2011/12/29

12・23動労千葉を支援する会 広島 第4回総会を開催

去る12月23日の夜、4回目の動労千葉を支援する会 広島の総会を開催しました。40名の参加者がありました。ユニオンからも会員を中心に組合員が結集しました。 動労千葉から争議団の中村仁さんを迎えて、動労千葉の思いを熱く語っていただきました。まさに現下の基地統廃合攻撃―銚子や千葉での指名ストライキについて、報告がありました。また国鉄分割・民営化反対のたたかい、とりわけ1047名解雇撤回闘争について、この闘争は、現在も資本との真っ向勝負であること、そして、この国鉄闘争が日本の階級的労働運動をけん引していくたたかいであることを鮮明に話されました。民営化・外注化とのたたかいは、偽装請負を撤廃させ、非正規職化を阻むたたかいであり、労働者階級、特に青年の未来をかけたたたかいである、だから再雇用の労働者も自分らの問題であると同時に全国の仲間の利害のかかったたたかいとして、誇りをもってやっている、と述べられました。 この提起をうけて、今、民営化がすすめられている呉市営バスの労働者が「職場の現状と今聞いたJRの現状は全く同じです、民営化攻撃に勝利している動労千葉にならって呉でもたたかえば、勝てると確信した」と発言しました。
会員からの職場での物販のとりくみ、さらに会員拡大の活動の報告などが出され、4回目にしてかなり実践的な討論ができた総会になりました。 呉市交通局民営化阻止を支援する会として総力をあげてたたかう!職場で会員を拡大しよう!物販を武器に職場・地域に国鉄闘争全国運動を広げよう!という方針を全体で確認して総会は盛会のうちに終了しました。
集会終了後、中村仁さんを囲んで懇親会を行い、動労千葉との交流を深めました。

2011/12/28

草津病院支部『医療の現場』No.38

※12月24日、草津病院で配布された草津病院支部機関紙『医療の現場』No.38を掲載します。

最高裁の上告棄却弾劾!「無実の中山さんと共に闘う会」に入ろう!
大幅賃下げに怒りを!労働者の団結で評価制度をやめさせよう!


中山崇志支部委員長への上告棄却を許さない!
中山支部委員長へのでっち上げ「窃盗罪」事件は、12月16日、最高裁判所で不当な上告棄却の決定が出されました。この事件は、看護師の中山さんを職場から排除し、組合を弱体化させようとした大弾圧です。
労働組合弾圧に手を染めた広島県警とそれに協力した草津病院を絶対に許しません。中山さんを支援するために「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。不当な有罪攻撃・懲戒解雇と闘う中山さんと共に闘いましょう!

労働者の団結の力で職場を変えよう!
日々の仕事の忙しさは個人がどんなにがんばっても楽にならず、過重な仕事に追いまくられています。私たちは忙しい中でも毎日一生懸命働いているのに、この冬のボーナスは大幅に引き下げられました。たとえ「評価」が良くても賃金は下がりました。
ところが病院は、労働条件の改善に努力するどころか、大金を出して「報償金」で人集めをさせようとしています。この現実にみんな「何かがおかしい」と感じ始めています。

「経営不振」は大幅賃下げの口実!
12月9日に支給された冬季ボーナスの平均支給率は、1.82か月でした。昨年冬の平均支給率は、2.0か月だから大幅な賃下げです。草津病院で「経営不振」を理由にして、このような大幅賃下げをしたのは初めてのことです。
しかし「経営不振」は賃下げの口実です。ボーナスは労働者への賃金の一部です。経営者は事業を行う上で、月々の給与だけでなくボ-ナスも含めた賃金分を確保して経営にあたるものです。まして病院であれば、どんなことがあってもしっかりと職員を確保して、患者を受け入れる医療体制を維持しなくてはなりません。
草津病院は、今回公然と、儲けのためには賃下げで労働者の生活破壊をしても、要員不足で医療の質を下げてもかまわないというやり方をとりました。絶対に認めるわけにはいきません。

