航空機の爆音・排ガスをはじめとしたあらゆる国家-県・資本、裁判所をあげた不当弾圧をはねのけて、空港の敷内で闘う1人の農民への土地取りあげ(強奪!)攻撃が、三里塚闘争を無きものにするために、激化しています。しかし彼と団結して闘う空港反対同盟の農民たちと全国の支援・共闘の闘いは、大きな団結・連帯をつくり出して、アメリカや韓国など世界の労働者の国際連帯の闘いを生み出してきています。三里塚は、まさに”闘いの砦”なのです。
千葉の労働組合である動労千葉や動労総連合、全国労働組合交流センターなどがその闘いに学び、共に団結して労農連帯の闘いをつくってきました。かくいう、三里塚闘争は、私たち広島連帯ユニオンやその母体である全造船三菱広機分会の闘いの原点の一つでもあります。
◆詳しくは以下のブログ参照→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/index.html →http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2013/03/post-1922.html
今回の集会スローガンは「第3誘導路粉砕・市東(しとう)さんの農地を守ろう!フクシマ連帯・原発再稼働許すな!沖縄へのオスプレイ配備反対・基地撤去!TPP絶対反対!軍事空港粉砕・改憲阻止!」です。おおよそ労働組合として闘う全内容が網羅されています。この闘いと団結・連帯する事で日本の闘う労働組合はつくられてきたと言っても言い過ぎではない大闘争です。
今、市東孝雄さんという不屈の農民から、農民の権利と土地を守るはずの農地法を使って、100年間、3世代にわたって耕してきた土地を取り上げる策動がかかっています。
まさに、労働法制の改悪によって、あたかも労働者の権利を「擁護」するかのようなふりをして労働者を資本の「解雇自由」の下に組み敷く攻撃がかけられているのと全く同じ構造です。またこれは、「復興」の名をもって福島県民を棄民にしていく政策と全く同じ根っこを持つものであることが鮮明になりました。新自由主義とは、こういうすべての働く人々を食らい尽くすシステムであることが、本当に日々明らかになっています。
その中心軸になろうとしているのがTPP(環太平洋経済連携協定)です。これはすべての民衆を資本のほしいいままに食らい尽くすものです。突き詰めればアメリカ帝国主義主義とそれと権益を争う日本をはじめとした帝国主義諸国や経済大国が、いかに労働者人民から、さらに搾り取るかを競争するもの-生き残り政策(結局、帝国主義戦争への道!)でしかなく、労働者人民にとっては”百害あって一利なし”のシロモノです。
今、三里塚闘争は、そのTPPや原発再稼働、労働者への「雇用破壊」攻撃と闘う砦として新たに立ち上がっています。怒れる農民の結集軸として『全国農民会議』も結成されています。さらに”フクシマとの連帯”の要でもあります。
この三里塚闘争に、今回わがユニオンから青年部の仲間が初めて参加しました。「超有名な闘いで一度参加したかった」「今回、参加できて本当に感動した。こういう原則的で力強い労働者階級の実力闘争を広げていかないといけない」「職場で闘う力をもらった」と感想を述べています。まさに、その通り!私たちこそ改めて三里塚闘争の偉大な勝利の地平を実感した次第です。
断固、国家・資本による農地強奪を許さず闘い抜く決意を新たにしました。
(お)
会場に陣取る広島と中四の仲間 |
組合旗・幟-赤旗が林立する集会 |
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