広島連帯ユニオンは、4月26日、正午から半日の中電前反原発闘争を闘い抜きました。朝、草津病院支部の職場と地域へのビラ入れ行動をやりぬいて、正午から中電前で、ヒロシマ・フクシマ発の反原発1000万署名にとりくみました。この日は24日に『原発なしで暮らしたい100万人アクションinヒロシマ』を闘った人たちの1日行動もあり、多くの人たちが署名に応じてくれました。特に中国電力や関連会社の働く仲間や中電の入社試験に集まった青年などからも署名が集まりました。中電へは、朝から中電の労働者、電産労働者へ共に闘おうと呼びかけるビラを配布していたので、反応は大変良かったです。また、福島の子供たちへの年間放射線被曝基準値が20ミリシーベルトに引き上げられたことに怒る若い母親や女性たちがドンドン署名をしてくれました。
午後いっぱい、座り込みと署名活動に専念しました。夕方に『原発なしで暮らしたい100万人アクションinヒロシマ』の600人以上の人たちが行進を行い、中電前にやってきた時は、1000人くらいになっていました。私たちは、この怒りの渦と大合流を果たしました。原発建設に対する怒り、事故を引き起こした電力資本と菅政権への憤りが一つになって、中電へ飛び込まんばかりの勢いでした。スゴい!上関原発の地元の方を先頭に、上関で共に闘っている青年や親子づれなど多くの反原発の思いを持った労働者民衆が結集して、中電前は解放区さながらの状況でした。心底、感動しました。
座り込みの後、18時から集会を開催しました。中電の労働者への連帯を訴える発言や上関の地元住民と団結して闘おう!という発言が多くありました。また、勝利の展望は国鉄闘争全国運動と一体で、反原発1000万署名に職場でとりくむことにある、という訴えもありました。中電前へ結集した多くの人たちが耳を傾け、拍手をしていました。最後に『すべての原発をただちに止めろ!すべての原発を廃止せよ』のシュプレヒコールを響かせて、電車通りを原爆ドーム前までデモ行進しました。
本当に怒りが溢れています。政権と資本に対する怒り、原発を推進し、人間の生命と生活の根本を破壊し尽くす新自由主義という社会体制への怒りが渦巻いています。すべての人たちが方針を求めています。全反原発即時停止・廃止の訴えが、こんな社会は労働者の団結の力で変えよう!原発は労働者の力で廃絶できる!という展望と結びついて行く時代がきました。この中に労働組合をよみがえらせる力もあります。逆に本当に原発をなくすには、今の資本と政権をブッ倒すことが絶対に必要だということです。その軸に闘う労働組合が起つということです。原発推進の連合の幹部連中を踏みしだいて、職場・地域に闘う労働組合をよみがえらせよう!
広島連帯ユニオンは、長年にわたり全造船三菱広機分会の仲間と固く団結して、兵器生産と原爆製造、そのために原発推進を図る独占資本・政府に対して、非和解で闘ってきました。今こそ、怒りに燃えて起ちあがるすべての労働者と漁民・農民、商工業者と連帯して、核廃絶の闘いを前進させていきます。
これこそが、被災地で生きかつ闘う労働者民衆と団結していく道だと確信しています。共に闘いましょう!