報奨金よりパワハラのない職場を!
「評価制度」で労働者が操られている職場では、管理職に仕事を点検されれば「すみません」「がんばります」と答えるしかありません。なぜ課長や主任に謝らなければならないのでしょうか。過重な仕事を設定しているほうが問題ではありませんか。過重な労働に対して、「すみません」「がんばります」と言えなくなってしまった多くの職員は退職していきました。
しかし退職して働きやすい職場があるでしょうか。大恐慌情勢の中で、どこの経営者も労働者に犠牲を押し付けて儲けを上げようとしています。どこに行っても、サービス残業・過重労働、悪質な非正規雇用、労働基準法違反が横行しています。労働者は、団結して労働組合を作って、資本と闘う以外に生きていけない時代なのです。
そもそも「報奨金」など私たちのボーナスの一部になるはずでした。「報奨金」より賃上げを! パワハラのない職場を! 闘う労働組合のある職場こそ働きやすい職場を作る出発点です。

評価制度のない働きやすい職場に!
草津病院を働きやすい職場に変えることは、何よりも評価制度をやめさせることです。病院が実施している現行の人事考課制度について、組合は団体交渉で合意していないので、組合方針として評価制度に反対し協力を拒否する闘いを継続しています。
 現在、多くの職員が評価制度に疑問を持ち、不満の声を上げています。今期より「チェック項目」が幾分減らされました。「人事考課」は、どんなに簡素にしても制度として維持しておくことに労働者支配の要があるものです。
しかし評価制度はそんなに強力なものではありません。みんなが団結して協力しなければ、すぐにでも崩壊するものなのです。組合に加入して団結の力で評価制度を止めさせよう。

■無実の中山さんと共に闘う会に入って下さい!
すべての皆さん、ユニオン草津病院弾圧粉砕の闘いへのご支援ありがとうございます。私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言いきって、このデタラメな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては、職場生産点を握る闘いを継続して職場復帰するまで、あきらめずに前進していきます。
『共に闘う会』への加入と、賛助金での裁判闘争のご支援をお願いします。(中山崇志)

■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です

■郵便振替口座番号 01330-7-109491
/加入者 広島連帯ユニオン
【問い合わせ】 〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5
・広島連帯ユニオン  ℡082-873-1446

2011/12/23

交通局廃止条例採決弾劾|呉交通局支部No.11

交通局廃止条例採決弾劾
闘いはこれから!
闘う組合とりもどし首切り阻止

声明
2011年12月21日
広島連帯ユニオン・呉交通局支部

(1)12月16日の呉市議会本会議において、交通局廃止条例の採決が、まともな審議もされず(わずか20分!)強行された。呉市交通局の廃止=民営化は、小村和年・呉市長と結託した広電資本による市営バスの私物化である。私たちは民営化絶対反対を貫き、市営バス民営化・首切り阻止へとことん闘い抜くことを宣言する。

(2)地域のかけがえのない足であり、市民の共有財産である市営バスを、「赤字だから」と廃止し、広電という一私企業に丸投げ(しかも数十億円もの補助金付き)するというのは、公的責任の放棄だ。地方の高齢化が進む中、公営交通の役割はこれからますます大きくなるのは明らかである。にもかかわらず小村市長と大半の議員は「赤字だから仕方ない」と、まともな議論も努力もせず、70年続いてきた市営バスをさっさと切り捨てたのだ。どうやって公営交通を守っていくかと、必死になって駆け回るのが市長や議員らの役目ではないのか。それを「自分たちにはできませんので、広電さんよろしく」と放り出したのだ。これを小村与党の議員らは「大英断」などと自画自賛し、早々と年末年始の休みに入っている。こんな無責任な行政、議会があるか! ほんとうに腐りはてている!
 
