちなみに、ロシア革命を映像で見たことは、とても新鮮で、革命情勢をリアルにつかめたと思います。

9.23常磐線富岡延伸阻止!いわき行動に参加


 9.23常磐線富岡延伸阻止!いわき行動が、全国から320名が結集していわき市の平中央公園で開催されました。安倍政権は、原発再稼働や東京オリンピック開催で福島原発事故をなかったことにしようとしています。福島第一原発の事故で、避難区域の解除のためにJRが率先して常磐線を延伸し、避難している住民に帰還を強制しています。住宅支援の打ち切って、放射能に汚染された地域に帰れという攻撃です。行動を呼びかけた動労水戸の仲間は、被曝労働拒否をストライキで闘っています。労働組合の団結した闘いが展望を示しています。
 集会では、ユニオンの壹貫田書記長が「年20ミリシーベルトという汚染地域に住民を帰還させる富岡延伸は絶対に許せません。命も健康も顧みない安倍政権が戦争までやろうとしている。職場でも食堂のパート労働者が数ヶ月働いただけで職業病労災になって体を壊されている。怒りをひとつにして闘いましょう。8.6ヒロシマの闘いで韓国との国際連帯が進みソンジュの闘いともむすびつきました。世界中のどこにも戦争のない社会を!という訴えに、共に連帯して闘いましょう」と発言しました。安倍政権は、労働者が団結して立ち上がることを心底恐れて総選挙に追い込まれました。11.5改憲阻止1万人大行進で安倍を倒そう。

2017/09/13

非正規職の拡大絶対反対|推進機構支部

非正規職の拡大絶対反対!

 最近2 名の嘱託職員の方が退職されましたが、会社はその代わりの人を派遣雇用で雇いました。
 嘱託職員の代わりに派遣社員を雇うというのは、直接雇用から間接雇用への転換であり、より不安定な雇用に転換したということです。推進機構では近年、正規職員が退職した分を非正規職員に代えたり、臨時職員や嘱託職員で雇用を固定化するなどの非正規職の拡大をしてきましたが、これは新たな非正規職の拡大政策です。会社側は「年度途中の採用なので」と言っていますが、全く説明になっていません。
 こんなことを認めたら次から次に派遣労働者や下請けに雇用を切り替えていくことになってしまいます。このような非正規職の拡大に絶対反対です。

どうしてこんなに非正規職が増えたのか

 30年ぐらい前までは正社員かそれ以外はパートかアルバイトぐらいしかいなかったのに、今や「派遣社員」「契約社員」「嘱託」「臨時」といった非正規職はどんどん拡大し、全労働者の3分の1に迫ろうとしています。
 1995年に日経連が「新時代の日本的経営」という報告を出して「これからは労働者の9割を『雇用柔軟型』(非正規職のこと)にする」と宣言して20年でここまできました。低賃金・不安定な雇用が増え、社会全体に貧困が拡大しました。
 非正規職の拡大は自然に起こったわけでもないし、ましてや「労働者一人一人が自分から非正規を選んだ」という問題でもありません。
 今推進機構でやられているように、退職者を非正規職で補充したり、仕事を外注化したりしてここまで拡大してきたのです。

安倍政権の非正規拡大政策の一環だ

 安倍政権が今進めている「働き方改革」では、「非正規という言葉を日本からなくす」などと言って、実際には労働者のほとんどを非正規職にしてしまおうとしています。
 労働契約法での「5年で無期雇用に転換」ルールが来年3月に発動されることを前に、非正規労働者を5年で解雇する動きが広がっています。東北大学では3000人、東京大学では4500人の非正規職員が来年3月に解雇されようとしています。
 さらに、非正規職と同じ低賃金・不安定な「無期転換社員」がこの3月だけで450万人も生み出されようとしています。安倍政権と資本家たちはこうして「正社員」という存在を社会から消してしまおうとしています。
 推進機構での動きはこうした安倍政権の非正規職拡大政策と一体です。

団結して非正規職撤廃!

 労働組合は「非正規職撤廃」の立場で、今の非正規職の労働条件の問題に取り組むと同時に、非正規職の拡大を許さない取り組みをすべだと思います。
 入職された派遣社員の方も含めて、正規職員も非正規職員も団結して非正規職撤廃の闘いを職場から起こしていきましょう!

