2021/05/26

インプレスで働く皆さん! 欠勤控除・勝手な有給消化は違法! ユニオンに入って賃金と有給を取り戻そう!


3月31日のストライキを引継ぎ、4月28日第2回団交をオンラインで行いました。出席者は前回は専務と弁護士が出席していましたが今回は専務は逃亡し代理人弁護士一人。どこまでも無責任な会社です。
団交の結果B組合員については欠勤控除分について一旦全額返還扱いとし、その中から年次有給休暇としてすでに支払っている部分を差し引いて足りない部分を会社が支払うこととし、年次有給休暇も全て返還させました。欠勤控除をいったん全額返還させたこと、違法な年休消化を今後はやらせないと確認できたことは大勝利です。
職場でのたたかいを継続しつつ、A組合員の不当な転勤についての裁判での争いと一体でたたかっています。

全国の事業所で配布しているビラを紹介します

 (株)インプレスで働く皆さん

欠勤控除・勝手な有給消化は違法!

ユニオンに入って賃金と有給を取り戻そう


欠勤控除の全額返金を勝ち取りました

 インプレスで働く皆さん。私たちは合同・一般労働組合全国協議会です。私たちの団体に所属する広島連帯ユニオンが株式会社インプレスと団体交渉を行い、昨年8月から行われている「欠勤控除」の全額返金の回答を勝ち取りました!

 昨年8月、インプレスから給与明細に同封して「経費削減のお願い」という文書が送られてきていると思います。そこには「基本出勤日数22日とし、不足日数分は欠勤控除を行う」ということが書かれ、給与明細には「欠勤控除」なる項目がつくられ、月々マイナス数万円として赤字で記載されて給与から天引きされるようになっていると思います  

 会社の都合で出勤日数が減っているのに、勝手に欠勤扱いにして天引きするというのは違法です。これに対し、広島事業所の2名がユニオンに加入し、労働基準監督署への申告やユニオンの団体交渉などでたたかったところ会社側は欠勤控除については全額返金(約20~40万円)することを回答しました。大勝利です。


会社都合の不足日数を有給消化扱いすることも違法

 しかし会社側は「不足日数分は有給消化にしてきたので、有給を返還するなら有給として支払った部分を返金してもらって、会社はその差額しか払わない」と主張しています。

 しかし、2020年8月までは出勤日数が何日であろうと有給消化扱いになどされておらず、月給制として月々決まった額の給与が支払われていたのです。会社からの一方的な「お願い」文書だけでこのような労働条件の不利益変更を認めるわけにはいきません。

 ユニオンは引き続き欠勤控除分の無条件返還を求めてたたかっています。


ユニオンに入って一緒に要求しましょう!

 インプレスで働く皆さん! ユニオンに加入して一緒に要求すれば少なくとも欠勤控除分と有給消化扱いの支給分の差額(約6万~12万円)は取り返すことができ、取り戻した有給を使って休むことができます。また有給を使った扱いにすれば全額返金もできると会社は回答しました。

 団交を通じて会社が有給残日数について嘘をついて従業員をできるだけ休ませないようにしていたことも明らかになっています。ユニオンに入って一緒に要求し、減らされた賃金と年次有給休暇を取り返しましょう!          

2021/05/21

65歳以降も安心して働くことができる職場に  広大生協労働組合


嘱託再雇用者は無条件で70歳まで雇用を! 

65歳以降も安心して働くことができる職場に 




要求書 


70歳就業法の施行にともなう対応について以下 の通り要求するので誠意をもって回答されたい。 

1. 定年再雇用嘱託職員について、「嘱託職員に関 する規程」第5条3項の満70歳に達した事業年 度末までの雇用延長を、本人の希望がある場合は 無条件で適用する事。


2. 定年再雇用嘱託職員だけでなく、準職員につい ても、65歳を超えても安心して働くことができる 職場とするよう配慮すること。


【理由】70歳雇用法がすでに4月1日をもって施行 されており、現行の「嘱託職員に関する規程」でも 上記要求のような運用で嘱託再雇用者について70 歳まで雇用延長が可能である。これまで、定年再雇 用嘱託職員の雇用延長については、根拠があいまい なまま人によって延長される場合とされない場合が あった。このような理事会のあり方は直ちに改める べきと考える。また、年金支給年齢引き上げや将来 の年金減額に対する不安もあり、将来も安心して働 くことができる職場環境が求められている。準職員 もふくめて65歳を超えても安心して働ける職場とす るよう、理事会においては十分な配慮をされるよう要求する。