(3)結局この民営化とは労働者の首切りと大幅賃下げでしかない。だが、「赤字の責任」は、現場でハンドルを握って早朝から深夜まで働き、地域の足を守ってきた労働者にはいっさいない。にもかかわらず、小村市政は、バスも設備も路線も補助金付きで広電に「移譲」しながら、労働者はいったん全員解雇するというのだ。現在57人が再就職先がなく、広電に再雇用の人ではローンなどを抱えながら年収がいきなり半分、あるいは3分の1になる人もいる。労働者の首を切り、賃金を激減させ、さらに血税で企業のもうけを保障する——これが「民営化」の正体だ。
 そして、もうけ(そもそも公共交通で「もうけ」を出すというのはもってのほかだ!)が出なくなれば路線も縮小・廃止される。事実、「2年後には、広電が路線を縮小・廃止するのは自由だ」と、市当局は答弁している。民営化の甘い汁はすべて資本が吸い取り、一切の犠牲は労働者と地域住民に押しつけられるのだ。

(4)民営化にあたってはつねに「公務員は給料が高すぎる」「身分が保障されすぎている」などという宣伝が行われてきた。だがこうやって労働者同士を敵対させ、けおとしあいをさせて、笑っているのは誰か。「1%」の資本家、経営者たちだ。
 「赤字なら労働者は首を切られても、賃下げされても当然。増税も年金カットも当然。しかし資本家のもうけには絶対に手を出してはいけない!」——これが破産した資本主義を守ろうとする大阪の橋下市長や、彼と考え方を同じくする呉の小村市長らの言いぶんだ。これが「新自由主義」といわれるものだ。このような労働者だけに犠牲を押しつける社会のあり方を根本から変えなければならない。

(5)そもそも今日のような「1%」だけがもうけ、「99%」が貧しくなる「格差社会」は、どうやってつくられたのか。非正規の低賃金労働ばかりの青年の状況、地域の崩壊や社会保障の解体、安全の崩壊はどうやって進んできたのか。民営化による公的部門の解体、規制撤廃、労働組合の破壊によってだ。その突破口は、国鉄分割・民営化だった。そして社会保険庁の解体と525人の分限免職は、本格的な公務員労働者の大量解雇、非正規化に道を開くものであった。
 今回の呉市営バスの民営化は、これに続くものである。民営化で職場そのものをなくし、いったん全員解雇して選別再雇用するというやり方は、国鉄や社保庁と同じだ。しかし、雇用について何らの法的枠組みもなく、雇用条件も従来の水準を一切無視し、全員を新規採用の賃金にまで切り下げるというのは、これまでにない。こんな攻撃を許すなら、360万の全公務員をはじめすべての労働者にもっと激しい解雇・賃下げの攻撃がやってくるのは明らかだ。呉市営バス民営化阻止、解雇撤回の闘いは、官民問わず全労働者の利害がかかった闘いである。

(6)民営化は現場の労働者が反対して闘うかぎりできない。これまで民営化が進んできたのは腐った労働組合幹部が全面協力し、労働者を売り渡してきたからだ。都市交・呉公営交通労働組合の幹部らは、当局と民営化に協力する「協定書」を結んでおきながら、「呉市の場合は最悪の結果となった」などと人ごとのようにうそぶいている(中国・九州地本の大庭委員長)。そして再就職先が決まっていない57人について「何らかの形ででも新たなスタートが切れるように願うばかりだ」とまったく無責任な言葉をはいている。こういう組合幹部たちが当局、資本の手先になることで、民営化、解雇、外注化、非正規化などがやりたい放題にやられ、労働者はどん底に落とされてきたのだ。
 御用組合は当局といっしょになって「赤字だから民営化は仕方ない」という。ならば労働者は首を切られても「仕方ない」のか? 労働者は生きていけなくても「仕方ない」のか? 労働組合は当局といっしょになって「赤字をどうするか、経営をどうするか」と悩む存在では断じてない。労働者の雇用と生活をどう守るのか、それだけを必死に考え、当局、資本と闘うのが労働組合ではないか。今こそ労働組合を現場労働者の手にとりもどそう。