「労働組合を強くする会ニュース」
No.11(2017.9.13)
発行:推進機構労働組合を強くする会

2017/09/10

星野さん・大坂さん解放!9.10徳島刑務所包囲デモに参加


 9月10日、「星野さん・大坂さん解放!9・10徳島刑務所包囲デモ」が徳島刑務所を望む鮎喰川(あくいがわ)の河川敷でおこなわれました。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の主催でおこなわれた刑務所包囲デモは今回で5回目、獄中43年目に突入した無実の星野文昭さんをなんとしても取り戻そうと430人が集まりました。
 青年によるプレ企画で盛り上がる中、集会が始まりました。無期刑執行から30年、「無実の星野さんをすぐに出せ」と7月に高松の四国地方更生保護委員会に申し入れを行ったことが報告されました。各地の救援会から星野署名を労働組合に持ち込んで星野闘争を拡大している取り組みが報告されたのが印象的でした。
 徳島刑務所を包囲するデモは、正門前の星野文昭さん、大坂正明さん、韓国のハンサンギュン民主労総委員長の巨大写真パネルの前で「ソリダリティ」をみんなで合唱し、刑務所を見下ろす丘からはユニオンの矢田副委員長が8・6ヒロシマを星野さんとともに闘ったことを訴えました。きっと星野さんに声が届いたと思います。
 広島でも9月16日17日に五日市で星野絵画展を動労西日本が取り組んでいます。この1年のうちに必ず星野さんを奪還しようと改めて決意しました。

青年によるプレ企画
デモ隊は刑務所正門前に

2017/09/06

山陽測器桐木社長は社員を解雇の手先に使うな!


解雇自由・総非正規職化を打ち砕こう
桐木社長は社員を解雇の手先に使うな

山陽測器で働く皆さん! 地域の労働者の皆さん!
 山陽測器解雇撤回闘争は安倍政権が進める解雇自由・総非正規化の「働き方改革」に対する最前線の闘いとして重要な局面に突入しています。
 M組合員と広島連帯ユニオンの団結した力の前に追い詰められた桐木社長は、8月29日の裁判においてS社員を証人として申請し、社長とS社員の署名入りの陳述書を出してきました。
 S社員は、会社側が今回の解雇のきっかけとした「Mさんの解雇を要求する署名」を呼びかけたとされている人物です。
 S社員署名の陳述書では「社長は従業員が望むように早急な解雇をしてくれました」「Mさんが解雇されて会社が明るくなった」などという許しがたいことが書かれています。

解雇の責任から卑劣な逃亡

一読すればこの陳述書が会社側に言われて書かされていることは明らかです。M組合員自身も「S社員はこんなことをいう人ではない。そもそも山陽測器の社内でもほとんど直接関わりがなかった。この陳述書は踏み絵を踏ませるように、会社側に言わされて書かされていると思う。それはS社員を知る人であれば誰でもわかる」と述べています。
 S陳述書の中を見ても「もともと、社長は(Mさんが)労働組合に加入する前から解雇を決めていましたし、今回の解雇も全く事情は変わらないはずです」などと社長の主観的思いをS社員が確信持って述べるというおかしなことになっています。そして社長も「従業員からの声についてはSくんがきっちり証言してくれるはずです」などと書いています。
 桐木社長は今までも経営者としての一切の責任を取らず、解雇攻撃に労働者を使うという極めて卑劣なことをやってきました。M組合員を監視させ、報告書を書かせる。ユニオンの役員が訪問した時の再現写真を社員を使って作る。社員を使って社前闘争の写真を撮らせるなどなど。
 労働者を自分の奴隷かコマとしか思っていないからこんなことができるのです。
 S社員をはじめとした山陽測器の労働者のみなさん! 解雇やパワハラで労働者を脅し、社長の意のままに労働者を使おうとする桐木社長の支配を今こそうち破りましょう! 労働組合で団結すればそれはできる! 労働者の分断を許さない、ひとりの解雇も許さない労働組合を山陽測器に作りましょう!