70歳就業法への対応は差別なく 雇用延長するだけですぐにできる  

本年4月1日から「70歳就業法」が施行されま した。しかし、理事会は来年2月の年度末に65歳嘱託定年を迎える3人に限っては雇用延長しないと言っています。「70歳就業法」への対応は、現 行の就業規則(嘱託職員に関する規程)で十分に 対応可能です。第5条3項の満70歳に達した事業年度末までの雇用延長が可能という条文を、だれにも差別なく適用すれば良いだけです。これまで雇用延長するかどうかを選別してきたのをやめるだけです。


労働組合の組織拡大で差別のない職場に! 

理事会は、自分の都合で労働者を差別し選別することを全面的に行おうとしています。特に嘱託 職員制度がその突破口になっています。「同一労 働同一賃金比較表」というのを勝手に作って、こ の項目には何%と適当にウエートを決めて差別賃金を導入しています。嘱託職員の中をランクづけし分断する一方で、正規職員の60%から70%という低賃金に抑え込んでいます。「協同組合」の志 はどこへやら、分断と競争でいっそうの労働強化 をすすめ低賃金で働かせるためです。こんな時こそ労働組合が必要です。組織拡大に大きく前進し始めました。現場労働者は団結してたたかいましょう。


誰もが65歳を超えても安心して働くことができる職場に 

「70歳就業法」の背景には、年金支給年齢をさらに引き上げていく政府の目論見があります。 定年後も働かなければ生きて行けない現実が目の前にあります。65歳を超えても誰もが安心して働くことができる職場にしていきましょう。そして、年金のしくみが破綻するのを労働者にしわ寄せするのを許さずたたかいましょう。行き詰まった新自由主義の矛盾がコロナであらわになりました。このままでは非正規職化がさらに進み、若い人たちもますます生きていけない社会になっていきます。矛盾のすべてを労働者にしわ寄せするような社会を、労働者の団結で変えていきましょ う。 


2021/05/10

5・1広島メーデー を開催

 


5月1日、広島県労組交流センターの主催で5・1広島メーデー行動が行われました。14時から原爆ドーム前に集まって市内をデモ行進しました。「コロナで解雇するな」「オリンピックやってる場合か」「労働組合よみがえらせよう」のコールに沿道から注目が集まり、手を振ってくれる人も。


15時半から広島市ひと・まちプラザでメーデー集会を開催。集会冒頭にミャンマーでの労働者民衆の闘いと日本企業と国軍との結びつき、改悪入管法の問題を暴いた動画を上映。壹貫田代表(ユニオン書記長)がコロナ下で米中対立での戦争情勢の激化、改憲攻撃とのたたかい、ミャンマーとの連帯を訴えました。連帯の挨拶として3月の町議選で2期目の当選を果たした安芸太田町議会議員の大江厚子さんから水道の広域化や町の施設などの民営化・統廃合の問題など「労働組合と連帯なしに解決できない」と訴え。広大の学生からも連帯のアピールが行われました。

「労働現場から労働者の運動をつくろう」と題してユニオンの宮原委員長が提起。この間のカモンケーブル労組結成、インプレスでのストライキ、推進機構での取り組みの報告などを通じて「労働組合の基本は行動。実力闘争。やる前から論じるのではなくやってみなければわからない」「自分だけ、この職場だけの問題ではない、業界の矛盾を捉えて運動を広げていこう」と提案。「かつてなく実践的な基調提起」(司会)でした。

動労西日本、自治体労働者、教育労働者、広大生協労組、医療労働者から現場の報告とたたかいの決意が述べられました。三菱広機分会の仲間からは分会員で元ユニオン委員長の鈴木さんの急逝を受け、遺志を継承してたたかう決意が述べられました。

最後にユニオンの鄭執行委員が「今日のメーデーに参加できて誇りに思うという発言がいくつかありました。参加者みんなの思いではないでしょうか」とのまとめ発言に圧倒的拍手。団結ガンバローで締めくくりました。