(7) 民営化はすでに破たんし始めている。あまりにひどい条件の広電行きを拒否する労働者が続出し、4月以降の路線等の維持は困難だ。小村市長、市交通局当局、広電資本はあわてふためき、交通局の現役労働者を切っておきながら、運転士の新規募集まで行ってきた。それでもなお50人以上が不足し、減便等は不可避の情勢だ。広電への交通局職員の個人情報の勝手な提供(個人情報保護違反)などデタラメばかりをやってきた民営化だが、「現在の路線等を維持する」という広電との基本協定、市長の市民に対する口約束自体が大ウソだったのだ。こんなデタラメな民営化は白紙撤回以外にない。
  
(8)本当の勝負はこれからだ。職場に怒りは満ちあふれている。勝利の道は、職場に労働組合をよみがえらせ、団結をとりもどすことである。民営化・外注化・非正規化・新自由主義と闘っている全国・全世界の仲間とつながることだ。呉市交通局民営化・首切りを阻止するため、われわれは、不当な分限免職を差し止める訴訟もふくめ、あらゆる手段をつくして闘うことを宣言する。交通局労働者と呉市民の団結で、小村市長と広電資本による首切りと地域破壊の民営化を必ず阻止しよう。

2011/12/20

草津病院支部弾圧裁判、最高裁第二小法廷の上告棄却決定を絶対に許さない!

        12・14草津病院支部弾圧粉砕集会で決意を述べる中山草津病院支部委員長

12月18日、中山草津病院支部委員長の自宅に、最高裁 第二小法廷 竹内行夫裁判長から特別送達があった。内容は、中山支部委員長の上告を棄却する決定の通知(12月16日付)であった。

広島連帯ユニオン、広島連帯ユニオン草津病院支部ならびに広島のたたかう仲間は、この不当きわまりない上告棄却を絶対に、これを認めない。地裁・高裁での判決を検証することも中山支部委員長の渾身の訴えに耳を傾けることもせず、ただ「刑訴法405条の上告理由にあたらない」として棄却の決定を下したのだ。



このデッチあげ事件は、決定的な物証もなく、検察が資本と警察と結託した犯罪だ。組合を嫌悪し、中山支部委員長を犯人視する証言をねつ造して、組合の指導者を職場から排除し、組合を破壊して、職場に分断を持ち込む権力犯罪であることは、誰でも一目瞭然ではないか!

司法の頂点にたつ最高裁の名をもって、デッチあげの追認を行う権力犯罪に対して断固、弾劾あるのみだ。

「現代の徴兵制」である裁判員制度の導入、原発建設差し止め裁判では権力の手先となって原発建設・推進をおし進めてきた極反動の最高裁を、労働者階級の怒りの炎で焼き尽くそう!

中山草津病院支部委員長は直ちに異議申立の手続きを行なった。中山支部委員長はじめ草津病院支部の組合員、広島のたたかう仲間、無実の中山さんと共にたたかう会は、勝利するまで徹底的に団結して、たたかう決意をうち固めた。共にたたかおう!

職場にたたかう拠点をつくり出し、地域に団結を広げて、この反動判決をぶっ飛ばそう!

                                 2011年12月20日

                                 広島連帯ユニオン


【抗議先】

 最高裁判所 第二小法廷 裁判長裁判官 竹内行夫

                裁判官 古田祐紀

                裁判官 須藤正彦

                裁判官 千葉勝美

  〒102-8651 

   東京都千代田区隼町4番2号 電話 03-3264-8111(代表)

