2021/10/01

(株)インプレスは不当配転を撤回しろ! 不当な脅しを許さない!

 




インプレスで働く仲間の皆さん! トラック運送業界で働く仲間の皆さん!


株式会社インプレス(本社:石川県金沢市松島2-48-1 代表取締役社長 坂本 憲一)は、子会社であるインプレスコトで働くA組合員に対して、広島事業所での事業縮小に伴い、滋賀県への転勤(出向)・応じなければ解雇という許し難い攻撃を行ってきました。A組合員は労働組合・広島連帯ユニオンに加盟してたたかうとともに転勤命令の無効と未払い賃金の支払いを求めて裁判で争っています。


会社側はこの間、運送量の減少の中で勝手に「出勤日が22日に満たない場合は欠勤扱いとして欠勤控除を行う」などと紙1枚の通知を行い、賃金を勝手に減らしてきていました。このような行為は違法であり、ユニオンはストライキを含むたたかいで徹底追及し、一定の勝利を勝ち取っています。

追い詰められた会社は、裁判の場でA組合員が「運転日報に嘘を書いている」とか「制服を着用していない」などの理由で賃金の返還や懲戒処分にするなどと主張し始めています。

この問題はそもそも会社側が運転日報の用紙さえ配布せず、仕方なくA組合員が記入済みの用紙をコピーしてその上から記入して提出していたもので、輸送がなく、積み込みのみの日はその旨を記載し、走行距離もゼロで記載し、分かるようにして提出していたものを、会社側は今になって嘘を書いているなどと主張しているのです。

制服についても必要数をまともに支給もせず、これまで着用についても目立たない服なら私服で良いと指導していたのに、争いになったからといって言いがかりをつけているのです。


そもそも(株)インプレスは長年にわたって、始業前・勤務後の点呼、アルコールチェックなどまともに行わず、本社としても点呼を行う体制がないことを知っていながら放置していました。しかも、点呼もアルコールチェックも行っていないのに、会社側は運転日報にやったかのように書くように指導していたのです。


今回、ユニオンはこうした会社の主張に対する抗議の意味も込めて今年3月の団体交渉の場で、インプレスを代表して出席した専務が行った発言について以下暴露するものです。(音声は個人名などが出ないうよう一部加工してYouTubeにアップしています)


2021年3月30日 第1回団体交渉でのやり取り

組合 運行管理者を置かれてますかね 広島事業所には

専務 はい

組合 運行管理者としての義務を果たすようにされとってですか?

専務 してないです 

組合 してないということを認識されとってんですか?

専務 多分されてないと思います 時間が違うことがあるんで まあ出来る限りのことはしてると思います

組合 それはいいんですかね。弁護士さんそれはいいんですかね

会社側弁護士 すいません私はその件は確認しておりません

組合 そうですかご存知じゃないんですね

専務 一般貨物運送事業法でしょう

組合 そうですね


A組合員 入社してまる3年ぐらいなんですけど、点呼1回もしていないし、対面点呼ですね。これ運輸局に確認したら、違法だと。出勤時、退社時、ちゃんとやらないといけない。しかも点呼している体でもう書いていますよね、月末に、かなり悪質らしくて。アルコールチェックもしていないですよ。○○さんのトラックにだけ載ってるんですね。あの人次の日のアルコールチェックももう丸してあるんですよ出発前に。運行管理者がこんなんでいいんかなと思って。毎日動画撮ってますからね

車両管理も 〇〇君のトラックなんですけど 使用許可はうちのアパート(広島事業所の事務所)の住所ですけどC社(インプレスが業務を請け負っている会社)に置いてますよね。どうなってるんです?

B組合員 車検証には田口の住所になってますからね。でも10何年もC社に置いてますね。

A組合員 3ヶ月点検もしてないですよ

B組合員 3ヶ月点検は僕はやれとも1回も言われたことないし、その存在すらも知らなかったですね、教えてもらってなかったです。あとの人たちは3ヶ月点検やっているみたいなんですけど、僕はそんなんやれと言われたこともないし、存在さえ最近知ったぐらいなんですよ


専務 それ、今、この話と関係あるのかな


組合 そういう風に思われるなら結構です


組合 一つだけ確認したいんですけど違法なこと やってないことあるだろうと。専務の立場で現場でやってないだろう、違法だろうということを認識しながら放置していた責任はありますよね


専務 ええ


組合 今日の団交には関係ないという立場ですね その上で


専務 ええ


このように、会社側は違法状態であることを知りながら長年にわたって放置してきたのです。

ユニオンはこうした法令違反・安全無視を正すために今年3月、組合員とともに運輸局に告発を行いました。

会社側はその後点呼の体制などは整備しましたが、会社側はこうした法令無視の自分たちのあり方を素直に反省するのではなく、逆に組合員があたかも違法行為をやっていたかのようなことを主張することは許されないことです。これはA組合員だけの問題ではなく、インプレスで働く全ての労働者の問題です。またこのような違法行為が横行している運輸業界全体の問題でもあります。

(株)インプレスはA組合員の転勤命令を直ちに撤回し、未払い賃金を支払え!

トラック輸送で働く労働者は、ユニオンに加入して労働条件を改善させよう!

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