『医療の現場』No.113
2017/1/27
草津病院支部
草津病院で働く仲間の皆さん!今年もよろしくお願いします。
いよいよ激動の2017年が始まりました。2017年は私たち働く仲間にとって、本当に"勝負の年"になると思います。
最末期の資本主義である新自由主義が、音を立てて崩れ始めました。今までのあり方では、やっていけない時代がきたのです。今こそ労働者階級は生きさせろ!の怒りの声を上げて団結して起ちあがり、私たちを食わせていけなくなった資本家階級をぶったおして、労働者が主人公の社会をつくり出す時です。そのために自分の職場で仲間と団結して闘おう!
今まさに韓国の労働者が、数百万人の直接行動でパククネ政権を退陣に追い込み、打倒しようとしていることは、全世界の労働者に限りない勇気を与えています。さらにアメリカで反労働者的な政策を推し進めるトランプ新政権に対して200万人以上の反トランプデモや労働者の職場でのストライキなど闘いが爆発しています!
労働者階級は、労働組合に拠って"団結して闘えば社会を変えられる"、このことが燎原の火のように全世界の民衆の間に拡がっています。私たちも職場・地域で団結して社会を変えていきましょう!改憲と戦争、労働者を使い捨てにする安倍政権をゼネラルストライキと国際連帯で打ち倒そうではありませんか!
★理不尽な現実を労働組合の団結した力で覆そう!
以下、組合員の声を紹介します。
草津病院で働く仲間の皆さんに少しですが、私の想いを送りたいと思います。
私達は命より金儲けの生きにくい社会で共に生きる仲間です。性別・年齢も職種も、正規・非正規といった働き方も関係無く草津病院で働く全ての職員の皆さんが共に腕を組み合える仲間です。理不尽な現実を目の当たりにした時に手を取り合って覆す力を私達ひとりひとりが持っていて、それを肌で感じられるものが組合には有ると想い活動しています。
今年は是非、ひとりでも多くの仲間と、この感覚を共感したいと思います。その為には仲間の皆さんの不安や怒りに寄り添って、団体交渉などでは病院の経営側に対して現場の声を率直に述べていきたいと思います。共に団結しましょう!
★職員の労働も患者の存在も利潤追求の材料に
本年1月より6病棟が救急病棟に変更されました。このことは、看護師、ケアワーカーをはじめ、すべての職員に労働強化・過重労働をもたらし、ケアワーカーの非正規職化を推進していくものです。
草津病院はついに、認知症の専門病棟を放棄し病院全体の救急病院化に走ったのです。より高額な診療報酬を追い求めるために、正看護師の人数を確保し、これまで認知症患者の治療や入院生活を支えてきた介護職員を退職に追い込もうとしています。つまりケアワーカーを非正規雇用に置き換えようとしているのです。組合はこのような退職強要=「解雇」には絶対反対です。
そもそも草津病院は、2000年の介護保険制度の発足に合わせて、南館を新築し5病棟・6病棟の認知症の専門病棟110床を増床しました。「施設や家庭で対応できない認知症患者の治療をする」「地域のニーズに応える」などと言ってきたのです。その下で多くの介護職員が、草津病院の医療を支えてきました(この介護職員の多くは病棟再編で退職していきました)。
にもかかわらず、認知症病棟の開設から17年経つと「ニーズ」は無くなったのでしょうか!どうして、介護職員の退職欠員補充をせず、過重労働で身体を壊して退職を選択せざるをえないような働き方を強制するのですか!職員の心は怒りでいっぱいです。
経営側は、私たちが思うような介護の気持ちなど微塵もありません。草津病院が認知症治療に手をつけたのは、救急医療でさらなる利潤を上げるためのベッド(増床!)が欲しかっただけなのです!安全崩壊と労働強化の病棟大再編にあくまで絶対反対します。組合はケアワーカーの退職強要・非正規職化を許さない!労働者の使い捨ては絶対に認めません!
1・24団交報告
★昨年12月16日に引き続いて、組合と経営側で団交が開催されました。経営側の労働者の使い捨てを追及し、激しい怒りを叩きつけました(→は経営側の回答)。
(1)1病棟ケアワーカーの人員不足問題について
→施設基準19.6名に対して25名を配置している。人員不足とは認識していない
(2)2016年11月29日に交付された広島県労働委員会命令について
①真保修一組合員を再雇用すること
→再雇用する意志はない
②12月上旬に支給された2016年冬季賞与において、人事考課表等関連書類の提出を拒否した組合員に対する評価の2段階引下げを回復すること
→文書回答はしない。2016年度は評価の2段階引き下げ規定を変えない
③人事考課評価の2段階引下げによる更なる不当労働行為を行わないこと
→「自己分析結果」に対する評価であり不当労働行為ではない【自業自得だから不当ではない】
(3)6病棟の病棟再編問題について
→単なる「施設基準の変更」であり、"再編"などではない。人員配置は変わるが今までと働き方や患者は何ら変わらない。今後、他のすべての病棟でも施設基準の変更はあり得る
(4)ケアワーカーの非正規職化問題について
→ケアワーカーは今後、すべて派遣にする【ケアワーカー総非正規職化を宣言!】
救急病院化は、従来から組合が主張してきたように、病院の増収・増益が目的であり、救急化-外注化・非正規職化であった。地域や社会のニーズや公共への貢献等というのは、あくまで『口実』にすぎないことが、6病棟の病棟再編・救急化で実態的に明らかにされた。
病棟の実態を通して具体的に病棟大再編が、ケアワーカーの非正規化として浮き彫りにされた。正規ケアワーカーと准看の大半は削減の対象とされる。人件費が安価な派遣のケアワーカー(使い勝手のよい労働力)を酷使して病棟を回そうという経営側の意図は明らか。
ケアワーカーは組合に加入しよう!団結して闘おう!
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