              ◎裁判番号 平成23年(あ)第1635号

8.25広島高裁請願行動








































2011/12/19

星野文昭さんを取り戻そう!12・18広島集会が開催される

冬の冷え込みが厳しくなった12月18日、11月27日の星野全国集会を引き継いで、『星野文昭さんを取り戻そう!12・18広島集会』が広島市内で開催されました。 星野さんを取り戻そう!2月徳島現地へ!徳島刑務所抗議行動へ、職場・地域から結集しよう!という方針をガッチリと確認しました。
集会には30名の参加者がありました。ユニオンは、東京の11・27に参加した草津病院支部の中山支部委員長を先頭に多くの組合員が結集しました。 集会は、高陽第一診療所労組の書記長の司会で進行。最初に訪米ビデオ、サンフランシスコでのアメリカ労働者の『フリー・ホシノ』のたたかいと連帯メッセージのビデオを上映した後、被爆者の下田禮子さんがあいさつしました。続いて、星野暁子さんのメッセージの紹介がありました。また定期大会のために参加できなかった動労西日本からのメッセージも読み上げられました。 つぎに報告と方針提起を広島救う会の増上代表が行いました。星野文昭さんの11・27メッセージにふまえて、職場・地域に労働者、農民の団結をつくり出し、その運動の力で「星野文昭さんを2~3年で取り戻そう!世の中を変える”革命”をやろう」と訴える提起でした。増上さんの自らのたたかいとユーモアを交えた話は好評でした。
特別アピールでは、わが中山草津病院支部長が「私への弾圧は星野弾圧と全く同じ。星野さんと一体で最後までたたかいます。」とキッパリと表明しました。また、絵画展をとおして知り会った県内で病院統廃合とたたかう地域住民から、「労働者と市民がひとつになってたたかうことが重要です。星野さんも幅広い運動のつながり、広がりの中で取り戻せます。」と提案がありました。決意表明では、広島連帯ユニオンの仲間が、「反原発・反失業のたたかいと星野のたたかいは全く同じ新自由主義とのたたかいです。職場での非正規職撤廃!のたたかいと星野闘争はひとつです。今、非正規職撤廃!で闘い抜く東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回のたたかいを勝利させる力が星野さんを取り戻す力でもあります。共に2月徳島現地闘争に起ちあがりましょう!」と訴えました。さらに、広島県労組交流センターの代表である広大生協労組の壹貫田委員長、広島大学の学生からの決意表明があり、最後に団結ガンバロー!を三唱して集会は大成功裏に終わりました。 この集会に先だって、本通サンモール前で、月例の街宣行動を10名で行いました。師走の商店街にくり出していた多くの人たちに「星野無罪!2月徳島刑務所行動へ!」と訴えました。青年をはじめ多数の人が署名に応じてくれました。寒い日でしたが、闘志が湧き胸が熱くなる一日でした。

呉市交通局廃止条例に抗議し、解雇撤回・民営化阻止へ闘い抜く

※12月16日、呉市交通局支部が発表した「声明」を掲載します。


声 明

呉市交通局廃止条例に抗議し、解雇撤回・民営化阻止へ闘い抜く

広島連帯ユニオン・呉市交通局支部


(1)本日の呉市議会本会議において、交通局廃止条例の採決が、まともな審議もされず強行された。呉市交通局の廃止=民営化は、小村和年・呉市長と結託した広電資本による市営バスの私物化・略奪である。私たちは民営化絶対反対を貫き、市営バス廃止・民営化阻止へとことん闘い抜くことを宣言する。


(2)そもそも、70年続いてきた呉市営バスを廃止するなどという「合意」が、呉市民の間で、いつどこでなされたというのか。地域のかけがえのない足であり、市民の共有財産である市営バスを広電という一私企業に、タダどころか数十億円ものカネ(市民の血税だ!)を付けて投げ与えるなどということが、どうして許されるのか。明らかになった民営化にかかわる費用は、まさに「広電利権」と呼ぶほかはない。広電資本にバスも設備も全部タダで渡し、バスの車体の塗り替え(費用2億円!)までやってあげ、毎年4億2000万円の補助金など数十億円もの市民の血税が支給されるのだ。