組合敵視で解雇を決めたことを自認

S陳述書では「要望書」(解雇要求署名)を集めたきっかけについて以下のように述べています。
 「(2015年)10月1日に弊社の前面道路で労働組合が拡声器を使い、横断幕を掲げて何かを始めました」「労働組合の集団の中にいたMさんが一人事務所に現われ、何事もなかったかのように仕事を始めました」「同月3日の救済命令に関する新聞報道を見ました」(ボーナスカットが不当労働行為であるという労働委員会命令のこと)「なんで勤務態度も悪く、仕事も満足にできないMさんが、会社をクビにもならず、賞与を減らすこともできないのか、なんで弊社はこんな悪者のような扱いを受けるのか、という強い思いが湧きあがったのを今でも覚えています」と述べ、このことがきっかけで解雇要求書名を集めたことを述べています。
 ここに示されているのはまさに組合活動敵視の姿勢です。解雇された労働者、不当に賃金をカットされた労働者が労働組合に加入し、自ら生きるために闘うという労働者として当然の権利、その闘いと団結によって勝ち取ったものを全面的に敵視する姿勢がありありと書かれています。
 会社側は社員が主張しているのだから「組合敵視の不当労働行為」にはならないと思っているのかもしれませんが、このように組合敵視の考えで集められた署名を根拠に解雇したわけですから、この陳述書はやはり会社側が「組合敵視の不当労働行為」を行ったという事実を改めて証明しています。

「働き方改革」との闘いの最前線

このように山陽測器解雇撤回闘争は裁判闘争においても重要な局面に入っています。この攻防は安倍政権と資本家どもが「働き方改革」と称して進めている「解雇の自由化」「労働者の総非正規職化」「残業代ゼロ・月100時間残業容認=過労死推進」の攻撃との最前線の攻防です。全ての労働者の力を集めて、この解雇撤回闘争に絶対に勝利しましょう!

集まろう!
山陽測器解雇撤回!
裁判傍聴闘争
10月17日(火)
15:30~ 広島地裁
S社員の証言が行われます。
みんなで傍聴しよう!
山陽測器解雇撤回闘争に勝利しよう!

2017/09/05

「竹川さんを支援する会ニュース」No.13を発行

https://drive.google.com/open?id=0B0ivVDwHFxddaVUta2s5UkNNb2c


竹川さんからの手紙2017年8月5日付

矢田さんへ
 元気にしてますか、私は元気です。
 この前8/4の面会ありがとうです。面会時に私の考えを言わせて頂きました。私が面会時に話をした事は今までと一緒だったと思います。グループホームにて仕事をしていた事、休みが無く働いていた事、そんな中あのような事故が起きた裁判で119番できなかったけどその事でなくなったかはわからないと言った事それが真実です。
 あの日の私の身体・精神が変になってたであろうあの時に119番できたのか私にはわかりません。少なくともあの時は出来ませんでした。
 ですが今はもしできていたのであればするべきだったし出来ていたら良かったと思います。
 私が100%無実だという事は無いのでしょう出来ていれば出来たら、私はこの中にいません。
 国の介護のあり方なり、ルールが変だという事、私にも分かります。ですが国や都道府県が全て悪いのか?と言われると私の頭の中では?とNOがうかびます。
それはナゼか。それは会社のルールなりトップなり役員なり職員が会社・施設を良くしようと思えば少しずつでも変化すると思います。
 虐待の件で矢田さんに聞きたい事があったのですが、利用者の踵にヒフが壊死していてそのヒフを消毒してない文房具のハサミで切るのはありなのかなしなのか。私が知らない間にあって次の日に聞かされる事があったり。
 こんな人がいると介護の質が下がっていると言われても仕方ない部分もあると思います。自分の能力というか技術も無いのに文句しか言えないそんな人がいるかぎり。
 介護の仕事している色々の職種の人達は頑張っているのがほとんどなのにそんな少数の人達がいるから介護の質が落ちていると言われてる現状を変えるのが一番だと思うし今のままだと頑張っている人、休みも無く頑張っている人が損している、不平等だと私は思うんです。
 全てを守るのではなく頑張ってる人を守る介護の世界、虐待したり施設や職員のお金を取る職員に対して何らかのペナルティがあったりする職場、皆が平等に上下関係なく相談できるそれだけで少しは違うのと思うんです。
 皆大変な仕事で頑張ってるしそれ以上の事をしていること私自身わかっているし私もそうでしたし、だからこそごく一部の変な職員のため介護の質とかモラルの低下とか悔しいじゃないですか。だったら頑張ってる職員がむくわれる介護、まじめに働いてる、介護してる人だけじゃない色々な職種に対する対応なりがよくなりさえすれば足の引っ張り合うだけじゃなく不まじめな人も頑張ったらむくわれると知ったら職員の数もないのかな、私は思います。

<矢田からの返信>
 介護職場が、シフトや評価、忙しさでバラバラにされてしまっている現実だと思います。私たちも介護職場に、”共同性”を取り戻したいというのが大きなテーマです。