(3)一方で多数の交通局職員の首が切られ、広電に移る労働者も賃金を大幅にカットされ、住宅ローンなどを抱えながら年収がいきなり半分、あるいは3分の1になる人もいる。労働者の首を切り、賃金を激減させ、さらに血税で企業のもうけを保障する――これが「民営化」の正体だ。そして、もうけ(そもそも公共交通で「もうけ」を出すというのはもってのほかだ!)が出なくなれば路線も縮小・廃止されるのは明らかである。事実、2年後には、広電が路線を縮小・廃止するのは自由だと、市当局は答弁している。民営化の一切の甘い汁はすべて資本が吸い取り、一切の犠牲は労働者と地域住民に押しつけられるのだ。


(4)民営化にあたってはつねに「公務員は給料が高すぎる」「身分が保障されすぎている」などという宣伝が行われてきた。だがこうやって労働者同士を敵対させ、けおとしあいをさせて、笑っているのは誰か。「1%」の資本家、経営者たちだ。 「赤字なら労働者は首を切られても、賃下げされても当然。増税も年金カットも当然。しかし資本家のもうけにだけは絶対に手を出してはいけない!」―これが破産した資本主義を守ろうとする大阪の橋下市長や、彼と考え方を同じくする呉の小村市長らの言いぶんだ。これが「新自由主義」といわれるものだ。このような労働者だけに犠牲を押しつける政治、経済、社会のあり方を根本から変えなければならない。


(5)そもそも今日のような1%だけがもうけ、99%が貧しくなるとんでもない格差社会は、どうやってつくられたのか。非正規の低賃金労働ばかりの青年の状況、地域の崩壊や社会保障の解体、そして安全の崩壊はどうやって進んできたのか。民営化による公的部門の解体、規制の撤廃、労働組合の破壊によってだ。その突破口は、国鉄分割・民営化だった。そして社会保険庁の解体と525人の分限免職は、本格的な公務員労働者の大量解雇、非正規化に道を開くものであった。今回の呉市営バスの民営化は、これに続くものである。 民営化で職場そのものをいったんなくし、選別して再雇用するというやり方は、国鉄や社保庁と同じだが、誰を雇うかはまったく会社の勝手で、賃金・雇用条件も従来の水準を一切無視し、全員を新規採用の賃金にまで切り下げるなどというのは、これまでにない。こんな攻撃を許すなら、360万の全公務員をはじめすべての労働者にもっと激しい解雇・賃下げの攻撃がやってくるのは明らかだ。呉市営バス民営化阻止、解雇撤回の闘いは、官民問わず全労働者の利害がかかった闘いである。


(6)民営化は現場の労働者が反対して闘うかぎりできない。これまで民営化が進んできたのは、腐った労働組合幹部が全面協力し、労働者を売り渡してきたからだ。連合傘下の都市交・呉公営交通労働組合の幹部らは、当局と民営化に協力する「協定書」を結んでおきながら、「呉市の場合は最悪の結果となった」などと人ごとのようにうそぶいている(都市交中国・九州地本の大庭委員長)。そして再就職先が決まっていない56人について「何らかの形ででも新たなスタートが切れるように願うばかりだ」とまったく無責任な言辞を吐いている(同)。こういう組合幹部たちが当局や資本に屈服し、その手先になることで、民営化、解雇、外注化、非正規化などがやりたい放題にやられ、労働者はどん底に落とされてきたのだ。 もうがまんできない。今こそ労働組合を闘う現場労働者の手にとりもどすときだ。職場に解雇撤回・民営化絶対反対で闘う団結ができたとき、小村市長の民営化計画などあっというまに吹き飛ぶのだ。


(7)民営化はすでに破たんし始めている。あまりにひどい条件の広電行きを拒否する労働者が続出し、4月以降の路線等の維持が困難になっている。小村市長、市交通局当局、広電資本はあわてふためき、交通局の現役労働者を切っておきながら、運転士の新規募集まで行ってきた。それでもなお50人以上が不足し、減便等は不可避といわれる。だが、「現在の路線等を移譲する(そのまま移す)」というのが、昨年12月に呉市と広電が結んだ基本協定の中身なのだ。路線、便数等を勝手に変更・縮小することは、認められない。 そこで市は「事業廃止」を申請し、広電が呉で「新たに事業を開始する」という方式に切りかえている。これだと広電はこれまでの路線等を引き継ぐことなく、まったく新たなダイヤを組めるのだ。広電への交通局職員の個人情報の勝手な提供(個人情報保護違反)などデタラメばかりをやってきた民営化だが、これはきわめつけの大ペテンだ。


(8)以上のように、民営化は白紙撤回以外にない。 今全世界で新自由主義に対する闘いが始まっている。エジプトで、アメリカで、ヨーロッパで、中国で、韓国で。そして日本においても福島原発事故との非和解の闘いを先頭に、国鉄で、自治体で、郵政で、教育現場で、医療の現場で、新自由主義・非正規化との激しい闘いが繰り広げられている。呉市交通局民営化反対の闘いは世界で、日本で闘われている闘いとひとつ、新自由主義だ。 広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、今年8月結成以来の闘いの中で職場に団結を作り出し、勝利の展望を確実に切り開いて来た。本当の勝負はこれからである。闘いの勝利の道は、職場で団結を取り戻すことである。その闘いはすでに開始されている。職場に労働組合をよみがえらせ、すでに破たんしている呉市交通局の民営化に最後の止めを刺すために、不当な分限免職を差し止める訴訟もふくめ、あらゆる手段を講じて闘うことを宣言する。交通局労働者と呉市民の団結で、小村市長と広電資本による首切りと地域破壊の民営化を必ず阻止しよう。
                                   2011年12月16日                      

2011/12/18

12・15-16呉市議会弾劾闘争貫徹!呉市交通局支部、闘争宣言を発する

12月15日の呉市議会の公営交通対策特別委員会、翌16日の本会議において、呉市営交通を廃止する許しがたい条例案が可決成立した!絶対に許せない!委員、議員の誰1人として、労働者の雇用、路線の確保ができるなどとは信じていない。できないことは百も承知で、小村市長の新自由主義政策の翼賛者になり果てたのだ。この民営化=私物化は「営業」の「一括移譲」などでは決してない。70年続いた市バスを廃止し、広電の事業拡張(金儲け)に 公金を投入するという、今までに例を見ない悪質なものだ。その最大の目的は、交通労働者の団結破壊と首切り・賃下げだ。こんなことに手を貸しているのが、都市交・呉市公営交通労組(連合)である。逆にいえば、職場にたたかう団結をつくりだせば、民営化は阻止できる!
呉市交通局支部の仲間を先頭に、広島のたたかう労働者は、両日の駅・職場ビラと傍聴闘争を貫徹した。16日、午後には本会議可決を受けて、怒りの記者会見も行った。その模様は、当日夕刻のローカルTVニュース(NHK)の呉市営バス問題の特集の中で放映され、翌日の新聞でも報道された。


広島連帯ユニオンと広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、全国の公営交通の民営化の先駆けになろうとしている呉市営バス民営化絶対反対!民営化断固阻止の3ヵ月決戦に突入する!

現場の運転士の誇りをかけた決起に応えて、広島-全国の労働者の団結で民営化を止めよう!広電という一企業へ、市民の財産を何の合意もなしに丸投げして与え、雇用継続も路線存続も保障できないのに毎年ばく大な補助金を出すというこの公営企業の私物化を絶対に阻止しよう!

              中国新聞(12・17)の記事↓

            呉駅前での朝ビラ↓           昼の駅前バスターミナルでの街頭宣伝↑










※呉市交通局支部のアピールは、別にアップします。